Face IDが扱えない

Face IDが壊れて銀行アプリにログインできなくなった時の対処法

目次1 Face IDが壊れるとどうなる?2 対処法① パスコードログインに切り替える3 対処法② 銀行・サービスのサポ …


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Face IDが扱えない

iPhoneを使っている方なら、日常的にFace ID(顔認証)でロック解除やアプリへのログインをしていると思います。

特に銀行や証券、キャッシュレス決済などの金融系アプリでは、Face IDが使えなくなると「ログインできない!」「取引ができない!」と慌ててしまいますよね。

 

今回は、Face IDが壊れてしまったときの具体的な対処法と、なぜ非正規店では修理ができないのか、その理由まで解説します。

 

Face IDが壊れるとどうなる?

Face IDは、iPhoneの上部にある「TrueDepthカメラ」という特殊なセンサー群で構成されています。

赤外線ドットプロジェクタ、赤外線カメラ、通常のフロントカメラなどが連動し、顔の立体情報を読み取って本人確認を行っています。

 

この機能が壊れると…
• 顔認証によるロック解除ができない
• Apple Payの支払い認証が使えない
• 金融アプリやパスワード管理アプリへのログインができない

といった不具合が発生します。

つまり、セキュリティ関連の多くが機能しなくなるため、使用感に大きな支障をきたすのです。

 

対処法① パスコードログインに切り替える

金融アプリの多くは「Face ID/Touch ID」だけでなく「パスコード入力」にも対応しています。

Face IDが壊れても、アプリのログイン設定画面からパスコードやID・パスワード入力でログインが可能です。

 

また、iPhone自体のロック解除も「設定 > Face IDとパスコード」から、パスコードによる解除を優先的に使うことができます。まずはパスコードを確実に覚えておき、利用を切り替えるのが第一の対処です。

 

対処法② 銀行・サービスのサポートに連絡する

一部の金融アプリでは「Face ID必須」で初期設定されている場合があります。

 

その場合は、アプリのサポート窓口や銀行に直接問い合わせることで、パスワードログインやワンタイムパスワードの利用に切り替える手続きが可能です。

 

「ログインできないから残高確認ができない」「送金できない」などのトラブルを防ぐために、早めにサポートへ相談してみましょう。

 

対処法③ Apple正規での修理依頼

根本的にFace IDを直すには、Apple正規サービスでの修理が必要です。

非正規修理店ではFace ID関連の修理は基本的に受け付けていません。

 

なぜ非正規ではFace IDを修理できないのか?

非正規でのFace IDの修理は出来ない

これはAppleのセキュリティ設計に理由があります。

1. Face IDは高度な生体認証システム
• 赤外線センサーやドットプロジェクタなどの精密パーツが使われており、通常の修理では調整ができません。

2. セキュリティの観点
• Face IDの部品はiPhone本体のCPU(Secure Enclave)と暗号的にペアリングされています。
• 部品だけ交換しても認識されず、Appleの専用ツールを使った「ペアリング作業」が必要になります。
• これはセキュリティを守るためで、もし誰でもFace IDを自由に移植できてしまうと「不正な端末に顔データを流用される」リスクが出てしまうからです。

3. 非正規店にはAppleの専用ソフトがない
• 部品の交換自体は可能でも、最終的な「有効化作業」ができないため、Face ID機能は復旧できません。

 

つまり非正規でインカメラ交換やスピーカー交換をしたらFace IDの使用ができなくなるリスクがあります。

 

壊れた時に慌てないために

こんな方法が

Face IDは便利な機能ですが、壊れてしまうと生活や仕事に直結するトラブルになります。

• 一時的にはパスコード入力でログインする
• 銀行などのサポートへ連絡し代替手段を確認する
• 根本的に直すならApple正規修理しか選択肢がない

 

この3点を知っておくだけで、万が一のときに慌てず対応できます。

 

Face IDが壊れたと思っても直ることがある?

ほかのも原因があるかも

「Face IDが使えなくなった=完全に壊れた」と思いがちですが、実は別の不具合が原因で一時的に使えないだけ、というケースも少なくありません。

たとえば…
• 画面交換後の接触不良
→ フロントカメラやセンサーのコネクタが浮いているだけでFace IDが動作しないことがあります。再接続で直るケースも。

• センサー部分の汚れやフィルムの影響
→ TrueDepthカメラに皮脂やホコリが付いていたり、保護フィルムがかぶっていると誤作動しやすくなります。クリーニングで解決できる場合があります。

• iOSやソフトウェアの不具合
→ アップデート直後や設定のエラーで「Face IDが利用できません」と表示されることがあります。再起動や最新バージョンへの更新で改善するケースも。

• 他のセンサーの不具合
→ Face IDは赤外線カメラだけでなく近接センサーなど複数のパーツが連動しています。

可能性は極めて低くなりますが別のセンサー修理をしたらFace IDも復活した!という例もあります。

 

まとめ

まとめ

つまり「もう使えないんだ…」と諦める前に、原因次第では復活の可能性もあるということです。

実際に店舗で調査してみると、画面交換やセンサー調整だけでFace IDが戻るケースもありますので、まずはお気軽にお近くのスマートクールへご相談ください♪