iPhone11はいつまで使える?サポートなどの期限は?

Appleでは年に1回ほどのペースで、iPhoneの新シリーズが登場しています。使っているシリーズが古くなると、いつまで使えるのかと疑問に思うこともあるかもしれません。 iPhoneシリーズのなかでも、2022年9月に販売が終了したiPhone11はいつまで使用できるのでしょうか。サポートの期限やアップデート対応の期間などを詳しく解説します。


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iPhone11は販売終了している

Apple公式サイトでは、新商品発表前にオンラインストアのメンテナンスが行われ、発表会終了時にオンラインストアが再開されます。オンラインストア再開後は、新商品がラインナップされると同時に、旧商品の一部が販売終了になるのが恒例です。

iPhone11はApple公式サイトではすでに販売が終了したモデルで、2022年9月にiPhone14シリーズが発表されたタイミングで公式サイトでの取り扱いがなくなりました。

iPhone11のオンラインストアでの掲載が終了したことで、Appleの公式サイトではiPhone11を購入できなくなっています。ただし、公式サイトでの取り扱いがなくなっただけで中古市場はまだまだ活発です。

中古のiPhoneを販売しているショップではiPhone11の取り扱いがあり、中古であればiPhone11を入手できます(2023年11月現在)。

iPhone11はいつまで使えるのか

販売終了によりApple公式サイトでは購入できなくなったiPhone11ですが、実際のところいつまで使えるのでしょうか。サポートやアップデート対応などの複数の観点から、iPhone11はいつまで使えるのか解説します。

iPhone11のサポートはいつまで?

Appleは、製品の購入者に対して、以下のようなサポートを提供しています。

・Apple製品に関する最新情報の提供
・Apple製品を使いこなすための無料のセッションの開催
・Apple製品の利用で困ったときの電話やチャットなどでの相談対応
・Apple製品の専任スペシャリストとの直接相談
・IDやパスワードを忘れた場合の対応
・請求やサブスクリプションに関する相談
・保証対象製品の交換や返金
・保証対象製品の修理

さらに、AppleCare+に加入している場合は、過失や事故の修理を利用回数制限なしで受けられるなど、基本のサポートより手厚い保証も提供しています。

Apple製品の基本操作の悩みから故障の疑いまで幅広く対応しているため、サポートはあった方が安心感を得られるでしょう。

なお、2023年11月時点では、iPhone11に関するサポートがいつまで提供されるのか公式で発表されていません。公式のアナウンスはないものの、ほかのシリーズの傾向をみるとある程度の予測は立てられます。

iPhoneシリーズは、販売終了からだいたい5年でサポートが終了する傾向にありますので、iPhone11も同じようにサポートが終了する可能性が高いです。2022年9月に販売を終了していますので、5年後の2027年9月までが目安になるでしょう。

サポートが終了すると、製品に関するあらゆる相談ができなくなるほか、公式で修理に対応してもらえなくなります。修理保証の対応を考えると販売終了から5年後がひとつの目安になるでしょう。

iPhone11のアップデート対応はいつまで?

Appleは定期的にiOSのアップデートを実施しています。iOSは、iPhoneやiPadなどのApple製品独自のオペレーティングシステムです。メモリ管理やマルチタスク機能など、iPhoneなどを利用する上で重要な役割があります。

iOSは定期的にアップデートされており、2023年秋にはiOS17にバージョンアップされました。アップデートにはさまざまなメリットがあり、アップデート後はインストールして利用することが推奨されます。

まず、新しく追加された機能が使えるメリットがあります。たとえば、iOS17では、特定の相手に目的地に到着したことを自動で知らせる機能、オーディオメッセージを書き起こす機能、不在時にテレビ電話でメッセージを残せる機能などが追加されました。

さらに、iOSのアップデートには、セキュリティ機能を向上させるメリット、不具合を解消するメリットなどがあります。iPhoneを最新バージョンで利用したいならアップデート対応はチェックしておきたいところです。

iPhone11は、販売終了時には当時の最新iOS16に対応しており、2023年の秋に登場したiOS17のアップデートにも対応しています。

iPhone11が販売終了した2022年9月にはiPhone7が、iOS17が登場した2023年9月にはiPhone8とiPhoneXがアップデートの対象外となりました。同じペースでアップデートが対象外になることを考えると、iPhone11は2025年頃に対象外になると予想されます。

アップデート対象外になることで製品が使用できなくなるわけではありませんが、セキュリティ性能や不具合への対処が難しくなるため、iPhone11の使用をやめるひとつの目安にはなるでしょう。

iPhone11はまだ使える

結論として、これまでの他機種の傾向をみるなら、iPhone11のサポートやアップデート終了は先のことですので、まだまだ安心して使えるでしょう。

なお、サポートの終了やアップデート対象から外れても、使用はできます。理論上は4G回線が終了するまでは使用できるでしょう。5G回線に対応するようになったのはiPhone12シリーズからで、iPhone11は5Gに対応していないためです。

4Gや5Gは、移動通信システムの規格を表します。4G(LTE)は2010年ごろから、5G(NR)は2020年頃からサービスを開始した規格です。5Gに対応するエリアが広がったことで5Gに対応する機種もリリースされていますが、4Gは2023年11月現在も5Gと併用して利用されています。

これまでの規格の推移を考慮すると将来的に4Gは終了する可能性がありますが、2023年11月時点で終了の兆しはありません。サポートやアップデートを気にせず故障するまで使いたいと考えている場合は、理論上、4Gが終了するまではiPhone11を使い続けられます。

iPhone11を長く使う方法

iPhoneの最新モデルは年々価格が上昇しています。問題がなければ、古いモデルのiPhoneを使い続ける方法もあるでしょう。

公式サイトでは3年程度を推奨していますが、実際には3年を超えて使用できます。先述したとおり、サポート対応を考えるなら販売終了から5年、最新のiOSへのアップデート対応を考えるなら販売終了から数年が目安になるでしょう。

なお、セキュリティ上のリスクのみを考慮するなら10年以内が目安になります。Appleでは最新のiOSのアップデートと並行し、過去のバージョンのセキュリティアップデートも配信しているためです。

iPhoneを長く使い続けたいなら、精密機器ですので落下や破損に注意しましょう。バッテリーの状態も重要です。消耗品であるバッテリーは使い続けると劣化して充電性能が落ちていきます。必要に応じて交換するのが長く使い続けるコツです。

スマートクールでは、iPhoneのバッテリー交換をはじめ、幅広い修理に対応しています。即日の対応も承っており、最短30分で修理いたします。iPhoneを長く使い続けるためにも、不具合を感じたら早めにご相談ください。

まとめ

iPhone11のサポート終了やiOSのアップデート対象外となる時期は公表されていません。例年の対応を考えると、サポートは販売終了から5年、iOSのアップデートは販売終了から数年が目安になるでしょう。

なお、サポートやアップデートが終了しても物理的には故障するまで使用できます。長く使い続けるなら、定期的にバッテリー交換を行うなどメンテナンスをしましょう。