ASUS ZenFoneのバッテリーはどこで交換できる?費用も解説

ZenFoneは、台湾の人気メーカーASUSから発売されているスマートフォンです。商品名のZenは「禅」にちなんでおり、SIMフリー端末の中では高い評価を受けているシリーズのひとつです。 使い勝手が良いことから、長く愛用してバッテリーを消耗している方も多いのではないでしょうか。ZenFoneの動作が遅くなったり、充電後から電池の減りが早くなったりしている場合は、バッテリー交換を検討しましょう。 今回は、ZenFoneのバッテリー交換がどこでできるかを、費用とあわせて紹介します。


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ZenFoneのバッテリーの劣化具合を確認

バッテリー交換が必要な時期は使用頻度や環境などにより変わるため、ユーザーごとにさまざまです。購入から数年経っていてもバッテリー交換が必要ない端末もあれば、充電頻度が高く数年程度で激しく消耗しているZenFoneもあります。

まずは、愛用のZenFoneはバッテリー交換が必要な状態かどうかを確認しましょう。バッテリーの劣化具合を確認する方法は、2パターンあげられます。

Power Masterから確認

バッテリーの劣化具合を確認する1つ目の方法は、Power Masterを見ることです。Power Masterは、ZenFoneのバッテリー管理ツールです。バッテリーの電池残量を%と時間で表示しているほか、端末本体の温度や適用されているバッテリーモードなども確認できます。

事前にモバイルマネージャーから下記の手順でショートカットを作成しておくと、手軽にPower Masterを確認できるようになります。

1.モバイルマネージャー画面で右上の点が3つ並んだ部分をタップ
2.設定をタップ
3.「PowerMasterのショートカットを作成する」をタップ
4.ホーム画面にPowerMasterのアイコンが表示されているのを確認する

ショートカットを作成した後は、アイコンをタップしてPowerMasterを開きます。ダッシュボード(PowerMasterアプリのトップ画面)で、電池使用量を確認しましょう。

電池使用量の画面では、デバイスアイドル中(何も使用していない状態)での使用量と時間のバランスを確認します。端末の使用時間が短いにもかかわらず、電池使用量が著しく消費されている場合、バッテリーの劣化が生じていると考えられます。

新品のバッテリーを使用した場合なら、デバイスアイドル中なら1日数%程度しか消費されません。

PowerMasterで電池使用量を確認するときの注意点は、ほかのアプリやブラウザをすべて終了させておくことです。バックグラウンドで複数のアプリが起動したままになっていると、劣化の有無に関係なくバッテリー使用量は多くなります。

アプリで確認

バッテリーを確認する2つ目の方法は、アプリを活用することです。ZenFone 用に作成されたPowerMasterのほか、他社アプリをインストールしてバッテリー管理に活用する方法もあります。

バッテリー管理ツールのアプリはさまざまな種類がリリースされています。中でもおすすめのアプリは、多くのAndroid端末に使用できる「AccuBattery」です。

AccuBatteryは最初に設定しておいた設計容量を参考に、現在のバッテリーの状態を表示してくれます。「健康度」の画面で、バッテリーの現時点における最大容量や劣化状況が分かります。

AccuBatteryを利用する場合は、下記の手順でインストールと設定を済ませましょう。

1.使用している端末のバッテリーの設計容量を調べておく
2.Google playストアでAccuBatteryをダウンロードする
3.インストールしたAccuBatteryを起動させる
4.メーカーが公開しているバッテリー容量を、設計容量欄に入力する

機種によっては、最初にAccuBatteryを起動させたときに自動で設計容量を入力してくれることがあります。未入力状態となっている場合は、自力での設定が必要です。メーカーのパンフレットや公式サイトに記載されている、バッテリー容量の数値を入力します。

AccuBatteryは無料版と有料版があり、バッテリー管理など基本的な機能であれば無料で使用できます。より詳細なバッテリー診断をしたい方や、ダーク画面設定で電池消費量を抑えたい方は、有料版へのアップグレードも検討してみてください。

ZenFoneのバッテリーはどこで交換する?

電池の消費量が著しく増えているZenFoneを引き続き使用したい場合は、バッテリー交換が必要です。端末のトラブルは各キャリアの修理専用窓口や家電量販店などで申し込む方法が一般的です。

しかしZenFoneの場合、購入した家電量販店でも修理を受け付けてもらえないことがある点に注意しましょう。故障による修理はもちろん、バッテリー交換も対応不可としている家電量販店がほとんどです。

各キャリアの修理専用窓口に依頼しようとしても、そもそもZenFoneはSIMフリー端末にあたり、大手キャリアからは発売されていません。したがって、ZenFoneの購入は、日本国内では、メーカーのASUS公式サイトや通販サイト、パートナーショップである家電量販店などに限られます。

