iPhone14の電源が入らない原因
iPhone14の電源が入らない原因はさまざまです。対処法を考える前に不具合の原因を突き止めることが、問題解決の近道です。
ここでは、まずiPhone14の電源が入らない根本的な原因を確認していきましょう。
バッテリー切れ
iPhone14の電源が入らない最も一般的な原因は、単純にバッテリー切れの可能性があります。長時間iPhoneを充電せずに放置していると、バッテリーが完全に消耗し、電源ボタンを押しても一切反応しなくなることがあります。
バッテリー切れが原因であれば、充電ケーブルに接続すれば電源が入るはずです。
充電器の故障
iPhone14の電源が入らない場合、充電器の故障が原因の可能性があります。もし充電していたのにもかかわらずバッテリーが切れてしまっている状態が発生しているなら、充電ケーブルに断線が生じているか、充電器自体が壊れている可能性が考えられます。
また、充電コネクタに不具合がある場合も、充電ケーブルを挿しても充電ができなくなります。
バッテリーの劣化・故障
iPhone14の電源が入らない原因のひとつとして、バッテリーの劣化や故障が考えられます。長期間にわたってiPhoneを使用していると、バッテリーの性能が徐々に低下し、最終的には不具合が発生しやすくなります。
一般的に、iPhoneのバッテリー寿命は約2～3年とされており、この期間を超えるとバッテリーの持ちが悪くなったり、最悪の場合は電源が入らなくなったりします。
バッテリーの劣化を疑っている方は、まず、バッテリーの状態を確認しましょう。「設定」→「バッテリー」→「バッテリー状態」→「最大容量」から確認することができます。最大容量が85％を下回っている場合は、バッテリーが劣化していると考えられるでしょう。
システムの不具合
iPhone14の電源が入らない原因として、システムの不具合があげられます。ソフトウェアの誤動作や最新版にアップデート後の不具合、アプリ間の競合が原因で電源が入らない場合があります。
また、iPhoneは内蔵機器を熱から守るための安全装置が働くことがあり、これが原因で電源が入らなくなることもあります。さらに、ウイルス感染によるシステムの不具合も電源が入らない一因となり得ます。
ハードウェアの誤動作
iPhone14の電源が入らない原因のひとつとして、ハードウェアの誤動作が考えられます。特に、内部のハードウェアコンポーネントに障害が発生すると、デバイスの起動に失敗する可能性があります。
また、電源ボタン自体の故障も、電源が入らない一因となり得ます。これらのハードウェア関連の問題は、ユーザー自身での修理が難しい場合が多いため、専門の修理サービスを利用する必要があります。
物理的損傷
iPhone14の電源が入らない原因として、物理的損傷があげられます。これは、iPhoneを高い場所から落下させてしまったり、水に濡れさせてしまったりすることで本体が故障してしまうケースです。
特に、水濡れは内部の電子部品に深刻なダメージを与える可能性があり、電源が入らなくなる主な原因のひとつです。iPhoneには液体侵入インジケーター（LCI）が搭載されており、これが赤く変色している場合は水濡れによる損傷があったことを示しています。
iPhone14の電源が入らないときの解決策
iPhone14の電源が入らないトラブルに直面した際、原因を推測したうえで、解決策を試してみましょう。ここでは、iPhone14の電源が入らないときに試してほしい解決策を紹介します。
iPhone14を充電する
iPhone14の電源が入らないとき、最初に試すべき簡単な解決策は、iPhoneを充電することです。ただし、ただ単に充電器を差し込むだけではなく、いくつかのポイントを確認する必要があります。
使用している充電器やケーブルに不具合がないかをチェックしたうえで、充電コネクタがiPhoneにしっかりと接続されているかを確認してください。
これらの点を確認したうえで、iPhone14を1時間以上充電してみてください。充電が開始されれば、iPhoneの画面に充電中のアイコンが表示されるはずです。
強制的に再起動する
iPhone14の電源が入らない場合、強制的に再起動することで問題が解決することがあります。この方法は、画面が完全に真っ暗な状態であっても実行可能です。
手順は、下記の通りです。
1.音量を上げるボタンを押し、素早く放す
2.音量を下げるボタンを押し、素早く放す
3.画面にAppleロゴが表示されるまで、再度ボタンを長押しする
