自分でXperiaのバッテリーを交換するのは難しい
機械いじりが得意な方は、自分の手でXperiaのバッテリー交換をしようと考えがちです。しかしXperiaは基本的にプロ以外が交換できない仕組みになっています。
自力でのバッテリー交換が困難な理由として、Xperiaの構造的な事情もあげられます。近年発売されたXperiaの新しい機種は、防水仕様となっています。防水性を高めるためにバッテリー内蔵式を採用し、本体の前面と背面が密着しているシリーズが多いため、ほかの電化製品のように手軽にフタを開けて取り出すことができません。
無理にバッテリーを外そうとすると本体を傷つけたり、液晶画面を破損させたりします。
失敗するリスクが高いので、バッテリー交換後も端末を使い続けたいのであれば無理な作業は避けましょう。
バッテリー交換はどこに依頼する?
上記のとおり、Xperiaのバッテリー交換は自分できないため、プロに依頼する必要があります。まずは正規ルートでの修理サービス利用を検討しましょう。
ソニーストアや各キャリアショップに依頼する
Xperia公式のバッテリー交換は、ソニーストアまたは加入しているキャリアの修理専用窓口で依頼できます。
■ソニーストアでのバッテリー交換
メリット | ・メーカーの保証を受けられる
・補償サービス加入者は何度でも同条件でサポートを受けられる ・メーカー直営店なので安心 |
デメリット | ・補償サービスはID作成やクレジットカード登録が必要
・補償サービスには月額または年額料金が発生する ・返却まで時間がかかる ・補償未加入の場合は修理費用が高額 |
ソニーストアとは、メーカーが独自に設置している直営店のことです。2024年1月時点で、全国に5店舗(銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神)展開されています。
手元のXperiaがソニーストアで購入したものの場合、店頭またはオンラインでバッテリー交換を依頼できます。ソニーストアではSIMフリータイプのXperiaを販売しており、ユーザーサポートとして「Xperiaケアプラン」が利用可能です。
Xperiaケアプランとは、月額550円または年額5,500円で加入できる補償サービスのことです。このプランに加入しておくと、バッテリー交換をはじめ故障や異常の修理を上限5,500円の負担額で依頼できます。
このサポートを利用するメリットは、加入者かつ事前に登録した端末であれば、何度でも上限金額の負担で修理できることです。また、状態によっては有償で同等の端末へ交換できるサービスも用意されています。(交換サービスは年2回まで利用可能)
メーカー保証期間内であれば、無料または格安での修理対応も期待できます。
補償加入時には、My Sony IDやクレジットカード情報の登録が必要です。また、修理工場へ送る必要があるため即日返却はできないうえ、初期化されることも十分考えられるため事前にデータのバックアップをとっておくことが必須です。
2023年12月時点での公式修理サービス費用は18700円以上であるため、ケアプランに加入せずにメーカー修理を依頼すると出費が高額になることが予想されます。
■各キャリアショップで依頼する
メリット | ・各キャリアの補償サービスを利用できる
・メーカーの保証も受けられる ・正規ルートなので安心 |
デメリット | ・補償サービス未加入者は高額になる
・補償サービスには月額料金が発生する ・返却まで時間がかかる |
docomoやauなどのキャリアショップ(オンラインショップ含む)で購入・通信回線契約している場合、各ショップでバッテリー交換を依頼できます。事前に予約して店頭で預けるほか、オンラインサポートサービスを利用する方法もあります。
各キャリアではソニーストアと同じく、独自の有料サポートサービスが利用可能です。たとえばdocomoでは、端末購入時に「smartあんしん補償(2022年9月以降契約分)」へ加入できます。
Xperiaのバッテリー交換を携帯会社で行うメリットは、各社のサポートサービスで安く修理対応してもらえることです。docomoの例をあげると、smartあんしん補償加入者は上限3,300円でバッテリー交換などさまざまな修理サービスを受けられます。
ソニーストアと同じく、メーカー保証期間内であれば無料または格安での修理となる場合もあります。
キャリアショップを利用するデメリットも、ソニーストアとほぼ同じです。一度修理工場へ送る必要があるため、端末が返却されるまでに数日かかります。バックアップも事前にユーザー本人が行っておかなくてはなりません。
また、保証期間外や各キャリアの補償サービス未加入の方は数千円~数万円単位で料金が異なるため注意が必要です。
ソニーストアも、各キャリアショップも、利用する前に端末の補償加入状況を確認しましょう。サービスを利用できる状態であれば正規ルートでのバッテリー交換依頼がもっともおすすめです。
街の修理店でバッテリー交換はできる?
ソニーストアや各キャリアショップで保証期間外となっており、加えて安価な補償サービスも受けられない場合は、街の修理店に持ち込む選択肢もあります。
街の修理店とは、ショッピングモールや駅前などに店舗を構えている、修理専門業者です。機種や契約キャリアを問わず、バッテリー交換や修理を受け付けてくれます。
街の修理店でバッテリー交換を依頼する
メリット | ・在庫があれば即日で対応してくれる
・料金が安いところが多い ・データ消去を避けられることがある |
デメリット | ・店舗ごとに修理者の技能に差がある
・在庫がない場合は時間がかかる ・メーカーやキャリアの補償サービスを受けられなくなることがある |
街の修理専門店にも、Xperiaの端末修理やバッテリー交換を受け付けてくれるところがあります。Xperiaに使用できるバッテリーの在庫があれば、即日で対応してくれることが多くあります。バッテリーの在庫が店舗にない場合は取り寄せとなるため、相応の時間が必要です。
メリットは即日対応できることに加えて、補償サービスの加入状況に関係なく安価で依頼できることです。メーカーやキャリアの補償サービスに加入していない方も、街の修理店を利用すれば格安で交換可能です。
バッテリー交換をはじめ、ほぼすべての修理でデータが初期化されないため、大切なデータを残したまま修理を依頼しても問題ありません。
街の修理店を利用するデメリットは、店舗によって仕上がりに差があることです。前述のとおりXperiaは防水仕様となっている機種が多く、容易に本体を開けることができません。お店選びを失敗すると技能不足の担当者によって液晶画面などが破損してしまうこともあります。
修理中に破損した箇所であっても、追加修理費を請求される事例も発生しているため、そのようなトラブルに巻き込まれないようXperiaの修理実績が豊富な専門店を探して依頼することが大切です。
また、街の修理店に限らず(自力での修理含む)正規ルート以外で修理をすると、以降はメーカーやキャリアの補償サービスを受けられなくなる場合があります。
街の修理店へ依頼するならスマートクールへ
Xperiaのバッテリー交換や修理は、お近くのスマートクールへお任せください。スマートクールは、総務省登録修理業者です。
総務省登録修理業者とは、修理した端末が電波法で規定された技術基準に適合していることを証明する登録制度です。電波法と電気通信事業法に従って登録を済ませているため、安心してXperiaのバッテリー交換や修理をお任せいただけます。
Xperia以外にもさまざまな機種のスマートフォン、タブレットなどの修理を受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
構造上、Xperiaのバッテリー交換は一般の方には困難です。無理に作業しようとすると本体に傷を付けたり、液晶画面を破損させたりするおそれがあります。一度ケースを開けてしまえば改造品扱いとなり、メーカーやキャリアによる補償サービスも受けられません。
「メーカーやキャリアに預けると何日もかかる」「高くつくから悩む」という方は、街の修理店への依頼を検討してはいかがでしょうか。全国各地に展開するスマートクールなら、最短即日でXperiaのバッテリー交換が可能です。
即日対応の可否は店舗の在庫状況によりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。