iPhoneを水没させてしまった!水抜きの方法は?

iPhoneが水没してしまったとき、間違った方法で水抜きを試みて、余計に状態を悪化させてしまう方も多いです。この記事では、iPhoneを水没させてしまった方に向けて、正しい水抜き方法を解説しています。「データを残したまま、早くiPhoneを復活させたい!」という方は、ぜひ参考にしてください。


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iPhoneが水没したときは修理に持っていくのがおすすめ

iPhoneが水没したときは、まず修理に持っていくことが先決です。

水抜きは、あくまでも応急処置であり、根本的な解決にはなりません。水没したiPhoneは、時間をかけて基板の腐食が進行するおそれがあります。水没後は問題なく操作できても、時間が経過すると故障するリスクもあるため、早めに修理業者に相談に行ったほうが安心です。

iPhoneの修理業者は大きく分けてふたつあります。ひとつは、apple storeや正規プロバイダなどの正規店。もうひとつは、街の修理店です。

正規店は、正確に言うと修理ではなく本体の交換になるため、バックアップをとっておかないとデータは消えてしまいます。データを残したまま修理したい場合は、街の修理店がおすすめです。

iPhone・スマートフォンの修理業者「スマートクール」は、イオンモールやららぽーと、ゆめタウンなど、全国の大型ショッピングモールに展開しています。データはそのままに即日修理が可能なため、バックアップを取る手間もありません。バッテリーや画面割れ、カメラの不具合をはじめとした幅広い修理を承っております。

iPhoneの修理を検討中の方は、お近くの店舗にぜひご依頼ください。

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iPhoneを水没させたときの水抜き方法

修理店が営業時間外などで、すぐにiPhoneを修理に持っていけない場合もあるでしょう。そんなときは、応急処置として水抜きを試みましょう。

iPhoneの正しい水抜き方法は、以下の3ステップです。

1.iPhoneの電源を切る
2.iPhoneを乾いた布で拭く
3.iPhoneをしっかり乾燥させる

順番に解説します。

➀iPhoneの電源を切る

電源が入った状態で本体内部に水分が侵入すると、基板がショートして故障する可能性があるため、水没したiPhoneの電源はただちに切りましょう。

Face IDを搭載したiPhoneの電源の切り方は、以下のとおりです。

1.サイドボタンといずれかの音量ボタンを同時に長押しする
2.スライダが表示されたら「電源オフ」スライダをドラッグする

ホームボタンのあるiPhoneは、サイドボタンを押さえたままにしてからスライダをドラッグします。

②iPhoneを乾いた布で拭く

次に、ハンカチやタオルなどの乾いた布でiPhoneの表面を拭きます。

このとき、iPhoneカバーやイヤホンは外しましょう。付けっぱなしにしておくと、スピーカー開口部やイヤホンジャック、ライトニングケーブルの挿し込み口から浸水が広がる可能性があります。

ティッシュは濡れるとカスが出て、iPhone本体に入り込み故障の原因になるため、使わないほうが無難です。できれば、糸くずが出にくい柔らかい布やレンズクロスで拭くのがベストです。

充電用ケーブルを接続するライトニングケーブルの挿し込み口に付いた水分は、細い綿棒やティッシュで作ったこよりで拭くと良いです。ただし、触りすぎると故障の原因になるため、やりすぎは禁物です。

③iPhoneをしっかり乾燥させる

iPhoneの水分を拭きとったら、しっかり乾燥させましょう。少なくとも24時間は電源を切った状態で乾燥させた方が良いです。

完全に乾かないまま電源を入れてしまうと、故障の原因になるため注意してください。

Appleでは、iPhoneを早く乾かす方法として以下を推奨しています。

1.水以外の液体(ジュースや海水)が iPhone に飛び散った場合は、その部分を水道水ですすぐ
2.糸くずの出ない柔らかい布 (レンズクロスなど) で iPhone を拭く

出典:「iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について」(Apple サポート)

