iPhoneのカメラのフラッシュがつかない原因
iPhoneのカメラのフラッシュがつかない主な原因は、設定ミスか不具合が起きているかのいずれかです。それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
フラッシュの設定が「オフ」または「自動」になっている
iPhoneのカメラのフラッシュには、「自動」「オン」「オフ」の3種類の設定があります。撮影時にフラッシュの設定がオフになっていると、フラッシュは光りません。
フラッシュの設定を自動にしている場合は、周囲の明るさに合わせてフラッシュがつくため、環境によっては光らないケースがあります。
iOSやアプリに不具合が起きている
iOSやアプリに不具合が起きていて、フラッシュがつかない場合もあります。不具合の原因として考えられるのは、以下のような項目です。
・最新版のiOSにアップデートしていない
・複数のアプリを起動している
・写真や動画が多くメモリを圧迫している
iOSを最新版にアップデートしないまま放置していると、アプリが動かなくなったり新しい機能が利用できなくなったりするケースがあります。iPhone自体の動作が重くなり、バッテリーの消耗が激しくなる原因にもなるのです。
また、複数のアプリを起動している場合や、写真や動画などを大量に保存しているときも注意してください。容量不足によって iPhoneに負荷がかり、不具合が出る場合があります。
iPhoneのカメラのフラッシュがつかないときの対処法
iPhoneのカメラのフラッシュがつかない場合は、自分で対処できる可能性があります。フラッシュがつかなくて困ったときは、ここで紹介する方法を試してみましょう。
フラッシュの設定を「オン」にする
iPhoneのカメラのフラッシュがつかないときは、まずフラッシュの設定を確認してください。設定がオフや自動になっていたら、以下の手順でオンに変更します。
1.iPhoneのカメラアプリを起動する
2.画面左上のカミナリマークをタップする
3.「自動」「オン」「オフ」の中から「オン」を選択する
なお、iPhoneではカメラのフラッシュを常時オン(つけっぱなし)に設定することはできません。LEDライトをつけたままの撮影もできない仕様となっています。
また、フラッシュの設定は、カメラアプリを閉じるとデフォルトに戻ってしまいます。次の撮影でもフラッシュを使いたい場合は、再度設定する必要があるので注意してください。
iPhoneケースやアクセサリを外す
カメラのフラッシュ機能に問題はなく、iPhoneのケースやアクセサリなどがフラッシュを妨げている可能性もあります。
フラッシュの設定をオンにしても光らないときは、ケースやアクセサリなどを一度外してから撮影してみてください。
iPhoneを充電する
iPhoneのバッテリー残量が少ない状態だと、フラッシュがつかないことがあります。バッテリー残量が原因の場合、「iPhoneのバッテリー残量が少なくなっています 充電されるまでフラッシュは使用できません」と表示されるのでわかりやすいでしょう。
撮影時にバッテリー残量に関する表示が出た場合は、iPhoneを充電すればフラッシュがつくようになります。
カメラアプリを再起動させる
カメラのフラッシュ設定やバッテリー残量などの問題でなければ、カメラアプリを再起動してみましょう。長時間カメラを使い続けていると、一時的にフラッシュがつかなくなる場合があるためです。
また、複数のアプリを同時に起動させていると、メモリが圧迫されて不具合が起こりやすくなります。カメラアプリの再起動と同時に、不要なアプリを終了させておきましょう。
iPhoneを再起動させる
カメラアプリを再起動してもフラッシュがつかなければ、iPhone自体を再起動してみましょう。iPhoneを再起動するとたまっていたキャッシュやメモリが消去され、不具合が直る場合があります。iPhoneを再起動する手順は以下のとおりです。
1.iPhoneのスリープボタンを長押し、または音量ボタンとスリープボタンを同時に長押しする
2.「スライドで電源オフ」と表示されるので、左から右にスライドする
3.電源が切れたのを確認したら、スリープボタンを長押しして電源を入れる
