Xperiaの電源が入らない!原因と対処法を解説

Xperiaの電源が突然入らなくなったり、電源がついてもすぐシャットダウンしてしまったりするのであれば、原因を探るでしょう。バッテリー残量が充分に残っているなら、故障かバッテリーの劣化が疑われます。 買い替えれば良さそうですが、Xperiaを含むスマートフォンは機種によっては10万円を超えるものもあります。あまりお金をかけずに自分で解決したいと考える人は多いでしょう。 今回はXperiaの電源が入らないときの原因と対処法を解説していきます。


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電源が入らない4つの原因

Xperiaの電源が入らなくなったときに考えられる主な原因について見ていきましょう。

【原因その1】そもそもバッテリー残量がない

意外と多いのが、バッテリー残量が充分に残っているはず、充電したはずと思い込んでいるケースです。修理依頼のために実店舗に持ち込まれたXperiaをスタッフが確認して、単なるバッテリー切れが原因と判明するパターンがよくあります。

この場合、故障ではないためすぐに解決できます。ただ、今後同じようなことが起こらないように、対策しておきましょう。

対処法としては、電源が入らないときには、まず充電切れを疑いしっかりと充電してみることが大切です。もし、充電できないときは、別の充電器やケーブルを使用して確かめてみましょう。

また、Xperiaの電源を入れる際には、3秒以上電源ボタンを長押しする必要があります。電源ボタンを押す時間が短すぎて起動しない可能性もあるため、確実に3秒以上押して確認してみましょう。電源が入ると、Xperia本体が振動します。

【原因その2】ソフトウエアの不具合

XperiaのシステムはAndroid OSで管理されています。Android OSに不具合が生じれば、正常にOSが起動せず、電源が入らないかもしれません。主にOSのアップデートをしようとして失敗した場合に、不具合を起こす可能性があります。

例えば、通信状況の悪い場所でアップデートすると、データの送受信が正常に行われません。データを不完全な形でしか取得されないまま、処理が進められてしまうこともあるでしょう。

バッテリー残量が少ない状態でのアップデートも、不具合の原因になります。アップデートの際には、さまざまな処理が行われますが、バッテリー切れになると処理が中断されてしまうためです。

OSのアップデートは、電波状況の良い場所で、バッテリー残量が充分に残っている状態で行いましょう。

【原因その3】基板や充電口の破損

Xperiaを水没させたり、落としたり、強い衝撃を与えてしまったりした場合には、基板が壊れたり内部でショートしていたりする可能性があります。

しかし、内部の不具合であるため、外から見ても壊れているのかどうか分かりません。外から見て、ほとんど傷がついていない状態でも、内部の基板は破損していることもあります。

また、充電口が破損していると、充電したつもりが充電できていない不具合も起こり得ます。もし、落としたり水没させたりした心当たりがあるなら、修理に出してみましょう。

【原因その4】バッテリーの劣化

バッテリーが劣化すると充電可能な容量が減ります。しかし、バッテリー残量の表示には、バッテリー容量が減っている分は反映されません。その影響で、表示されるバッテリー残量と、実際のバッテリー残量に大きな乖離が生じてしまいます。

バッテリー残量の数字を見て、実際の残量と違うのではないかと感じたことがある人も多いでしょう。

バッテリーの劣化が激しいと、1年で50%も最大容量が減ってしまうこともあるくらいです。バッテリーの劣化が進みすぎると、すぐにバッテリー切れになって電源が切れてしまい、短時間しか使用できません。

充電しながら電源を入れれば、一応は使用可能です。モバイルバッテリーに接続して電源を入れる方法もあります。ただし、かなり不便なため、あくまで応急処置として捉えておきましょう。

ソフトウエアの不具合対処法

ソフトウエアの不具合は、電源を制御するコントローラーに原因がある場合や、Android OSのデータが破損している場合などです。次で紹介する対処法で改善できる可能性があります。

対処法①強制的に再起動する

Xperiaを強制的に再起動してみましょう。Xperia本体の電源ボタンと音量ボタンの上を同時に長押しします。しばらく長押ししていると本体が振動するので、振動を確認したら指を離しましょう。そうすると、Xperiaが再起動し、電源が入る可能性があります。

対処法②「Xperia Companion」を使って修復する

強制再起動を試しても、電源が入らなかった場合には、「Xperia Companion」を使って修復を試みましょう。

「Xperia Companion」はソニーがXperiaユーザー向けに提供しているPC用アプリです。ソフトウェアの修復を行える機能が備わっています。PCアプリであるため、使用するにはPCが必要です。

また、「Xperia Companion」でXperiaを初期化すると、データもすべて消去されます。そのため、普段からこまめにバックアップを取っておきましょう。

1.USBケーブルを使用してXperiaをPCに接続します
2.PCで「Xperia Companion」を起動します
3.メニューの中から「ソフトウエア」の修復を選択
4.画面が変わったら、下の方にある「機器を検出または起動できません。あるいはこの機器はSmartWatch3です。」にチェックを入れ「次へ」をクリック
5.「Xperia 携帯電話もしくはタブレット」を選択
6.次の画面で重要な情報を読んでから「Googleアカウントの詳細を確認しました」にチェックを入れます
7.修復の手順が画面に表示されるため、表示に沿って操作を行います8.修復が完了したら、XperiaからUSBケーブルを外して完了

修理を依頼する

バッテリーの劣化や基板が破損している場合には修理店に相談しましょう。修理店には正規店と街の修理店があります。

正規店に修理を依頼する

正規店はソニーストアと各キャリアの店舗です。Xperiaをソニーストアで購入した場合には、修理もソニーストアに申し込みましょう。各キャリアで購入した人は各キャリアに申し込むと対応がスムーズです。

各キャリアで購入した場合には、補償サービスがあり、加入していると修理費用や交換費用が安くなります。基板が破損しているのであれば、新品の機種と交換になるケースがほとんどです。

その一方で、メーカーの保証期間外や状況によっては数万円から新品購入価格の70%以上の修理費用がかかってしまうこともあります。補償が使えないと修理費用が高額になりがちなのがデメリットです。

また、正規店で修理を依頼すると、初期化されてデータはすべて消去されてしまいます。そのため、事前にバックアップを取っておきましょう。バックアップが取れない状況なら、データを諦めざるをえません。

街の修理店で相談する

街の修理店は正規店以外でXperiaの修理を行っている店舗です。キャリアの店舗に依頼するか迷った場合にも、街の修理店に相談できます。

街の修理店ではデータを保持したまま修理できる可能性があります。ほかにも、面倒な手続きが不要な点もメリットです。正規店のように、一律に消去することはありません。データを残せる場合には保持したまま修復してもらえます。

修理費用も比較的安く、バッテリー交換なら1万円程度です。対応も早く、即日交換に対応しています。

ただし、機種によってはパーツが流通しておらず、修理できない場合もあるのがデメリットです。また、基板の破損を修理するには高度な技術が必要になるため、対応できない修理店もあります。

そこで、街の修理店にXperiaの修理を依頼するなら、スマートクールにお任せください。

スマートクールでは、スタッフの技術力が高く、水没や落下に伴う基板の破損にも対応可能です。バッテリー交換やドックコネクターの修理など、Xperiaの修理なら全般的に対応しておりますので、ぜひご相談ください。

まとめ

Xperiaの電源が入らないときには、ソフトウエアの不具合・基板の破損・バッテリーの劣化などがよくある原因です。きちんと充電されておらず、単なるバッテリー切れだったというケースもあります。

ソフトウエアの不具合なら自分で直せることも多いため、落ち着いて原因を特定した上で対処することが大切です。