さらに早く乾かしたい場合は、以下の方法を試してみてください。

1.iPhoneを数枚のティッシュペーパーかキッチンペーパーで包む
2.ジッパー付き袋に乾燥剤と一緒に入れる

乾燥材は100均でも販売されており、シリカゲルと表示されていることもあります。さまざまな種類がありますが、レンジで温めれば繰り返し使用できる「食品用」がおすすめです。

iPhoneが乾いたらSIMトレイに入っているSIMカードを抜きましょう。iPhoneが濡れている状態でSIMカードを取り出すと、濡れて故障する可能性があるため、本体をしっかり乾かしてからカードを抜いてください。

【iPhone】水抜きするときにやってはいけないこと

iPhoneを水抜きする時に絶対にやってはいけないことは、以下の3つです。

・iPhoneを振る
・ドライヤーで乾かす
・充電する

それぞれ解説します。

iPhoneを振る

iPhoneから水を抜こうとして、本体を振るのは逆効果です。本体に入り込んだ水は、いくらiPhoneを振っても出てきません。それどころか、水に濡れていなかった部分まで浸水して、故障の原因になります。

また、iPhoneを振ると手からすべり落ちて破損する恐れもあるので、やめましょう。水没して水に濡れたiPhoneは、通常よりもすべりやすいです。水を抜こうと慌てて振って、地面に落としてしまわないよう注意してください。

ドライヤーで乾かす

水にぬれたiPhoneを乾かそうとして、ドライヤーの熱風を当てるのはNGです。iPhoneは精密機械なので、熱に弱いです。ドライヤーの熱風で本体の温度が上がり故障するおそれがあります。海水やジュースが入りこんでいる場合、ドライヤーの熱と反応して焦げることもあるので危険です。

Appleのサイトでは、「iPhone を扇風機の前に置き、Lightningコネクタに直接涼風を当てると、乾きが早くなる場合があります。」とあります。ドライヤーを使用する場合は、冷風を使って乾かすことをおすすめします。

出典:「iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について」(Apple サポート)

充電する

iPhoneが濡れた状態で充電すると、以下のようなことが起こる可能性があるため、非常に危険です。

・基板がショートして故障する
・バッテリーが発火する
・感電する

iPhoneが完全に乾くまでは、充電しないようにしましょう。ライトニングケーブルでの充電や、ライトニングアクセサリの接続は、水没から最低5時間経ってから行ってください。

なお、iPhone XS以降の機種は、充電用ケーブルを接続するライトニング部分に液体が付着していると、警告が表示されます。警告画面が出た状態で充電ケーブルを接続しても、充電は行われません。

iPhoneが濡れた状態での充電は非常に危険なことから、上記の措置がとられています。警告画面が出ていなくても、水没したiPhoneを充電することは避けましょう。

自分で分解して乾かす

iPhone内部の水分は、分解しないと完全に除去することができません。しかし、自力で分解しようとするのは避けましょう。

iPhoneの分解や組み立てには専門的な知識や技術が必要です。むき出しになったパーツは破損しやすいため、自分自身で点検しようとすると故障するだけでなく、復旧が不可能になるおそれもあります。

電子機器を取り扱った経験がある方でも、iPhoneを分解して解決を試みるのは困難だと考えてください。

まとめ

今回は、iPhoneの水抜き方法について解説してきました。水没したiPhoneは、最初は問題なく操作できていても、徐々に基板が腐食し故障する可能性が高いです。

iPhoneが水没してしまったときは、できるだけ早く修理に出すことをおすすめします。データを残したまま修理したい方は、街の修理店に依頼しましょう。

スマートクールは、適正な修理方法と技術基準をクリアした「総務省登録修理業者」なので、安心してスマホの修理をお任せいただけます。データはそのままに即日修理が可能なため、バックアップを取る手間もありません。バッテリーや画面割れ、カメラの不具合をはじめとした幅広い修理を承っております。

スマートクールは、イオンモールやららぽーと、ゆめタウンなど、全国の大型ショッピングモールに展開しているので、iPhoneの修理を検討中の方は、お近くの店舗にぜひご依頼ください。

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