iPhoneのノイズ、その症状と原因は?
iPhoneの画面にノイズのような線が入る原因は、大きくわけてふたつの原因があります。原因ごとに画面に現れる症状が違うため、しっかり見極めましょう。
「白い縦線が入る」「タッチ操作可能」な症状の原因
iPhoneの液晶画面に白い縦線のノイズが入るときは、おもにソフトウェアの不具合が原因です。画面が割れていなかったり、タッチ操作ができたりしても、そのまま放置するのではなく対処しましょう。ソフトウェアによるノイズの原因には、iOSの不具合があげられます。
「マルチカラーの縦線が入る」「斜め線が入る」「タッチ操作不可能」な症状の原因
iPhoneの画面にさまざまな色の縦線や斜め線のノイズが出ているときは、おもにハードウェアの故障が原因です。画面のタッチ操作ができないのが特徴で、斜めに黒い色でノイズが入っている場合は、液晶が割れている可能性が高いといえます。
iPhoneのタッチ操作が可能な場合の直し方
ソフトウェアの故障でタッチ操作ができるなら、ご家庭でも対処が可能です。修理店に持ち込む前に、次の方法を試してください。
再起動してみる
最初に、iPhoneの電源をいったん切り、再起動をしましょう。再起動の方法はiPhoneのモデルによって異なります。取扱説明書も参考に、次の手順で再起動しましょう。
【iPhone8以前】
・サイドボタン(電源ボタン)長押し
・電源オフスライダが出てくる
・スライドして電源を落とす
【iPhoneX以降】
・音量ボタンの+と-を押してから、サイドボタンのみ(電源ボタン)長押し
・電源オフスライダが出てくるのでスライドして電源を落とす。
電源が落ちたら電源ボタンを長押しして端末を起動させる。
初期化する
再起動しても画面のノイズが改善されない場合は、初期化を試してください。
【iPhoneの初期化する手順】
1.設定画面から「一般」をタップする
2.「リセット」を選択し、「すべてのコンテンツと設定を消去」を選ぶ
3.入力画面にしたがってパスコードとApple ID のパスワードを入力する
4.デバイスの消去を確定し、しばらく待つ
5.初期化できたらデータの復元を行う
それでも直せない場合、そもそもタッチ操作が不可能な場合は専門家へ
ハードウェアの故障でタップ操作ができないとき、いろいろ試してみても改善できないときは、修理店に見てもらいましょう。画面や部品の交換で修理できる可能性があります。場合によってはiPhoneの買い換えが必要になるので、まずは専門家に相談しましょう。
iPhoneのノイズ修理、依頼する選択肢は主に3つ
iPhoneの修理先には、主に次の3つの選択肢があります。それぞれの特徴やメリット、デメリットを比較して、自分にとって利用しやすい修理先を選ぶことが大切です。
・メーカー(Apple)、メーカー代理店(カメラのキタムラなど)
・キャリアショップ(docomo、au、softbankなど)
・街の修理屋さん
メーカー(Apple)
Apple storeや正規サービスプロバイダで修理する場合の費用の目安は、次のとおりです。
・iPhone Xの場合:42,800円程度(2023年5月時点)
・iPhone SEの場合:19,400円程度(2023年5月時点)
「Apple Care+」などの補償サービスに加入していれば、3,700円程度(2023年5月時点)で修理できる可能性があります。iPhoneの修理費用はモデルによって異なるので、依頼前に店頭で確認してください。
メリット
メーカーの保証期間内であれば修理費用が減額され、無料で修理ができるときもあります。また、メーカーの修理は技術力が高く、純正品が使える安心感があります。
デメリット
iPhoneを落としたなどの人為的な故障の場合は、修理費用が割高になる傾向があります。また、修理には事前予約が必要で、直るまで7日程度の時間がかかるときもあります。また、メーカーの修理ではデータや設定が初期化されるため、バックアップをしなければなりません。
キャリアショップ(docomo、au、softbankなど)
Apple社と提携するキャリアショップでも、「Apple Care+」をベースにした補償サービスを提供しています。店頭で修理を受付けているものの、実際の修理はApple社の修理センターに任せられるため、基本条件はメーカー修理と同じです。
メリット
補償サービスに加入していれば修理額が軽減され、メーカーの質の高い修理が受けられます。また、販売店なので、故障をきっかけに機種変更をするのであれば当日対応が可能です。
デメリット
Apple社の修理センターへ郵送するため即日対応はできず、直るまでに1週間~10日程度の日数がかかるのが一般的です。修理費用が割高になったり、バックアップの手間がかかったりすることは、メーカー修理と変わりがありません。
街の修理屋さん(スマートクール)
「スマートクール」で画面表示の不具合を修理するのにかかる費用は、次のとおりです。このほか、幅広いモデルの修理に対応しているため、店頭で確認してください。
・iPhone Xの場合:12,200円程度(2023年5月時点)
・iPhone SEの場合:6,380円程度(2023年5月時点)
メリット
街の修理屋さんの多くは即日修理に対応していて、比較的リーズナブルな価格で修理することが可能です。また、データを初期化しないで修理を行っている店が多く、バックアップの手間がかかりません。街の修理屋さんは店舗数が圧倒的に多いため、修理の選択肢が広がります。
デメリット
純正ではない修理部品も使用しているため、一度修理をするとメーカーのサポートが受けられなくなるので注意してください。
とはいえ、割安でスピーディーに修理できるのは大きな強みです。購入してから時間がたち、保証期間を過ぎたiPhoneなら、街の修理屋さんを利用するメリットは大きいでしょう。
「スマートクール」では、画面表示の不具合をはじめに幅広いiPhoneの修理に対応しています。iPhoneの修理実績が高い総務省登録修理業者で、プライバシーマークも取得しているので安心してご利用いただけます。
スマートクールでは最短即日30分のスピーディーな修理に対応しており、同時に画面を保護する施工も可能です。全国の大型モールを中心に110店舗以上を展開しているので、仕事のお昼休みやショッピングの合間にも、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
iPhoneの画面に関するトラブルのなかでも、ノイズのような表示の不具合は比較的よく起きる現象です。ハードウェアの故障でなければ家庭で対処できる可能性は高いので、あわてずに再起動から試してください。
それでも状況が改善されない場合は、プロの修理店に任せるのが解決の早道です。自分にとって利用しやすい修理店で、早めに見てもらいましょう。