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iPhoneの水没が疑われるスピーカーの異常
iPhoneが水没すると、画面に水シミができたり、電源が付かなくなったりといった症状が発生します。
そのほか、以下のような異常が出ることもあります。
・音割れが起きている
・ノイズが聞こえる
・音がまったく聞こえない
・音が小さい
・音が途切れる
iPhone内部に水が入ると、基板やパーツが浸水し、スピーカーに異常が出ることもあるのです。
水没させた覚えがなくても、雨に濡れたり、飲み物をこぼしたりといったことで、スピーカーに異常が出ることもあります。
水没が疑われるときは修理に出すのがおすすめ
iPhoneが水没したときは、まず修理に出すことが先決です。水没したiPhoneは、最初は問題なく操作できていても、徐々に基板が腐食し故障する可能性が高いです。そのまま使い続けると復旧が不可能になってしまうこともあるため、早めに修理に出しましょう。
iPhoneの修理業者は大きく分けて以下のふたつです。
・Apple storeや正規プロバイダ
・街の修理店
それぞれの特徴や修理費用について解説します。
Apple・正規サービスプロバイダ
iPhoneの修理をApple storeや正規プロバイダに依頼した場合、正確には修理ではなく本体交換になります。事前にバックアップを取っていないと、写真や動画などのデータはすべて失われます。
また、水没は無料保証の対象外なので、修理に出した場合は購入時期に関わらず有償です。水没による故障の修理費は「Apple Care+」に加入していれば、一律1万2,900円(税込)ですが、加入していない場合は最大で10万7,800円(税込)かかります。
出典:「iPhone の修理サービス」(Apple サポート)
街の修理店
街の修理店であれば、水没したiPhoneでもデータを残したまま修理ができることもあります。費用も正規店より安く、最短即日での修理も可能です。
「近くに修理店があるかわからない」という方は、近くのスマートクールが便利です。
スマートクールは、適正な修理方法と技術基準をクリアした「総務省登録修理業者」なので、安心してiPhoneの修理をお任せいただけます。データはそのままで即日修理が可能なため、バックアップを取る手間もありません。バッテリーや画面割れ、カメラの不具合をはじめとした幅広い修理を承っております。
イオンモールやららぽーと、ゆめタウンなど、全国の大型ショッピングモールに展開しているので、iPhoneの修理を検討中の方は、お近くの店舗にぜひご依頼ください。
iPhoneが水没したときの基本的な水抜き方法
修理店が営業時間外などで、すぐにiPhoneを修理に持っていけない場合は、応急処置として水抜きを試みましょう。
iPhoneの正しい水抜き方法を解説します。
電源を切る
電源が入っている状態で本体内部に水分が侵入すると、基板がショートして故障する可能性があるため、水没したiPhoneの電源はただちに切ってください。
iPhoneが水没したときにやってはいけないことについては、以下の記事でも解説しています。iPhone内部の浸水を防ぐためにも、事前に確認しておくことをおすすめします。
乾いた布で拭く
次に、ハンカチやタオルなどの乾いた布でiPhoneを拭きます。iPhoneカバーやイヤホンなどのアクセサリをつけている場合は、すべて外してから拭いてください。
糸くずが出にくい柔らかい布もしくは、レンズクロスで拭くのがベストです。ティッシュペーパーは濡れると細かいカスが出てしまい、iPhone本体に入り込み故障の原因になるため、使用を避けましょう。
充電用ケーブルを接続するライトニングケーブルの挿し込み口に付いた水分は、細い綿棒やティッシュで作ったこよりで拭きます。触りすぎると故障の原因になるため、軽く拭く程度にしておきましょう。
しっかり乾燥させる
iPhoneの水分を拭きとったら、しっかり乾燥させてください。少なくとも24時間は電源を切った状態で乾燥させた方が良いです。
完全に乾かないまま電源を入れてしまうと、故障の原因になるため注意してください。
アップルは、iPhoneを早く乾かす方法として以下を推奨しています。
1.水以外の液体(ジュースや海水)が iPhone に飛び散った場合は、その部分を水道水ですすぐ
2.糸くずの出ない柔らかい布 (レンズクロスなど) で iPhone を拭く
出典:iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について(Apple サポート)
さらに早く乾かしたい場合は、以下の方法を試してみてください。
1.iPhoneを数枚のティッシュペーパーかキッチンペーパーで包む
2.ジッパー付き袋に乾燥剤と一緒に入れる
上記の水抜きが完了したら、再起動してから動作を確認してみましょう。
iPhoneの音割れが気になるときの水没以外の原因と対処法
iPhoneの音割れは、水没以外にも以下の原因が考えられます。
・スピーカー部分にほこりやごみが詰まっている
・ミュージックアプリに不具合が発生している
・イコライザの設定ミスがある
心当たりがある方は、以下に解説する対処法も試してみましょう。
iPhoneを掃除する
iPhoneのスピーカー部分にほこりやゴミ、水分が付いていると、音割れの原因になることがあります。
やわらかい布でやさしく拭きとりましょう。ティッシュペーパーは濡れると細かいカスが出て、iPhone内に侵入しやすく故障の原因になるため避けましょう。できれば、糸くずの出ないレンズクロスがおすすめです。
iPhoneの汚れは、音割れ以外の故障の原因につながることもあるため、できるだけ清潔に保つことが大事です。
ミュージックアプリをアップデートする
特定のミュージックアプリだけ音割れが気になる場合は、アプリが原因である可能性が高いです。ほかの音が出るアプリと比較してみてください。
アプリの音割れは、アップデートで改善することも多いので、こまめにアップデートするようにしてください。アップデート後も音割れが改善されないときは、アプリの不具合を報告すれば、次のアップデートでは改善されることもあります。
アプリの不具合の報告手順は、以下のとおりです。
1.App Store を開く
2.不具合を報告するアプリを検索
3.評価とプレビュー内にある「Appサポート」をタップ
4.表示に従って、不具合を報告
また、アプリは、常に最新版にアップデートしておくと不具合が少ないです。
イコライザの設定を見直す
特定の音だけ音割れしている場合は「イコライザ」が原因かもしれません。イコライザとは、iPhoneに標準的に備えられている音の出力(音質)を変えることができる機能です。ボーカルの声を目立たせたり、高音域や低音を下げたりして、自分好みの音質に調整できるのがメリットです。
一方で、曲に対して設定が合っていないと激しい音割れの原因になるため、気になる場合は以下の手順で設定をオフにしてみてください。
設定>ミュージック>イコライザ>オフ
一度、イコライザ設定がされているか確認してみてください。
まとめ
iPhoneは水没すると、スピーカーが音割れしてしまうことがあります。そのまま使っていると、基板が腐食し、ほかの部分の故障も引き起こしてしまうこともあるため、すぐに修理に出すことをおすすめします。
また、水没以外にも、スピーカー部分のほこりやアプリの不具合、イコライザの設定のミスでも音割れが発生することがあります。心当たりがある方は、今回ご紹介した方法も試してみてください。