なぜ?Xperiaが充電できない原因と対処法を解説

Xperiaのスマートフォンを充電しようとしてケーブルにつないでも、充電されないと焦ります。症状としては、充電ケーブルと接続しても充電表示にならない、充電は開始されているもののバッテリー残量がまったく増えないなどがあります。 充電できない場合には、原因を特定した上での対処が大切です。今回はXperiaをはじめ、Androidのスマートフォンが充電できない場合に考えられる原因と対処法を解説します。


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ソフト・システムが原因

Xperiaが充電されない原因として考えられるのはOSの不具合です。まずは次の対処法を試してみましょう。

【対処法ステップ1】起動しているアプリを終了する

はじめに、起動したままになっているアプリがあれば、終了します。

例えば、動画や3Dゲーム、ナビゲーションアプリなど、バッテリーを多く使用するアプリが起動していれば、充電量と同じくらいバッテリーを消費しているため、充電が増えません。

また、バックグラウンドで動いているアプリがOSに干渉して充電できないことも考えられます。

どのアプリがOSに干渉しているかを判断するのは難しいため、すべてのアプリを終了します。アプリが原因であれば、この方法で正常に充電できるようになります。

【対処法ステップ2】再起動する

アプリをすべて終了しても充電できない場合には、Xperiaを再起動してみましょう。一時的なシステムの不具合などはこの対処で直ることが多く、充電に関しても同じといえます。

Xperiaを再起動する方法は簡単です。電源ボタンを押すと、電源メニューが表示されるため、再起動を選ぶとOSが終了し、電源が落ちた後に自動的に再起動します。

電源メニューが表示できない場合は、強制終了から再起動します。強制終了は、電源ボタンと音量ボタンを同時に長押しします。機種によって長押しする時間の長さは異なりますが、9秒程度長押しする必要があります。本体が振動するまで押し続けましょう。電源か切れたら、電源ボタンを3秒間押して、また本体が振動したら再起動完了です。

【対処法ステップ3】冷ます

Xperia本体が熱くなっている場合には、いったん充電ケーブルを外して、しばらく放置して冷ましてみましょう。特にワイヤレス充電器を使用しているとこの状態になりやすいです。

Xperiaをはじめスマートフォンのほとんどはバッテリーの劣化を防止するため、本体が熱くなっているときには充電が止まるように設計されています。

熱が原因で充電できなかったのであれば、冷ましてから再び試してみれば問題なく充電できます。

また、スマートフォンを保冷剤で急速に冷やすと、内部で結露が生じ、故障につながります。Xperiaを含めスマートフォンを冷ましたいときは、ファンの風で冷ますか、アルミニウムのヒートシンクを利用すると、早く冷却できるため、おすすめです。

【対処法ステップ4】電源を切って充電する

熱を持っていない状態でもXperiaを充電できない場合には、電源を切った状態で充電してみましょう。

電源が切れているときはAndroid OSが起動していません。電源が入っていると充電できず、切っている状態でできる場合は、OSに不具合が生じていると考えられます。

この方法で問題なければ、満充電になってから電源を入れて、Android OSのアップデートを確認してみましょう。最新のシステムにアップデートすれば、高確率で正常に充電できるようになります。

充電ケーブル・ACアダプター・コンセントが原因

アクセサリー類やコンセントなどが原因になっている場合もあります。次のような点を確認してみましょう。

【対処法①】アクセサリーを確認する

ケーブルやアダプターの接触が悪いと充電できません。きちんと接続されているかどうか確かめてみましょう。

アダプターは壁のコンセントに直接挿すと、重みで外れやすくなります。Xperiaのドックコネクターも、グラグラして正常に接続されていないことがよくあります。

また、ケーブルの差込口にゴミが詰まっているときには、掃除が必要です。断線していて充電できない可能性もあります。

コードが緑色になっていたり焦げていたりしないかどうかの確認もしましょう。コードの変色は、導線の腐食が考えられます。腐食すると抵抗が強くなるため、その影響で充電が不安定になったり遅くなったりします。

【対処法②】別の充電器で充電できるか確認する

充電器が原因の可能性もあるため、別の充電器を使ってみましょう。ワイヤレス充電器を使っていて充電できない場合には、ケーブルを使用すれば正常に充電できることもあります。

