iPhoneのコネクタが故障!充電ができない不具合の対処法を解説

生活に欠かせないスマートフォンのトラブルは、今すぐにでも解消したいもの。充電できなくなる不具合は、特に困ります。充電ケーブルを差し込むコネクタ部分が故障すれば、さまざまなトラブルが生じることもあるでしょう。この記事では、コネクタ故障の原因を探るとともに、修理する前に知っておきたいことについて解説します。


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iPhoneのコネクタ故障で生じるトラブル

iPhoneのコネクタはさまざまな役割を担っており、スマートフォンを快適に使用するのに重要な部分のひとつです。ここでは、iPhoneのコネクタ故障で生じる3つのトラブルについて紹介します。

iPhoneの充電ができない

iPhoneのコネクタが故障すると、充電ができなくなります。コネクタに充電ケーブルを差し込んでも反応しないため、充電は減っていく一方です。仮に反応したとしても、コネクタが故障していれば、充電速度が遅くなり使い勝手は悪く感じるでしょう。

また、充電ケーブルを差しているにもかかわらず、「このアクセサリは使用できない可能性があります」と表示される場合もあります。これは、コネクタの故障以外に、アクセサリに問題があるかもしれません。デバイスと互換性があるかどうかを確認しましょう。

電話で相手に自分の声が聞こえない

iPhoneには、以下のように3つのマイクがそれぞれ違った場所にあります。

・ノイズキャンセリング機能用マイク
・ビデオ撮影時の音声用マイク
・通話、動画やボイスメモの録音用マイク

特に、通話用のマイクはコネクタに近い場所に設置されているため、コネクタの故障により、マイクがうまく集音できず、相手に自分の声が聞こえない不具合が起こります。

コネクタ付近のマイクは、ホコリやゴミが溜まるのが原因で不具合が生じている可能性があります。クリーニングをして音が拾えているかどうかを確認しましょう。

PCと接続ができない

PCと接続すれば、iPhoneの動画や写真を取り込めます。また、iTunesを立ち上げて音楽を取り込む方法としても、PCへの接続は欠かせません。しかし、コネクタが故障すると、PCと接続したくてもまったく反応しない現象が起こります。

もちろん、PCと接続できない原因は、USBケーブルやPCのUSBポートである可能性もあります。そのため、可能であれば別のPC・USBケーブル・USBポートで接続できるかを確認してください。不具合の原因が判明すれば、その後の対応がしやすくなるでしょう。

コネクタの故障以外でiPhoneの充電ができない原因は?

iPhoneの充電ができない原因は、コネクタが故障しているからとは限りません。ここでは、コネクタの故障以外で考えられる、iPhoneの充電ができない原因を紹介します。

充電ケーブルや充電器の故障

iPhoneを充電するための、アクセサリの故障で充電ができない可能性があります。充電ケーブルの外見は問題なく見えても、内部では断線しているかもしれません。また、MFi認証(Appleが定めた性能基準を満たしている証)を受けていない場合は、特に注意が必要です。

充電器の故障や出力不足によって、十分に充電できていないことも考えられます。充電器は純正のものを選ぶ必要はありませんが、製品の質によっては充電速度が落ちる場合もあります。

iOSに不具合が生じている

充電ケーブルや充電器の故障が原因ではない場合、iOSに不具合が生じている可能性があります。iOSのバージョンが更新されていないと、iPhoneが正常に動かないこともあり注意が必要です。定期的にアップデートするためには、定期的なインストールを心がけましょう。

iOSが最新バージョンかどうかは、以下の手順で確認してください。

1.設定を開く
2.「一般」をタップする
3.「ソフトウェア・アップデート」をタップする

iOSのアップデートが可能な状態にあれば、アップデートを促されます。画面に表示されているログに従って、最新バージョンへのアップデートを行いましょう。

iPhoneの充電が80%で止まる場合

iPhoneにはバッテリー寿命を延ばすための機能「バッテリー充電の最適化」があります。100%までの充電時間を遅らせて、過放電を防いでくれる機能です。この機能がオンの状態では、充電が80%に達した時点から充電スピードを通常よりも遅らせます。

iPhoneの充電が80%からなかなか進まない場合は、「バッテリー充電の最適化」がオンになっている可能性があります。以下の手順でオンになっているかを確認してください。

1.設定を開く
2.「バッテリー」をタップ
3.「バッテリーの状態」をタップ
4.バッテリー充電の最適化」のオン/オフを確認する

iPhoneのコネクタが故障かも!修理の前にできる対処法

ここでは、iPhoneのコネクタ故障で、修理に出す前にできる対処法を紹介します。

充電ケーブル・充電器を交換する

まず、充電ケーブルと充電器の交換を検討してみましょう。充電ケーブルは断線、充電器は故障や出力不足で使えなくなっている可能性が考えられます。両方とも買い替えることで改善される場合もあるため、以下の基準を参考に選んでみてください。

・充電器は、USB-PDに対応しているもの
・充電ケーブルは純正品、MFi認証製品でUSB-PDに対応しているもの

特に、充電ケーブルはMFi非認証のものを使っている場合、純正品もしくはMFi認証品に交換すればトラブルの改善が期待できます。

iPhoneのコネクタ部分を清掃する

iPhoneのコネクタ部分には穴があり、ゴミやホコリが溜まりやすくなっています。異物が混入した状態では、接触不良で充電の妨げになるため、コネクタ部分は定期的に清掃しましょう。

コネクタ部分を清掃するポイントは、以下のとおりです。

・iPhoneの電源を切り、コネクタ部分を爪楊枝などで優しくなぞる
・乾いた布で抜き取り、液体などは使わない

また、掃除するときに安全ピンや裁縫針のような金属は使わないよう注意してください。コネクタの精密な端子を傷つけて、ショートするおそれがあります。

iPhoneコネクタ修理にかかる値段と時間は?

ここまでに紹介した方法で改善されなければ、修理に出すことを検討しましょう。iPhoneのコネクタ修理にかかる値段と時間について紹介します。

正規店に修理を出した場合

正規店に修理を依頼した場合のメリットは、以下のとおりです。

・Apple Care+に加入していれば、修理費用を抑えられる
・どこに出しても同等の対応が受けられる

Appleの提供する「Apple Care+」に加入していれば、コネクタの修理は定価の3分の1程度で受けられます。保証サービスに加入していない場合、修理にかかる費用は3~4万円です。

また、正規店では部品のみの交換を受け付けていません。そのため、コネクタの修理までに数時間かかったり、修復が難しい場合は数日かかったりします。

街の修理店に修理を出した場合

街の修理店に依頼した場合のメリットは、以下のとおりです。

・街の修理店は正規店よりも費用が安い
・データを消さずに修理してくれる

非正規店ではAppleの保証サービスの加入にかかわらず、正規店よりも修理費用を安く抑えられます。また、正規店とは違い、データを消さずに修理してもらえるのが特徴です。

修理時間は部品の交換も含めて1時間程度のところが多く、即日での対応が可能です。

まとめ

iPhoneのコネクタ故障で充電ができなくなる場合は、早急に対処するのが大切です。充電ケーブルや充電器の交換などを試しても改善しないときは、正規店や街の修理店に修理を依頼しましょう。

街の修理店でのコネクタ修理は、スマートクールにお任せください。全国の大型モールに110店舗以上展開しており、データはそのままで即日修理することが可能です。

また、修理内容問わず、依頼によりクリーニングにも対応できます。

iPhoneの故障で困ったときは、お近くの店舗まで一度相談してみてください。

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