iPhone充電できない!その原因は?
iPhoneが充電できないときにケーブルの不具合を真っ先に疑う方もいるのではないでしょうか。しかし、ケーブルではなくiPhoneの充電口の不具合により充電できないこともあります。ここではiPhoneの充電口に不具合が生じる原因をご紹介します。
水没による故障
洗面所や浴室などでiPhoneを使ったり、iPhoneに飲み物をこぼしたりした場合、本体の中に水分が入る可能性があります。充電口は水分に弱いため、それによって故障が発生しているかもしれません。
iPhoneの画面に「充電はできません」「液体が検出されました」といった表示がされる場合は、水分による故障が疑われます。
落下などの衝撃による破損
iPhoneを落とした場合、衝撃によって内部の基板や配線が破損してしまい、充電しようとしても認識されないことがあります。見た目ではわからなくても、内部が故障している可能性があるのです。
落下などによる破損は新品のiPhoneであっても起こり得ます。購入直後なのに充電ができなくなった場合は、落下によって内部が故障しているかもしれません。
負荷による基板損傷
ケーブルや充電口などに物理的負荷がかかり、基板が損傷しているため充電ができなくなっている可能性もあります。
例えば、充電中にケーブルや充電口に何かしらの物理的衝撃負荷がかかって基板を壊してしまったり、車のシガーソケットで充電する際に渦電流が流れて基板を破損してしまったりなどが考えられるでしょう。
充電口の故障は充電以外にも影響を及ぼす
iPhone本体の充電口が故障すると、充電ができなくなるだけでなく、ほかにもさまざまな不具合が生じてしまいます。それは、充電口は充電だけではなくスピーカーやマイクなどとも関係しているからです。
PCと接続してもiPhoneが認識されなくなる
充電口が故障すると、iPhoneをPCと接続しても認識されない場合があります。PCにつないだときに「不明なデバイス」との表示が出たら、iPhoneとして認識されていません。
そのほかにも、接続してもPCでiTunesが立ち上がらない、iTunesがiPhoneを認識しないなどの不具合が生じます。
マイクが音を拾わない
充電口はマイクとも関係しているため、故障するとマイクが音を拾わなくなることがあります。集音できず、通話中でも相手に自分の声が聞こえないなどの症状が発生します。
充電口のパーツには集音するための小さなマイクが搭載されており、何らかの衝撃によって故障してしまう可能性があるのです。
バイブレーションが機能しない
充電口の故障はバイブレーションの作動にも影響します。バイブレータ自体は単体のパーツとして存在していますが、バイブレータから基板までをつないでいるのが充電口です。
バイブレーションの作動に関連する基板にたどり着くまでに充電口の一部を通る必要があるため、充電口が故障するとバイブレータが作動しなくなってしまいます。
スピーカーから音が出ない
充電口が故障するとスピーカーから音が出なくなる場合があります。iPhoneには本体の上部と下部にふたつのスピーカーがあり、下部のスピーカーが充電口と関係しているためです。
下部のスピーカーは「ラウドスピーカー」と呼ばれ、スピーカーモードにしたときに音が鳴る場所です。動画や音楽を再生しても音が鳴らない場合は、充電口の故障が影響しているかもしれません。
充電口の不具合が疑われるときの対処法
ここまでに紹介したような原因に当てはまる場合でも、症状によっては自力で直せるかもしれません。充電口の故障が疑われる際は、以下の対処法を試してみてください。
別のケーブルで試してみる
家族や友達にケーブルを借りて、充電ができるか確認してみましょう。別のケーブルで問題なく充電ができれば、ケーブルに問題があるといえます。その場合は新しいケーブルを購入することが賢明です。
また、純正品以外のケーブルは品質に問題があることがあります。純正品や認証を受けた製品以外は、うまく充電できない可能性もあるため、できるだけ純正品のケーブルを使うことをおすすめします。
ケーブルを変えても充電できない場合は、充電口の内部に問題が生じているかもしれません。
新しいケーブルを買ってみる