ワイヤレス充電器は製品によって対応しているスマートフォンの機種が異なるため注意が必要です。対応していなければ、充電器に問題がなくても充電できません。

また、粗悪なワイヤレス充電器だと、最初は問題なく充電できていた場合でも、突然充電できなくなることもあります。

充電ケーブルを使用している場合は、ケーブルも交換して確認します。ケーブルの断線は目視では確認できないため、気づかないうちに断線しているかもしれません。また、ケーブルを束ねたまま使用していると、断線や排熱できずに被覆が溶けて火災につながる危険があります。ケーブルは束ねずに使用しましょう。

【対処法③】アクセサリーを新しく買い替える

アクセサリー類の不具合が原因で充電できないと考えられる場合には、新しいものを購入しましょう。アクセサリー類は100円ショップでも購入できますが、あまりおすすめはできません。

規格をよく確かめないで安易に購入すると、充電速度が遅く、ほとんど充電できないばかりか、スマートフォン本体が発熱しバッテリーの劣化に影響するような古い規格の製品もあります。自分のスマートフォンの規格と合っているか、確認してから購入するようにしましょう。

不具合を避けるためには、ソニーストアでXperiaの純正品を購入しての使用がおすすめです。

【対処法④】充電しているコンセントを変えてみる

コンセントが故障している可能性も疑ってみましょう。コンセントも長く使用していると少しずつ劣化していきます。通電しなくなるなどの不具合が出てくるかもしれません。

また、ブレーカーが落ちていて通電していない可能性もあるため、ブレーカーも確認しておきましょう。ブレーカーが落ちておらず、ほかのコンセントも正常に充電できるのであれば、使用していたコンセントが原因でしょう。

ただし、コンセントの故障を直すには資格が必要です。一般の人が自分で直すことはできないため、ひとまず別のコンセントを使用してスマートフォンを充電しましょう。故障が疑われるコンセントは、電気工事屋さんに相談・修理を依頼してください。

本体・バッテリーが故障している

これまで紹介した対処法を試しても充電できない場合には、本体の故障またはバッテリーの劣化が考えられます。いずれも対処法は、修理を依頼するか機種変更するかのどちらかです。

本体が故障している

Xperia本体を落下させたり水没させたりした場合には、本体が故障することがあります。

落下させたのであれば、衝撃により基板が破損しているかもしれません。Xperiaには防水性能が備わっているため、多少の水濡れには耐えられます。しかし、防水性能の程度は機種によって異なり、いずれの機種も完全防水ではありません。

また、ドックコネクターが変形していたり腐食していたりしても、充電ができなくなります。

バッテリーが劣化している

Xperiaに使用されているリチウムイオンバッテリーの寿命は、使用状況にもよりますが、2年程度です。購入から2年以上経過しているのであれば、バッテリーが劣化して充電できなくなっているのかもしれません。

また、リチウムイオンバッテリーは、極端な温度変化にさらされると、急激に劣化します。その場合には、購入から2年経っていなくても、バッテリーが寿命を迎えることもあるでしょう。

ドックコネクターとバッテリーの交換は修理店へ

ソニーストアで購入したXperiaであれば、修理依頼先もソニーストアが無難です。キャリアショップで購入したのであれば、各キャリアに修理依頼しましょう。保証期間の1年以内であれば、無償で交換できます。

保証期間が過ぎており、補償サービスも未加入であれば、街の修理店に依頼すれば安価で修理できます。

さまざまな修理店がありますが、全国に約120店舗あり、確かな実績があるスマートクールにお任せください。部品やバッテリーの取り寄せが可能なら、Xperiaを含むAndroidスマートフォンの修理ができます。

修理の内容にもよりますが、即日修理に対応しており、お渡しまで最短30分です。データも消去せず残した状態で修理できます。Xperiaの修理やバッテリー交換を検討しているなら、まずはスマートクールにご相談ください。

まとめ

Xperiaを充電できない原因は、システムの不具合・アクセサリー類の不具合・本体の故障・バッテリーの寿命などさまざまです。具体的な原因は多岐にわたりますが、ひとつずつ確認して原因を特定しましょう。

解決した後は、今後また充電できない状態にならないように、対策を講じることが大切です。特に安価なワイヤレス充電器やアクセサリー類は、安易に使わない方が無難でしょう。