iPhoneの画面がぼやけるのはなぜ?解決策をご紹介

「iPhoneの左上にモザイクがかかっている」「iPhoneの壁紙に設定した写真がぼやける」といった症状でお悩みの方もいるのではないでしょうか。実はiPhoneの画面がぼやける不具合は故障ではなく、iOSが原因である場合が多いのですが、状況によっては設定から簡単に解決できるケースがあります。 この記事では、iPhoneの画面の不具合を解消に導く具体的な手順を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。


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iPhoneは画面の不具合が報告されることが多々ある

iPhoneの画面がぼやける不具合は、珍しいことではありません。とくに、iOSのアップデートを行ったら「画面の左上にモザイクがかかった」という報告が多くダミーに寄せられているため、不具合の理由はiPhoneの故障ではなく、iOSの不具合ではないかと考えられています。

不具合の原因は明らかになっていない

iPhoneの画面がぼやける原因は、明らかになっていません。多くの人が同じタイミングで不具合を訴えていることから、iOSが原因である可能性が高く、抜本的な解決を望むのは難しいのが現状です。

よくダミーに報告されているのは「画面の左上がぼやけるケース」です。iOS15.4.1アップデート後に多いようです。このケースの改善方法については後述しているので、参考にしてみてください。

ロック画面全体がぼやけるケースもある

過去のiOSでは、ロック画面全体やホーム画面で設定した写真がぼやけるケースも報告されています。

ハードウェアではなくソフトウェアが原因の可能性が高い

iPhoneの画面がぼやける原因は、本体に原因がある可能性もありますが、一般的にはソフトウェア側に原因があると考えられています。

そのため、あわてて本体を交換したり修理に出す必要はありません。

設定から簡単に解除できたり、再起動で解決するケースも多いので、焦らず対処しましょう。

iPhoneの設定によってぼやけているケースもある

iPhone画面がぼやけているのは、ソフトウェアの不具合ではなく、設定が原因の場合もあります。以下2つの症状は、設定を改善することで簡単に解消されることがあります。

・ホーム画面の壁紙がぼやけている場合
・画面が全体的に暗くなっている場合

それぞれの解決策をみていきましょう。

ホーム画面の壁紙がぼやけている場合

ホーム画面の壁紙がぼやけている場合は「ぼかしフィルタ」がオンになっている可能性が高いです。iOS16以降、ぼかしフィルタが自動で入るようになったため「ぼかしフィルタの設定をした覚えがない」という人も、一度確認してみて下さい。

ぼかしフィルタをオフにする手順は以下のとおりです。

1.ホーム画面から「設定」をタップ
2.「壁紙」をタップ
3.ホーム画面の「カスタマイズ」をタップ
4.右下の「ぼかし」をタップしてオフにする
5.壁紙が通常表示になったら右上の「完了」をタップ

これで、ホーム画面の壁紙のぼかし効果がオフになり、壁紙がはっきりと表示されるはずです。

画面が全体的に暗くなっている場合

iPhoneの画面が全体的に暗い場合は「おやすみモード(スリープモード)」がオンになっている可能性があります。おやすみモードになると、画面がグレースケール(モノクロ表示)に切り替わるため、画面が暗く見えるのです。

おやすみモードをオフにする手順は、以下のとおりです。

1.ホーム画面から「設定」をタップ
2.「おやすみモード」をタップ
3.「ロック画面を暗くする」をオフ(白)に変更

「仕事中や睡眠時など、画面を見ないときはおやすみモードにしておきたい」という人もいるでしょう。

その場合は、おやすみモードをオンにする時間を設定しておきましょう。着信音や通知音をオフにできるおやすみモードは、集中したいときや睡眠時に重宝する機能なので、上手に使いわけるのがおすすめです。

iPhoneの画面がぼやけるときの対処法

ぼかしフィルタやおやすみモードをオフにしても、iPhoneの画面がぼやけるときは、以下の方法を試してみてください。

・画面を再起動する
・iOSを最新にアップデートする
・ライトモードとナイトモードを切り替える

必ず不具合が解消されるわけではありませんが、多くの人が実践して効果があった方法なので、一度試してみることをおすすめします。

画面を再起動する

iPhoneを再起動したら、ぼやけた画面が直った」という声は多いです。iPhoneを再起動させる手順は、機種によって異なります。

iPhone11を含むiPhoneX以降の再起動手順は、以下のとおりです。

1.本体右側のサイドボタンと本体左の音量ボタンのどちらかを長押しする
2.画面に「スライドで電源オフ」が表示される
3.「スライドで電源オフ」を右にスライドさせ電源を切る
4.サイドボタンをAppleのロゴであるリンゴマークが出るまで長押しする

iPhone8以前の端末を再起動させる手順は、以下のとおりです。

1.本体右側の電源ボタンを長押しする
2.画面に「スライドで電源オフ」が表示される
3.「スライドで電源オフ」を右にスライドさせ電源を切る
4.本体右側の電源ボタンをAppleのロゴであるリンゴマークが出るまで長押しする

iPhoneの不具合は全般的に再起動で治るケースが多いので、困ったらまずは再起動を試してみてください。

iOSを最新にアップデートする

最新のiOSにアップデートしたら、画面がぼやけなくなった」というケースもあります。

最新のiOS16には、以下の手順でアップデートできます。

1.ホーム画面から「設定」をタップする
2.「一般」をタップする
3.「ソフトウェア・アップデート」をタップする
4.画面下の「ダウンロードしてインストール」をタップする

これで、最新バージョンのiOSにアップデート完了です。

アップデートを行うと、ほかの不具合が出る場合もありますが、基本的にはアップデートを行うのがおすすめです。アップデートを行わないと、セキュリティが弱くなることが考えられます。ネットウイルスや不正行為に対応できず、思わぬトラブルにまきこまれることもあります。

アップデートによる不具合が心配な場合は、事前にバックアップを取っておくと安心です。万が一初期化が必要になっても、大事なデータを守れます。

ライトモードとナイトモードの切り替えで対処できるケースもある

過去のiOSでは、ライトモードとナイトモードの切り替えで、画面のバグが直ったケースもあります。切り替えは簡単なので、一度試してみて解決しなければ再起動をかけるのがベストです。

ライトモードとナイトモードの切り替え手順は、以下のとおりです。

1.ホーム画面から「設定」をタップ
2.「画面表示と明るさ」をタップ
3.ナイトモードをライトモードに切り替える

再起動よりも簡単なので、まずはお試しください。

まとめ

iPhoneの画面がぼやけている場合や、画面全体が暗い場合は、設定を変えるだけで解決できるケースがあります。一方、iPhoneの画面の左上がぼやけている状態は、抜本的な解決方法がないため、今回ご紹介した「再起動」「アップデート」「画面表示の明るさの切り替え」などを試してみてください。