ケーブルに問題があるようであれば、新しいケーブルを購入することが最も早い対処法です。iPhone充電用のケーブルは、純正品から安価なものまでさまざまな製品があります。
なかには品質の悪い「粗悪品」と呼ばれるものがあるのも事実です。粗悪品のケーブルがうまく充電できない可能性もあるため、新しくケーブルを購入する場合は品質の高さを考慮して選びましょう。
別のACアダプターに変えてみる
別のACアダプターで問題なく充電ができれば、ACアダプターに問題がある可能性があります。純正品以外のACアダプターを使用している場合は、純正品で充電できるかどうか試してみてください。
ケーブルと同じく、ACアダプターもさまざまな会社から発売されています。ケーブルと同様にACアダプターも高い品質のものを使うようにしましょう。
手で押さえてみる
充電器を挿すだけでは反応しなくても、接続部分を手で押さえると充電できるケースがあります。ケーブルを充電口に挿し込み、接続する角度をいろいろ変えてみてください。それにより、ケーブルの問題か、充電口の問題かのどちらであるかがわかるはずです。
手で押さえて充電できるなら、充電口が摩耗・故障している可能性が高いといえます。その場合は修理業者に取り替えてもらいましょう。
充電口の内部を掃除する
ケーブルやACアダプターを変えても充電できなければ、充電口の内部に汚れやゴミが溜まって接触不良になっているのかもしれません。充電口内部のホコリを掃除したり、水分がついていないか確認したりしてみましょう。
充電口の内部を掃除する際は、綿棒などを使ってやさしく行うようにしてください。水分がついている場合は、マイクロファイバークロスやタオルを使って拭き取りましょう。
iPhoneの充電口の修理にかかる費用や時間の目安
上記の対処法を試しても充電ができない場合は、iPhoneを修理業者に出して修理を依頼するのがおすすめです。iPhoneはApple Store、正規プロバイダー、街の修理店などに修理を依頼できます。それぞれの修理費用や修理時間の目安を見ていきましょう。
Apple Store
Apple Storeで修理する場合の費用と時間は、以下のとおりです。
修理料金 | 修理料金:Apple Care+あり 12,900円
Apple Care+なし 37,400円〜(機種により異なる) |
修理時間 | 5~10日程度 |
Apple Storeで修理する場合の費用は、Apple Care+に加入しているかどうかによって異なります。加入していない場合は、機種によっても費用が変動します。基本的に不具合が生じている部品のみを交換することができないため、修理に時間がかかることが多いです。
Apple Storeで修理する場合は、配送修理も可能です。その場合はiPhoneが戻ってくるまでに5〜10日はかかると見ておきましょう。
正規プロバイダサービス
正規プロバイダサービスとは、Appleから認定を受けている代理店のことをいいます。正規プロバイダサービスで修理する場合の費用と時間はApple Storeと同じです。
正規プロバイダサービスの場合は、基本的に店舗に持ち込んでの修理となります。
街の修理店
街の修理店で修理する場合の費用と時間は以下のとおりです。
街の修理店に依頼するメリットは、費用の安さと修理の早さです。街の至るところに店があるため、困ったときにすぐに依頼できます。
充電口の不具合にお悩みなら、ぜひスマートクールまでお問い合わせください。全国の大型モールに110店舗以上展開している総務省登録修理業者です。
即日修理も可能なうえ、修理に出す前にバックアップをとっておく必要もありません。プライバシーマークを取得しており、修理の品質にも自信があります。まずはお気軽にお立ち寄りください。
まとめ
iPhoneが充電できない場合は、水没や落下、物理的負荷によって充電口に不具合が発生している可能性があります。充電口の不具合はマイクやスピーカー・バイブレータなどにも影響するため、早急な対応が必要です。
ケーブルやACアダプターを変えたり充電口の内部を掃除したりしても解決しない場合は、iPhoneを修理に出すことを検討しましょう。Apple Storeのほか、正規プロバイダサービスや街の修理業者でも修理が可能です。