iPhoneの音量が勝手に上がる6つの原因
iPhoneの音量が勝手に上がるのは何が原因なのでしょうか。6つの原因を確認していきましょう。
1.ケースが音量ボタンを圧迫している
iPhoneケースによりサイドボタンが押し込まれて、音量が勝手に上がることがあります。
保護ケースがiPhoneのサイドボタンを圧迫している可能性があるため、ケースを取り外して確認してみましょう。
見落としがちなポイントなので、ケースが音量ボタンを圧迫していないかしっかり確認しましょう。
また、ホコリや皮脂がボリュームボタン部分に詰まることで故障が起きる可能性があるため、定期的に綺麗な状態にしましょう。
2.音量ボタンが故障している
音量ボタンが故障している可能性もあります。たとえば、落下によりケーブルが切断された、水没により内部がショートしたといった原因も考えられます。落下や水没などに心当たりがないか確認しましょう。
3.iOSのバージョンがアップデートされていない
iOSのバージョンが古い場合、処理能力の低下により音量変更が反映されない可能性があります。
古いiOSバージョンではバグや異常が発生することもありますが、アップデートによって問題が自然と解決する可能性もあります。最新のiOSバージョンへのアップデートを行うことでiPhoneの処理能力を最適化しましょう。
4.音声の自動調節がオンになっている
iPhoneには、「自動音量調整」という機能があります。この機能がオンになっていると、音量が勝手に上がったり下がったりする現象が起きることがあります。
とくに「Apple Music」アプリを使用している場合に影響を受けることが多くあります。自動調整機能に不具合が発生すると音量が正しく調整されず、音が大きくなったり小さくなったりする場合があります。
この問題を解決するには、Apple Musicの設定を確認して自動調整機能をオフにしましょう。
5.ミュージック音と着信音が同一設定になっている
iPhoneで音量が勝手に変更される場合、ミュージックの音量と着信音が同じ設定になっている可能性があります。この場合、ミュージックの音量を変更すると着信音や通知音の音量も同時に変更されてしまいます。
ミュージック音と着信音の設定を確認して、同一設定になっている場合は個別に設定を変更してみましょう。
6. 画面注視認識がオンになっている
iPhoneX以降の機種には、「画面注視認識」という機能があります。この機能はiPhoneの画面が点灯し続け、自動的に暗くなるなどさまざまな機能があります。その中には、「通知を知らせる効果音を勝手に調節する」という機能もあります。
画面注視認識がオンになっている場合、通知の効果音が自動的に調節されることがあります。この機能によって、通知が鳴らなかったり音量が変わったりするのです。
iPhoneX以降の機種で通知の効果音が勝手に変わってしまう場合は、画面注視認識機能が作動していないか確認しましょう。
iPhoneの音量が勝手に上がってしまうときの対処法
次に、iPhoneの音量が勝手に上がってしまうときの対処法を確認していきましょう。
再起動する
iPhoneで勝手に音量が変更されるなどの不具合が発生した場合、まずはiPhoneを再起動してみましょう。この手順は、勝手に音量が変更される問題だけでなく、さまざまな不具合に対しても有効です。
再起動は電源ボタンを長押しし、電源をオフにします。電源が完全に切れるまで数秒待ちます。再び電源ボタンを長押しして、iPhoneを再起動させます。
iPhoneの再起動によって、一時的な不具合や異常な動作が解消されることがあります。
iOSをアップデートする
古いiOSバージョンを使用している場合、iPhoneの動作に不具合が生じる可能性があります。症状を改善するためには、iOSを最新のバージョンにアップデートしましょう。
iOSの最新バージョンを確認するには、以下の流れで行います。
1.「設定」アプリを開く
2.「一般」→「ソフトウェアアップデート」をタップする
3.「インストールする」をタップする
4.「ダウンロードしてインストール」と表示された場合は、指示通りに操作を進めて最新のiOSへバージョンアップする
「お使いのソフトウェアは最新です」と表示されていれば、最新バージョンのiOSなので、アップデートは不要です。もし最新バージョンでない場合は、指示に従ってアップデートを行いましょう。
なお、アップデートを設定する際には一定の時間とデータ通信が必要なので、Wi-Fiに接続できる状態で行いましょう。
また、アップデートのし忘れを防止するために自動でアップデートする設定もあります。自動アップデートの設定方法は、以下の通りです。
1.「設定」アプリを開く
2.「一般」→「ソフトウェアアップデート」から「自動アップデート」をオンにする
自動アップデートにすると毎回手動でアップデートする手間を省くことができます。ぜひ試してみましょう。
Bluetooth接続を確認する
ワイヤレスイヤホンなどのBluetoothデバイスが音量を自動的に調整するように設定されている場合は、iPhoneの音量が勝手に上がることもあります。自動調整が有効になっているなら、iPhoneとの接続時にデバイスが音量を自動的に調整するよう設定することが必要です。
Bluetoothデバイスに接続している場合、それぞれのデバイスの音量設定を確認しましょう。
Assistive Touchを設定する
iPhoneには、物理的なボタンに不具合がある場合に便利な「Assistive Touch」という機能があります。Assistive Touchは、音量の調整も含めてさまざまな役割をしてくれます。もしボタンで音量を調整できない場合は、Assistive Touchを導入してみることをおすすめします。
Assistive Touchの設定方法は以下の通りです。
1.「設定」アプリを開く
2.「アクセシビリティ」を選択する
3.「タッチ」を選択し、「Assistive Touch」をオンに設定
上記の設定でAssistive Touchが有効になり、画面上に仮想のボタンが表示されます。
Assistive Touchを使用すると、物理的なボタンに不具合がある場合でも音量の調整が可能になる便利な機能なので、ぜひ試してみてください。
音声の自動調節をオフにする
音量が勝手に変わる原因は、音量の自動調節機能がオンになっている可能性が考えられます。ちなみに、音量の自動調節機能は、初期設定ではオンになっています。
iPhoneの音量の自動調整機能をオフにする方法は、以下の通りです。
1.「設定」アプリを開く
2.「ミュージック」を選択する
3.画面最下部にある「音量を自動調整」でボタンをスライドする
自動調節の状態を確認し、オフに設定していきましょう。
まとめ
iPhoneの音量が勝手に上がってしまう原因はiOSが古いバージョンだったり、音声の自動調節がオンになっていたりする可能性があります。一つひとつ設定を確認し、最適な状態へ変更していきましょう。
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