iPhoneの再起動方法は、機種によって多少異なるので注意してください。
また、iOS11以降であれば、設定から「システム終了」を行う以下の方法で端末を再起動できます。
1.iPhoneの「設定」を開く
2.「一般」を開く
3.「システム終了」を選択する
4.「スライドで電源オフ」と表示されるので、左から右にスライドする
5.電源が切れたのを確認したら、スリープボタンを長押しして電源を入れる
iPhoneの再起動が完了したら、フラッシュがつくか確認してみましょう。
ソフトウェアを最新の状態にアップデートする
ソフトウェアが最新の状態でないと、不具合が起こりやすくなります。カメラのフラッシュがつかないときは、以下の手順でiOSが最新バージョンかどうか確認してください。
1.iPhoneの「設定」を開く
2.「一般」を開く
3.「ソフトウェアアップデート」を開く
こちらの手順で「お使いのソフトウェアは最新です」と表示されれば、ソフトウェアのアップデートは必要ありません。
「ダウンロードしてインストール」の表示が出た場合は、iOSをアップデートする必要があります。以下の手順でアップデートを完了させましょう。
1.「ダウンロードしてインストール」をタップする
2.パスコードを入力する(パスコード未設定の場合は入力なしで次に進む)
3.「今すぐインストール」をタップする
4.アップデート完了まで待機する
ソフトウェアのアップデートには数十分かかることがあり、アップデート中はインターネット接続が不安定になるとエラーが発生します。そのため、十分な時間と安定したインターネット環境を確保したうえでアップデートを行いましょう。
それでも直らない場合は故障が疑われる
紹介した対処法を試してもカメラのフラッシュがつかない場合は、iPhoneの故障が疑われます。
ここではiPhoneが故障しているかどうかの確認方法と、故障している場合の対処法をご紹介します。
懐中電灯がつくか確認してみる
iPhoneの故障を疑う場合は、懐中電灯がつくかどうか確認してみましょう。懐中電灯はiPhoneの画面を上か下からスワイプすると出てくる、コントロールセンターから使用できます。
iPhoneのカメラのフラッシュと懐中電灯は同じ部分が光るので、懐中電灯もつかなければ本体が故障していると考えられるのです。
故障している場合は修理が必要
iPhoneが故障している場合は、修理に出す必要があります。修理先の選択肢は、正規店か街の修理業者かのどちらかです。それぞれの特徴を知り、どちらに依頼するか考えてみましょう。
Apple Storeや正規サービスプロバイダ
Apple Storeや正規サービスプロバイダでは、Apple Care+やキャリア保証サービスなどが利用できます。保証期間内であればiPhoneの修理費用が安く済む可能性があり、正規店という安心感もあるでしょう。
保証対象外となった場合は、修理費用が高額になるケースも考えられます。また、端末の初期化や交換対応が多く、データの消失を防ぐために事前のバックアップが欠かせません。
修理完了までに時間がかかる場合も多く、急いで修理してほしいときには不向きです。
街の修理事業者
街の修理事業者はデータを削除せずに、即日対応や修理など丁寧に対応してくれるところが多い点が魅力です。修理保証なしの場合は、正規店より修理費用も安く済むでしょう。
ただし、街の修理事業者でiPhoneを修理すると、修理以降は正規店での修理や保証の対象外となる場合があるため、ご注意ください。
街の修理事業者でiPhoneを修理するなら、ぜひスマートクールをご利用ください。スマートクールは全国の大型モールに110店舗以上展開している総務省登録修理業者です。
即日修理が可能で、プライバシーマークも取得しているため、大切なiPhoneの修理を安心してお任せいただけます。
まとめ
iPhoneのカメラのフラッシュがつかないのは、フラッシュの設定ミスをはじめ、iPhone 本体やアプリの不具合などが考えられます。フラッシュがつかない場合は、今回紹介したさまざまな対処法を試して、フラッシュがつくかどうかを確認してみてください。
対処しても直らず、懐中電灯もつかない場合はiPhoneが故障しているかもしれません。自力での対応は難しいので、修理業者に相談しましょう。