キャリアに加えて購入元の家電量販店で修理受付してもらえないとなると、ZenFoneはメーカーでのバッテリー交換が基本的な対応方法といえます。

ZenFoneメーカーASUSで交換する

メーカーのASUSでは、ZenFoneやその他の自社製スマートフォンの修理については、公式サイトで対応しています。以前は赤坂に実店舗がありましたが、現在は閉店しており日本国内には残っていません。

バッテリー交換のみの場合も、なんらかの故障が疑われるときも、基本的な手続き方法は同じです。ASUSのメーカーサポートを利用してZenFoneのバッテリー交換や修理を依頼するときは、主に下記の手順で申し込みます。

1.ASUSの公式サイトにアクセスする
2.サポートページから修理依頼確認書をダウンロード・印刷する
3.修理依頼確認書に必要事項を記入する
4.ASUSアカウントを取得する(※任意)
5.電話・メール・チャットでバッテリー交換を申し込む
6.ZenFone本体をASUS修理センターへ送る

修理センターへ送った後の端末の対応状況は、ASUS公式サイトの「修理状況を確認する」ページで追跡できます。修理受付時、状況確認時はいずれもZenFoneの製品シリアル番号が必要です。修理申し込み時に、ZenFone本体に貼られた製品シリアル番号シールを確認しておきましょう。

また、ZenFone本体をASUS修理センターへ送るときは、製品の購入証明書のコピーも必要です。ほかにも、下記の点に注意してください。

・返却まで1~2週間かかる
・修理中の代替機のレンタルはない
・端末データは事前にバックアップが必要
・保証サービス加入者でもバッテリー交換は有料(最低22,000円~)

修理センターへ預けた後は、修理状態の確認ができますが、修理が終わるまで1~2週間かかります。代替機のレンタルサービスはないため、以前使用していた端末や中古スマホを用意するなど、自力で対処しなくてはなりません。

修理中にデータが消失したり端末が初期化されたりする可能性もあるため、発送前にデータのバックアップをとっておくことが必要です。

ASUSにも、ほかのキャリアやメーカーのようにあんしん補償サービスが用意されています。加入プランに応じて、修理代金が1回のみ無料になったり割引されたりするサービスです。ただしバッテリーは消耗品のため補償対象外となっており、加入者であっても交換依頼は有料となります。

通信回線契約をしているMVNOの保証プランで交換する

SIMフリー端末のZenFoneは、MVNO社(いわゆる格安スマホ会社)でも端末の購入や通信回線契約ができます。中には補償プランを設けているMVNO社もあり、加入者はZenFoneのバッテリー交換も窓口で受け付けてくれます。

補償プランに加入しているのなら、MVNO社で公式サービスを利用しなければ損をします。街中の窓口で受け付けてくれるうえ、代替機をレンタルできる点も補償プランのメリットです。ただし、代替機が有償提供となっている会社もあります。

毎月の料金や修理時の費用は、契約先によって異なります。

(MVNO社の修理費用の事例)

【LINEMO】
持込可 2年加入 17,160円(月額715円✕2年)+6,600円
【ahamo】
2年加入 12,650円~(月額550円~✕2年(※初月無料))+3,300円~5,500円

MVNO社でZenFoneを購入していなくとも、持込端末保証サービスのあるMVNO社で回線契約・加入しているなら、同等のサービスを利用できます。

街の修理店で交換する

キャリアの補償サービスに加入していない方や、少しでも早く安くバッテリー交換したい方には、街の修理店へ持ち込む方法もおすすめです。街の修理店とは、iPhoneやAndroidのさまざまな端末の修理を受け付けている業者をさします。

街の修理店ならキャリアや機種に関係なく受け付けてくれるうえ、安価でバッテリー交換できます。全国に店舗を展開しているスマートクールなら、ASUS端末のバッテリー交換は9,900円から対応可能です。

可能な限り端末を初期化せずバッテリー交換できるので、バックアップをとる必要もありません。適応するバッテリーの在庫があれば、即日交換・返却できます。確実に即日対応してもらいたい方は、事前にお近くの店舗へお問い合わせ・予約がおすすめです。

バッテリー交換以外の修理にも対応しておりますので、お気軽にスマートクールへご相談ください。

まとめ

ASUSのZenFoneは国内にメーカー直営の販売店がないため、オンラインショップや家電量販店、MVNO社などでの購入が一般的です。家電量販店で購入した場合、必ずしも購入店でバッテリー交換や修理依頼を受け付けてもらえるとは限りません。正規の修理サービスを希望する場合は、ASUSの公式サイトでオンライン申し込みが必要です。

ただし修理完了まで1~2週間かかるうえ預けている間の代替機レンタルもないため、即日対応を求める方には街の修理店がおすすめです。

スマートクールなら、事前の店舗内在庫確認や予約のお問い合わせもご利用いただけます。ZenFoneのバッテリー交換も、お気軽にご依頼ください。