iPhoneのバッテリーが劣化する原因は?対策も詳しく解説

iPhoneのバッテリーはさまざまな原因により、使用しているうちに劣化していきます。しかし、日頃のiPhoneの使い方次第では、バッテリーの劣化を遅らせることも可能です。今回は、iPhoneのバッテリーが劣化する原因やバッテリーを少しでも長持ちさせる方法を解説いたします。


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iPhoneのバッテリーが劣化する原因5つ

ここではiPhoneのバッテリーが劣化する原因を5つ紹介します。心当たりがないか確認していきましょう。

1.位置情報サービス(GPS)を利用している

地図アプリでナビやGPS機能を使うとバッテリーに負荷がかかりやすくなります。GPS機能は位置情報を取得するために多くの電力が必要になり、バッテリーが消耗しやすくなるからです。GPSを使ったゲームアプリも同様です。

常にGPSを起動し続けないようにして、長時間の利用は避けましょう。

2.常にBluetoothを有効にしている

Bluetoothへの接続もバッテリーが劣化する原因として考えられます。BluetoothはiPhoneとワイヤレスイヤホンなどのデバイス間で無線通信を可能にしてくれるため、連続的に電力を消費します。

そのため、ヘッドフォンやスピーカーなどで再生されていなくても、Bluetooth機能がオンになっていると使用していない間も常に接続先を探している状態になります。バッテリーが省エネモードにならず、電力を消費しています。

Bluetoothは必要なときに使用し、不要なときは極力オフにして無駄な通信を避けましょう。

3.暑すぎたり寒すぎたり環境で使用している

iPhoneは周辺温度に問題があるとバッテリーにダメージを与え、劣化を早める可能性があります。

使用が推奨されているのは0℃〜35℃です。それ以上でもそれ以下でもバッテリーに悪影響があるため、極端に暑い・寒い場所での使用は避けましょう。特に、夏のビーチや冬のスキー場などで使用するときは注意が必要です。

4.バッテリー残量0%から100%までの充電を繰り返している

iPhoneに使用されているリチウムイオンバッテリーは一定回数のフル充電が可能で、頻繁にフル充電すると劣化が早まる可能性があります。バッテリーの劣化を防ぐためには、バッテリー残量が0%から100%までフル充電を繰り返すことは避けましょう。

また、バッテリー容量の80%までは高速充電され、それ以降は電流を弱めた充電方式に切り替わります。バッテリーの劣化を最小限にするためには、バッテリー容量を常に50%〜80%に保つことが理想です。

画面が明るすぎる

常に明るい状態で画面が点灯していると、バッテリーが劣化する原因となります。

iPhoneは画面を明るくするために多くの電力を消費します。そのため、バッテリーの寿命を延ばすためには画面の使用方法にも注意しましょう。無駄な電力消費を抑え、バッテリーの劣化につながらないようにする必要があります。

iphoneのバッテリーを長持ちさせる方法4つ

ここでは、バッテリーを長持ちさせる方法を紹介します。大切なiPhoneを長く使用するためにぜひ試してみてください。

充電回数に気を付ける

iPhoneのバッテリー切れを避けるための対策として、充電の回数に気を付けることが重要です。

リチウムイオンバッテリーは約500回のフル充電を繰り返すと最大容量の80%まで劣化するとされています。充電の回数が多くなるほどバッテリーの性能が低下するため、適切なタイミングで充電する必要があります。

対策として、バッテリー残量が0%になる前に充電することを意識しましょう。カフェやファストフード店など充電できる場所も増えてきているため、外で充電切れになることが多い方は普段から充電器を持ち歩くこともおすすめです。

画面の明るさを変える

iPhone画面の明るさを常に最大に設定している場合は、余分な電力消費が発生するため、「明るさの自動調節」機能をオンにすると良いです。

ホーム画面「設定」をタップし「画面表示と明るさ」から「明るさの自動調節」をオンに設定します。

明るさの自動調節をオンにすることで、余分な電力消費を抑えることができます。

また、画面が常に明るく点灯している状態はバッテリーの劣化が進んでしまうため、使用終了後は電源ボタンでこまめにオフにしておくことも大切です。画面の明るさや点灯時間を調整し、バッテリーの消耗を抑えてください。

位置情報(GPS)の設定を変える

位置情報の設定をオフにすることで、iPhoneのバッテリー消耗を抑えることができます。特に自分の現在位置を共有する機能や位置情報に基づく通知や広告表示の機能は、使用しない場合はオフにしておきましょう。

バッテリー消耗を抑えるため位置情報の設定を見直し、不要な機能をオフにしてバッテリーの持ちを向上させましょう。

通知機能の設定を変える

iPhoneのアプリの通知をすべてオンにしていると、更新情報や通知が頻繁に届き、バッテリーの消耗が増える原因となります。

バッテリーの消耗を軽減するためには、通知オンのアプリを減らし、必要な情報のみ通知するように設定しましょう。

iPhoneの劣化したバッテリーを交換が必要

iPhoneのバッテリーが劣化している場合は、新しいバッテリーに交換することが必要です。バッテリーが劣化すると、突然シャットダウンしたり電池の減りが異常に早くなったりするなどの症状が起こります。これらの兆候があった場合は、メーカー修理や修理専門店に依頼して新しいバッテリーに交換する必要があります。

ここでは、バッテリーを交換する依頼先を解説します。

Appleに依頼する

iPhoneのバッテリー交換はApple StoreやApple正規サービスプロバイダに依頼できます。

購入時に加入した保証サービスが残っていれば、バッテリー交換費用を抑えることもできます。

Apple Care+に加入している場合、iPhoneのバッテリーに問題があると無償で交換してもらえることがあります。ただし、経年劣化による交換は保証対象外となりますので注意しましょう。

また、ほかの箇所に問題がある場合、メーカー修理ではバッテリー交換に対応していない場合もあります。その場合は本体交換となり、iPhone内のデータは初期化されてしまうため注意しましょう。

バッテリー交換には料金がかかる場合もあるので、修理に出す前に料金についても事前に確認し、修理にどのくらい時間がかかるのかも確認しておくと安心です。

修理専門店に修理を依頼する

修理専門店では、iPhoneのバッテリー交換を即日完了することが多いため、手元のiPhoneをすぐに使いたい方に便利です。料金は店舗によって異なるため、事前に確認することが重要です。ほとんどの街の修理店ではデータのバックアップは不要で、そのまま修理に持ち込むことができます。出かけた際に修理店に立ち寄ることも可能です。

急ぎの場合や手元のiPhoneを手離したくない場合には、修理店でのバッテリー交換を検討しましょう。

まとめ

自分で対応しても充電時間が遅い場合、iPhoneのバッテリーが劣化している可能性が考えられます。その場合は、新しいバッテリーに交換する必要があります。

バッテリーをできるだけ早く交換したい方は街の修理店への依頼がおすすめです。「スマートクール」では、即日修理が可能です。イオンモールやゆめタウン、ららぽーとなど、全国の大型モールに110店舗以上展開しているため、お買い物ついでにお立ち寄りいただけます。iPhoneのバッテリー交換の際は、残量を少し減らしてからお持ちください。

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