リカバリーモードから復元する
iPhone14の電源が入らない問題を解決するためのひとつの方法として、「リカバリーモードからの復元」があります。この手順は、特にシステムの不具合やソフトウェアの問題が原因で電源が入らない場合に有効です。
リカバリーモードを使用してiPhoneを復元するには、「iTunes（Windows）」または「Finder（Mac）」を使用します。iPhoneをPCに接続し、リカバリーモードに入れることで、強制的に最新のiOSへアップデートさせることが可能になります。
リカバリーモードからの復元は、データの損失を伴う可能性があるため、実行する前にはデータのバックアップを取っておきましょう。Appleの公式サポートページや信頼できるガイドを参考にしながら慎重に進めれば、多くの場合、iPhone14を正常な状態に戻すことができます。
DFUモードから初期化する
iPhone14の電源が入らないトラブルの際、リカバリーモードで復旧がうまくいかない場合は、DFU（Device Firmware Update）モードからの初期化が最終手段として考えられます。DFUモードは、iPhoneのファームウェアを更新するためのモードであり、システムの深部からの復旧を可能にします。
これは、特に緊急でiPhoneを起動しなければならない事情がある場合に有効な方法です。
DFUモードへの移行は、特定のボタン操作によって行われます。操作方法はモデルによって異なるため、正確な手順を知るにはAppleの公式サポートページや信頼できる技術情報サイトを参照しましょう。
また、DFUモードからの初期化を行うと、iPhoneのデータはすべて消去されるため、事前にバックアップを取っておくことを強く推奨します。
修理店に問い合わせる
iPhone14の電源が入らない問題に直面したとき、自身で試せるさまざまな解決策がありますが、それでも問題が解決しないときは、専門の修理店の手を借りることが最善の選択肢となります。
このような状況では、Appleの正規店や信頼できるiPhone修理専門店に問い合わせることをおすすめします。
専門の技術者は、問題の原因を正確に診断し、適切な修理方法を提案してくれます。特に、ハードウェアの故障が疑われる場合や、自分での解決が難しい複雑な問題に対しては、専門家による修理が最も確実で安全な解決策となります。
iPhone14の電源が入らないときに相談可能なところ
iPhone14の電源が入らない際は、適切な修理店選びが重要です。それぞれメリット・デメリットがあるため、状況に合った修理店を選びましょう。
正規店・正規代理店
iPhone14の電源が入らない問題に対処する際、Appleの正規店や正規代理店では、Appleが認定した技術者が最新の診断ツールを用いて問題を特定し、純正部品を使用して修理を行います。これにより、修理後の品質が保証され、場合によっては保証期間内であれば無償で修理が受けられる可能性もあります。
一方で、修理費用が非正規店に比べて高額になるケースがあり、修理に時間がかかることもあります。特に、店舗が近くにない場合は、郵送での修理依頼となり、その間iPhoneを使用できない不便が生じることも考えられます。
街の修理店
街の修理店の最大のメリットは、迅速な修理が可能な点にあります。多くの場合、予約なしで訪れることができ、修理時間も短いため、すぐにiPhoneの修理を完了させられます。また、正規店に比べて修理費用が安価であることも魅力のひとつです。
一方で、修理の際、非正規の部品を使用することがあり、これが将来的な問題の原因となることがあります。
また、修理後の品質保証が限定的である場合が多く、修理によってはAppleの保証が無効になるリスクもあります。さらに、技術者の技術力にばらつきがあるため、店選びには注意が必要です。
まとめ
今回は、iPhone14の電源が入らなくなる原因と効果的な解決手順を解説しました。iPhone14の電源が入らない問題は、バッテリーや充電器の問題、システムやハードウェアの不具合など多岐にわたる原因が考えられます。
自力で解決することは不可能ではありませんが、Appleの正規店や信頼できる専門の修理店へ相談することが推奨されます。
なお、信頼できる街の修理店をお探しの方は、スマートクールをご検討ください。スマートクールであれば、高い技術を持った専門スタッフが即日修理対応をさせていただくため、安心・安全にiPhone14を修理できます。まずはお気軽にお問い合わせください。