iPhoneを強制的に再起動するのはOK?危険性について解説!

「iPhoneがフリーズしたけど、強制再起動をしても良いの?」 「リンゴループから抜けられないけど、どうすれば良いの?」 このように悩んでいる方は多いのではないでしょうか。強制再起動はiPhoneが操作不能な状態から復旧するための機能です。一方で、強制再起動にはリスクもあるため、行うべきかどうか慎重に判断しなければいけません。 今回は、iPhoneの強制再起動の危険性について詳しく解説します。


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【iPhone】強制再起動とは

そもそもiPhoneの強制再起動とはどのような動作なのでしょうか。詳しい内容について解説します。

iPhoneが動かなくなったときに必要な再起動

iPhoneを使用していると画面がフリーズして、反応しなくなってしまう場合があります。この状態になると、通常の再起動が行えません。その際に必要になるのが強制再起動です。

強制再起動はiPhoneがどのような状況であっても強制的に再起動を行えます。そのため、iPhoneを復旧させる際の最終手段として、覚えておくのは重要といえるでしょう。

iPhoneを強制的に再起動する方法

iPhoneの強制再起動の方法は、シリーズによって異なります。まずはiPhone8以降の機種の強制再起動方法について解説します。

1.「音量を上げるボタン」を押して、すぐに離す
2.「音量を下げるボタン」を押して、すぐに離す
3.サイドボタンを長押しする
4.電源が切れた後、Appleのロゴが表示されたらボタンを離す

次にiPhone7シリーズの強制再起動方法です。

1.「音量を下げるボタン」と「サイドボタン」を同時に長押しする
2.電源が切れた後、Appleのロゴが表示されたら両方のボタンを離す

最後にiPhone6sシリーズ以前の機種の強制再起動方法です。

1.「ホームボタン」と「スリープ/スリープ解除ボタン」を同時に長押しする
2.電源が切れた後、Appleのロゴが表示されたらボタンを離す

操作が少し難しいため、うまく再起動ができない場合は何度もチャレンジしてみてください。

iPhoneを強制的に再起動する危険性

iPhoneの強制再起動はフリーズ状態を解除できる一方で、リスクもあります。そのため、やむを得ないタイミングでのみ行うようにしましょう。

再起動に時間がかかる

強制再起動は、iPhoneが操作可能な状態になるまでに時間がかかります。端末の容量を圧迫していればいるほど、再起動にかかる時間は長くなる傾向にあります。

そのため、通常の再起動が可能な場合は、強制再起動を行わないようにしましょう。強制再起動に時間がかかったとしても、しばらく放置していれば元どおり使えるようになります。もし、強制再起動を行った場合は、すぐに電源が入らなくても焦らず待つようにしましょう。

データが消える可能性がある

作業中の未保存のデータは消えてしまう可能性があります。オートセーブの機能がないゲームのアプリも同様です。大切なデータはこまめに保存するか、クラウド上へバックアップしておきましょう。

そして、アプリのアップデート中にフリーズしてしまうと、強制再起動を行うしかありません。しかし、アップデート途中での再起動は、データを破損させる可能性があります。そのため、iPhoneが操作可能になっても、アプリが起動できなくなったり、データが使えなくなったりする場合があるのです。

アップデート中のフリーズは避けられないため、発生したらやむを得ず強制再起動を行うしかありません。アップデートするときは、iPhone本体の容量に余裕があるか、通信環境が安定しているかを確認した上で行いましょう。フリーズして強制再起動しないよう、配慮が必要です。

ソフトウェアが破損する場合もある

何度も強制再起動を行っていると、ソフトウェアが破損してしまい、iPhoneが正しく動作しなくなる可能性もあります。

強制再起動は、強制的にOSのシャットダウンを行っています。通常の再起動では、データの整合性を保つために使用中のファイルを保存します。強制再起動は、その保存が行われないため、OSが起動するためのファイルが破損してしまう可能性のある、iPhoneに非常に大きな負荷がかかる動作です。

そのため、OSが正しく起動せず、立ち上がらなくなり、延々にリンゴループが繰り返される場合があるのです。

この場合は、OSを再インストールするか、iPhoneを修理に出すしか対処法がありません。再インストールは素人では難しいため、やはり修理店に相談した方が良いでしょう。強制再起動は最終手段です。強制再起動を行っても、iPhoneのOSが立ち上がらない、立ち上がってもすぐに落ちてしまう場合は、すぐに修理業者に相談して、iPhoneの修理を行いましょう。

iPhoneを強制的に再起動する前に確認しておきたいこと

iPhoneの強制再起動は、いつ必要になるかわかりません。今まで問題なく使用できていたiPhoneでも、急にフリーズしたり、リンゴループが起こったりする可能性はあります。その際に問題なく強制再起動ができるように、事前に以下のポイントを確認しておきましょう。

バックアップを取っているか

強制再起動を行うと、データが破損してしまうかもしれません。そのため、バックアップを常に作成しておくことが大切です。iCloudに自動的にバックアップをとる設定になっていれば、基本的には問題ありません。

もちろん、フリーズする直前のデータについては消えてしまう可能性があります。iCloudではなく、アプリでデータを管理している場合は、破損してしまうリスクもあります。そのため、バックアップを取っていたとしても、データがなくなる可能性はゼロではありません。

しかし、バックアップを取っていれば、iPhone本体が破損し、修理の再にデータが消えたり、機種変更したりしても、データを移行すれば問題なく使用できます。データが破損してiPhoneが元どおり使えなくなるリスクを少なくするためにも、バックアップデータについてはこまめに確認しておきましょう。

iPhone自体が故障していないか

iPhoneがフリーズする原因は、OSを更新しないまま使用しているか、ストレージ不足やRAMメモリの不足が原因のほか、パーツや基盤の故障が考えられます。OSのバージョンや、ストレージ不足は確認できるため、それらに問題がなければ、iPhone自体が故障している可能性があります。

その状態で強制再起動を繰り返しても、改善する見込みはありません。完全に壊れてしまう前に、一度修理業者への相談をおすすめします。

Apple Storeに依頼をしても良いのですが、修理が完了するまでに時間がかかる傾向にあります。iPhoneを修理している間は、代替機の利用もできません。そのため、iPhoneがない状態でしばらく過ごすことになります。日々の生活に影響が出るのは避けられないでしょう。

スピーディーに修理を完了させたいのであれば、街の修理店に相談するのがおすすめです。利用する街の修理店によっても異なりますが、数時間程度で作業が完了することがほとんどです。価格もApple Storeの修理と比べると安いため、フリーズが頻発する場合は街の修理店に相談しましょう。

しかし、街の修理店の数は多いため、どこに依頼をするべきかわからない方もいるかもしれません。そんな方は、ぜひスマートクールにご相談ください。

スマートクールは全国の大型モールへ110店舗以上出店している街の修理店であり、総務省登録修理業者として確かな技術で修理を承っております。個人情報が詰まったiPhoneを適切に取り扱うため、プライバシーマークも取得しております。

iPhoneに関係することであれば、幅広く対応可能です。iPhoneの不具合でお困りの方は、ぜひスマートクールにご相談ください。

まとめ

iPhoneの強制再起動にはさまざまなリスクがあります。しかし、フリーズやリンゴループなどのやむを得ない状況では、行うしかありません。そのため、データが破損しても良いように、定期的にバックアップを取っておくといった対策が必要です。

iPhoneが使えなくなった場合に、どの修理業者を利用するかもあらかじめ考えておきましょう。少しでも早くiPhoneを復旧するためには、自己判断せず、プロに任せるのが近道です。