iPhoneの充電が遅いのはなぜ?充電時間がかかる原因と対処法

iPhoneの充電が以前よりも遅くなったと感じたことはありませんか?充電が遅くなる原因は、充電環境やバッテリーの劣化などさまざまです。今回はiPhoneの充電が遅くなる原因や対処法を解説いたします。


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iPhoneの充電が遅い主な原因

iPhoneの充電が遅くなる原因はさまざまです。考えられる原因をひとつずつ解説していきます。

出力の弱い充電ケーブル・アダプタを使用している

100円ショップや通販などで購入した格安の充電ケーブルは、充電スピードが遅い可能性があります。これは電力の出力が弱いことが理由です。

充電スピードを早めたいなら、Apple純正の充電ケーブルを使用するのがおすすめです。

ほかのものを選ぶ場合は、電気の出力情報を確認して購入するようにしましょう。たとえば、「MFi認証」と呼ばれる、Appleが認めた製品につけられる認証がついているケーブルもあります。この認証がついているものは、Appleの純正ケーブルとほぼ同じスピードで充電できるとされています。

ケーブルを変えるだけで充電速度がアップすることがあるので、購入時にしっかり確認しましょう。

USBでiPhoneを充電している

PCとiPhoneを両方使いたいときに、USBを使ってPCから充電することもあるかもしれません。

しかし、USBで充電するとiPhoneの充電スピードが遅くなってしまいます。コンセントから直接充電するよりも電気の出力が弱くなるからです。

早く充電したい場合は、コンセントから直接充電するようにしましょう。

充電中にアプリが起動している

アプリを起動しながら充電すると、充電完了が遅くなる原因になります。起動中のアプリを優先して電池を使ってしてしまうためです。とくに、ゲームや動画などは電力を多く消費します。

充電中にiPhone操作をすることも充電スピードが遅くなる原因です。充電中にはiPhoneを触らないようにしましょう。

また、充電しながらiPhoneを使うことで、iPhone端末が熱を帯び内部が劣化するおそれもあります。iPhoneをできるだけ長持ちさせたい場合は十分注意しましょう。

充電中の部屋の温度が極端に低い・高い

充電スピードと部屋の温度には関係があります。iPhoneのバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は気温に影響される性質があるからです。

Apple公式によると、iPhoneの最適な温度の範囲は16〜22℃で、35℃を超えるとバッテリーが損傷する可能性があるとされています。

また、暑すぎる環境でiPhoneを充電するとバッテリーが膨張し、劣化や故障の原因にもなります。長時間直射日光にさらしながら充電することにも注意が必要です。

正常なスピードで充電したい場合は、室内の温度にくれぐれも気を付けましょう。

バッテリーが劣化している

バッテリーが劣化していると充電スピードが遅くなります。iPhoneに使用されているリチウムイオン電池は、従来のバッテリーよりも速く充電できて長持ちするという特徴がありますが、使用年数が長くなると劣化するのです。

バッテリーが劣化すると電池残量があっても突然切れたり、電池の減りが早くなったりします。iPhoneを購入してから年数が経っている場合は、バッテリーが劣化している可能性も考えましょう。

iPhoneの充電が遅いときの対処法

iPhoneの充電が遅いときの対処法には、次のようなものがあります。

iPhoneを再起動する

充電スピードが上がらない場合は、iPhone本体の不具合の可能性も考えられます。そのため、まずは再起動を試してみましょう。iPhoneの電源をいったん落として再び起動させるだけです。

再起動をすると自然と改善されることがあります。

再起動の方法は、お使いのiPhoneによって異なります。

・iPhone X、11、12、13 以降の場合
音量調節ボタンの片方(どちらでも良い)とサイドボタンを長押しすると電源オフスライダが表示されるのでドラッグする。
電源を入れる際は、サイドボタンを長押しする。

・iPhone 6、7、8、SE(第2、第3世代)の場合
サイドボタンを長押しすると電源オフスライダが表示されるのでドラッグする。
電源を入れる際は、同じくサイドボタンを長押しする。

・iPhone SE (第1世代)、5以前の場合
トップボタンを長押しすると電源オフスライダが表示されるのでドラッグする。
電源を入れる際は、同じくトップボタンを長押しする。

充電ケーブルが断線していないか確認する

充電ケーブルは折り曲げや抜き差しなどにより断線するケースも多くあります。使用しているUSBケーブルに破損などがないか、一度確認してみましょう。

とくにiPhone端末に挿すケーブルの根本部分は断線しやすくなります。ほかの充電ケーブルがあれば、正常に充電できるか試してみてください。

バッテリーを交換する

充電が遅い場合はバッテリーが劣化している可能性もあります。

この場合は、バッテリーを交換する必要があります。バッテリーを交換すれば機種変更する必要はありません。

Apple Storeだけでなく、街の修理店にも依頼できます。予約をしていなくても当日持ち込むことができ、即日対応してくれるところもあるので、お急ぎの方は利用を検討してみてください。

iPhoneの充電のスピードを上げる方法

充電スピードを速める方法は、次のようなものがあります。

iPhoneの電源を切って充電する

充電スピードを早めたいときは、iPhoneの電源をオフにして充電しましょう。

iPhoneが起動しているとディスプレイやバックグラウンド動作などで電力を消費しています。電源を切ることで電力の消費を抑えられるため、充電スピードを上げられるのです。

低電力・機内モードに変更する

低電力・機内モードに変更すると消費電力が抑えられるため、充電スピードが上がりやすくなります。

ただし、機内モードにするとメッセージアプリやメールなどの通知が届かなくなるので、緊急時には注意が必要です。充電が終わったら忘れずに機内モードをオフに切り替えましょう。

コンセントから充電する

USB充電は時間がかかります。そのため、早く充電したいならコンセントから直接充電しましょう。

コンセントから充電した方が、電力が強く安定するため、比較的早く充電できるようになります。

負荷のかかりやすいアプリは切って充電する

充電中にゲームや動画系のアプリなどを起動していると充電スピードが遅くなってしまいます。負荷がかかりやすいアプリは、充電中は切っておきましょう。

バッテリーの劣化を遅らせることも大切

ここでは、バッテリーの劣化を遅らせる方法を解説いたします。

過充電状態を避ける

過充電とは バッテリーが100%の状態で充電することです。iPhoneのバッテリーは完了していても、充電が続いている状態を指します。

過充電はバッテリーに負荷をかけるため、 劣化の原因となってしまいます。なるべく避けるようにしましょう。

高温になりやすい場所は避ける

iPhoneを使用する周囲温度が35℃以上になると、バッテリー容量に回復できないダメージを与えてしまいます。それにより、バッテリーの寿命が短くなるのです。直射日光が当たる場所に長時間置いたり、真夏の車内に置きっぱなしにしたりすることのないように気をつけましょう。

また、手帳型をはじめiPhoneケースに熱がこもりやすい場合も充電すると熱くなることがあります。過剰に発熱すると、バッテリーに影響を及ぼすおそれがあるため、充電中に熱くなったらケースから取り出しましょう。

まとめ

「最近iPhoneの充電スピードが遅くなった」「バッテリー交換をした方が良いのかわからない」など、iPhoneのバッテリーに関するお悩みがありましたら、スマートクールまでお気軽にお問い合わせください。スマートクールは、総務省登録修理業者であり、国の基準に則ったiPhone修理を行っています。

バッテリーが劣化している兆候がある場合は、即日修理可能で、最短30分で対応できます。ぜひお近くの店舗までご相談ください。

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