iPhoneの画面が回転しない!原因や対処法は?

普段と同じようにiPhoneを使用していて、突然画面が回転しなくなったことはありませんか。動画の視聴やゲームのプレイなど横向きで使えないと不便なこともあります。なぜこのようなことが起こるのか気になる方もいるのではないでしょうか。 今回はiPhone画面を回転させる方法や、それでも改善しないときの原因と対処法を紹介します。


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【タイプ別】iPhone画面を回転させる方法

画面が回転しないときにまず確認するべきことは「画面縦向きのロック」です。この機能がオンになっていると、iPhoneが横向きになっても画面はそのままの状態になります。iPhoneの仕様によって設定方法が異なるため、ここではホームボタンがある機種とない機種に分けて解説します。

【ホームボタンあり】iPhone画面の回転方法

ホームボタンがあるiPhoneでは、以下の手順でロックを解除できます。

1.画面下部から上方向にスワイプしてコントロールセンターを開く
2.鍵マークのボタン(画面縦向きのロック)を確認する
3.色がついている場合はオンになっているためタップしてオフにする

コントロールセンターとは画面の明るさや音量の調節、Wi-Fi接続など、使用することの多いツールなどにすぐにアクセスできる機能で、「画面縦向きのロック」も常時確認できます。

【ホームボタンなし】iPhone画面の回転方法

ホームボタンのないiPhoneでは、以下の手順で設定します。

1.画面右上から下方向にスワイプしコントロールセンターを開く
2.鍵マークのボタン(画面縦向きのロック)を確認する
3.ボタンがオンになっていたらタップして解除する

設定がオフになっていることを確認したら、iPhoneを横向きにして画面が回転するか確認しましょう。ほとんどの場合、この方法で解決できます。

基本操作を試しても画面が回転しない原因と対処法6つ

通常であれば上記で紹介した方法で画面ロックが解除され、iPhoneの画面が回転します。しかし、場合によっては改善しないことがあります。

ここでは「画面縦向きのロック」以外の主な原因6つと対処法を紹介します。

1.ズーム機能によるもの

ズーム機能とは特定の部分を拡大または縮小できる機能で、iPhone画面の文字が小さく見づらいと感じたときなどに便利です。3本指でダブルタップすることで画面を拡大できるほか、ダブルタップしたあとにドラッグすることで拡大倍率を変えられるため、自分の見やすいサイズに合わせることができます。

通常、ズーム機能がオンになっても画面は回転します。しかし、iPhone6 Plusなどの一部のモデルでは、ズーム機能がオンになっていることで画面が回転しないことがあります。

以下の手順でズーム機能のON/OFFを確認し、ONになっているときは一度OFFにしてから状態を確認しましょう。

【ズーム機能の設定方法】
1.ホーム画面の「設定」から「アクセシビリティ」を開く
2.「ズーム」から「ズーム機能」を確認する
3.オンになっているときはスワイプして設定をオフにする

2.アプリそのものの設定によるもの

特定のアプリを使用している最中限定で画面の回転機能が無効になることがあります。この場合は、ほかのアプリを開くことで確かめることができます。

画面を回転できるものとできないものがある場合は、それぞれの設定や仕様が原因です。

アプリによっては画面ロックを解除できるものもあるため、各アプリ内の設定画面でこれに該当する項目がないか確認してみましょう。

該当する項目がない場合は自動回転に対応していないと考えられるため、その仕様を受け入れて利用しましょう。

3.何らかの設定によるもの

iPhoneの何らかの設定が干渉して、画面が回転できないこともあります。どの設定が影響しているか特定は難しいため、設定のリセットで問題が解消しないか確認してみましょう。

iPhoneでは、デバイスの設定を初期状態に戻すことができます。本体の初期化とは違うため、アプリや写真などiPhoneのなかのデータは消失しません。ただし、Wi-Fiやキーボードの変換学習、位置情報などの情報は消えてしまいます。

設定のリセットの手順は以下のとおりです。

【iPhoneで設定をリセットする手順】
1.ホーム画面の「設定」から「一般」をタップする
2.「転送またはiPhoneをリセット」をタップする
3.表示される選択肢から「リセット」をタップする

設定画面では「リセット」の下に「すべてのコンテンツと設定を消去」が表示されます。これを押すとすべてのデータが消えてしまいますので注意が必要です。

4.iOSの不具合によるもの

iOSの不具合も画面が回転しなくなる原因のひとつです。アップデート直後にはさまざまな不具合が生じることもあります。たとえば、iOS17ではiPhoneの過熱が発生し、修正版のiOS17.0.3がリリースされました。

システムのバグは修正が行われたバージョンがすぐに配信される傾向にあります。iPhoneが自動回転しない場合はiOSが最新版になっているか確認し、以前のバージョンだった場合はシステムをアップデートしたうえで改善されているか確認しましょう。システムアップデートは以下の手順で確認できます。

【iPhoneのシステムアップデートの確認の手順】
1.ホーム画面の「設定」から「一般」をタップする
2.「ソフトウェアアップデート」をタップ
3.最新版であれば最新であることが表示される
4.最新版でないときはアップデートの画面が表示される
5.アップデートできていないときは画面に従ってインストールを開始する

一時的な不具合によるもの

iPhoneに衝撃が加わったり、システムがフリーズしたりすることで、一時的な不具合が発生して画面が回転しなくなることもあります。

この場合は再起動を試してみてください。

まずは本体の電源を切りますが、iPhoneはシリーズによって方法が異なります。

iPhoneⅩ以降の手順は以下のとおりです。

1.サイドボタンと音量調整ボタン(2つのうちいずれか片方)を同時に長押しする
2.表示される電源スライダーをドラッグする
3.電源が完全に落ちるまで30秒ほど待つ

iPhone6〜8とSEの電源を切るときはサイドボタンを長押し、iPhone5以前の機種は上のトップボタンを長押しして電源を落とします。

再起動する際はiPhone全機種共通してサイドボタンを長押し(iPhone5以前の機種はトップボタンを長押し)してAppleロゴが表示されるまで待ちます。

6.iPhoneの故障によるもの

ここまで紹介してきた方法を試しても改善しないときは、iPhoneの動きを感知するセンサーの故障などが疑われます。この場合は修理が必要です。

サポート対象期間であればAppleの正規サービスを利用するのも良いですが、工場に送らなければならないため修理が完了するまで時間がかかります。

なるべく早く不具合を直したい場合は、街の修理店に依頼するのがおすすめです。修理店によって異なるものの、店頭ですぐに対応してもらえることが多い点がメリットです。

スマートクールでは最短30分で修理できるため、iPhoneが手元から離れる時間を最小限に抑えられます。ご使用中のiPhoneに不具合を感じたら、お気軽にスマートクールまでご相談ください。

まとめ

iPhoneの画面が回転しなくなる原因は画面ロックがかかっている以外にも複数存在します。今回紹介した方法で改善しないときは本体の故障が考えられるため修理をご検討ください。