【iPhone】バッテリーリフレッシュとは?やり方や注意点を解説

iPhoneのバッテリーを回復させるのに、バッテリーリフレッシュをすると良いと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。今回はバッテリーリフレッシュの手順をわかりやすく3ステップでご紹介します。注意点についてもあわせてご紹介するので参考にしてみてください。


この記事は約7分で読み終わります。

iPhoneのバッテリーリフレッシュとは?

iPhoneのバッテリーリフレッシュとは充電容量を0%、つまり完全放電することで、残充電を正常に戻すことです。

バッテリーは劣化すると、残量表示がおかしくなることがあります。「さっきまでフル充電状態だったのに、短時間で残量が少なくなっている」といった不具合が起こりやすくなるのです。このような残充電の誤認識を正常に戻すのがバッテリーリフレッシュです。

ただし、バッテリーリフレッシュを行っても、バッテリーが回復するわけではありません。バッテリーは使用とともに劣化するため、使用し始めてから2年以上経過している場合はバッテリー交換を検討してください。

iPhoneでバッテリーリフレッシュをやるタイミング

お使いのiPhoneで以下のような状態が見られるときは、バッテリーリフレッシュを試してみましょう。

・バッテリーが残っていても突然電源が落ちるとき
・充電してももちが悪いとき
・バッテリーの残量表示がおかしいとき

順番に解説いたします。

バッテリーが残っていても突然電源が落ちるとき

iPhoneの使用中、動作が不安定になったり突然電源が落ちたりする場合は、バッテリーに異常がある証拠です。

自分で電源を切っていないのに、いきなりシャットダウンするときは、バッテリーリフレッシュを試してみましょう。

充電してももちが悪いとき

「最近、iPhoneの充電が減るスピードが早くなってきた」「さっきまでフル充電状態だったのに急に充電が少なくなっている」という場合は、バッテリーが劣化している可能性が高いです。

フル充電にしても少し操作をしただけで充電が大幅に減ったり、操作をほとんどしていないのに数時間後にはバッテリーが減っていたりなどの症状があると、日常生活にも支障をきたしてしまいます。

バッテリーは充電を繰り返すほど劣化します。充電の持ちが悪くなり充電サイクルが早まると、ますますバッテリーに負担がかかるのです。

充電がすぐになくなる人は、一度バッテリーリフレッシュを試してみてください。

また、バッテリーのもちを良くするには、スマートフォンの設定を「低電力モード」にするのも効果的です。低電力モードの設定方法は、「設定」>「バッテリー」>「低電力モードのオン/オフ」です。

ただし、低電力モードにすると、アップデートやタスクの処理に時間がかかる場合もあります。

出典:iPhone や iPad で低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる – Apple サポート (日本)

バッテリーの残量表示がおかしいとき

リチウムイオン電池の中に内蔵されているチップは、劣化にともないバッテリー残量を誤認しやすくなります。「こんなに減っているはずがない」と、バッテリー残量にズレを感じたら、バッテリーリフレッシュを行ってみましょう。

バッテリーをリフレッシュすると、リチウムイオン電池に内蔵されているチップがリセットされ、バッテリー残量が正常に表示されます。

iPhoneのバッテリーリフレッシュの方法

iPhoneのバッテリーリフレッシュの手順は、以下のとおりです。

1.バッテリーの残量を使いきる
2.電源が落ちたら3時間以上放置する
3.放電が完了したらフル充電する

このステップを2回繰り返しましょう。ステップごとに詳しく解説いたします。

1.バッテリーの残量を使いきる

バッテリーリフレッシュを行う前に、まずはバッテリー残量を0%にします。電源をオフにするのではなく、自然に電源が落ちるまで使い切るのです。充電残量によっては時間がかかるので、時間に余裕があるときに行うようにしましょう。

ちなみに、バッテリーを早く消費するには、以下のような方法があります。

・Wi-Fiをオンにする
・アプリをバックグラウンドで起動させる
・GPS機能をオンにする
・iCloudでのバックアップをとる
・画面の明るさをMAXにする
・ライトを付けて動画を撮る

iPhoneは、充電がなくなると勝手に電源がオフになります。放置したままでも徐々に充電は減っていきますが、使うことでさらに減りは早くなります。

早くバッテリーリフレッシュを行いたい場合は、上記で紹介した方法でバッテリーを消費しましょう。

2.電源が落ちたら3時間放置する

iPhoneの電源が落ちたらそのまま3時間放置し、完全に放電させます。その間、充電はしないでください。3時間スマートフォンが使えないので、休日や就寝中など、緊急で使う用事のない時間帯に行うと良いでしょう。家族や身近な人には、バッテリーリフレッシュをするため連絡が取れないことを事前に伝えておくと安心です。

電源が落ちた状態で長く放置すると、バッテリーに負担がかかるので、3時間以上は放電しないように注意してください。

3.放電が完了したらフル充電する

電源が落ちたiPhoneを3時間放置したら、充電器につないで100%になるまで充電します。充電するときは、コンセントから行ってください。PCやモバイルバッテリーは電力が安定して供給されないことがあるため、おすすめできません。

バッテリー残量が100%になっても、すぐには抜かず少しの間繋いでおきます。不具合で、バッテリーの残量表示が実際より多くなっていることがあるためです。

これで、バッテリーリフレッシュは完了です。

iPhoneでバッテリーリフレッシュするときの注意点

iPhoneのバッテリーリフレッシュをするときの注意点は、以下の3つです。

・バッテリーリフレッシュをやりすぎない
・完全放電のまま長期間放置しない
・バッテリーの劣化は改善できない

順番に解説いたします。

バッテリーリフレッシュをやりすぎない

バッテリーリフレッシュはバッテリーに負荷がかかるため、やりすぎは良くありません。リチウム電池の特性上、フル放電、フル充電を繰り返すほどバッテリーは劣化します。

バッテリーリフレッシュは3ヶ月に1度程度に留めておきましょう。

完全放電のまま長期間放置しない

完全放電の状態は、バッテリーに負荷がかかるため、3時間以上は行わないようにしましょう。1週間も完全放電すると、電源がつかなくなることもあります。

ちなみに、完全放電やフル充電、iPhoneを操作しながらの充電は、バッテリーにかかる負担が大きいです。普段は、充電残量が20~80%を保つように、継ぎ足しながら充電すると、バッテリーへの負担を減らすことができ長持ちします。

バッテリーの劣化は改善できない

バッテリーリフレッシュは、バッテリーの一時的な復活や、正確な残量表示は見込めますが、劣化が改善するわけではありません。

バッテリーは消耗品であり、2年を目途に交換することが推奨されています。3ヶ月に一度のバッテリーリフレッシュでも不具合が改善されない場合は、2年以内であっても交換することをおすすめします。

まとめ

iPhoneのバッテリーの調子が悪いときは、バッテリーリフレッシュをすれば一時的に改善することもあります。

ただし、やりすぎるとバッテリーの劣化を加速させることになるので、3ヶ月に1回程度にしておきましょう。「バッテリーリフレッシュを行っても、不具合が改善されない」「同じiPhoneを2年以上使っている」という方は、早めにバッテリー交換することをおすすめします。

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