iPhoneにウィルス感染の警告画面が出た!対処法は?

iPhoneがウィルスに感染するリスクは高くはありませんが、まれに操作中にウィルス感染の警告が表示されることがあります。このような状態になった際は、焦らず冷静に対処することが求められます。本記事では、警告メッセージが表示されたときの対処法とウィルスに感染しないための対策について紹介します。


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iPhoneがウィルス感染した警告への対処法

警告画面が表示されると不安になりますが、冷静に対処すれば問題ありません。ここでは適切な対処方法を解説します。

タブを閉じる

ブラウザで警告メッセージが表示された場合は高確率で詐欺であり、実際にはウィルスに感染していないことが多いです。まずは冷静になり、ページのタブを閉じましょう。

ただし、警告メッセージ内の見えにくい部分にボタンが隠されていることもあり、間違えてタップすると状態が悪化するため慎重に行ってください。画面を閉じる場所がわからない場合は、ブラウザアプリごと強制終了させましょう。

閲覧データを削除する

警告画面が何度も表示される場合は、以下の方法で閲覧データを削除しましょう。

1.「設定」アプリをタップします。
2.「Safari」を選択し、「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。
3.「閲覧データを消去」をタップします。

これでSafariブラウザの履歴が削除されます。

アプリをインストールした場合はサブスプリクションを確認する

偽警告のなかには「このアプリをインストールしなければウィルスに感染します。」といったものもあります。焦るあまり、この指示に従ってしまった場合は詐欺的なサブスクリプションやアプリに課金をしていないか確認し、不正請求を防ぎましょう。

以下はサブスクリプションを確認する手順です。

1.「設定」アプリをタップして開きます。
2.上部に表示されているApple ID(あなたの名前とアイコンが表示されている場所)をタップします。
3.Apple IDの詳細画面が表示されたら、「サブスクリプション」を選択します。
3.契約中のサブスクリプションを一覧で確認できます。不審なアプリがあれば課金をキャンセルし、削除します。

個人情報を入力した場合はパスワードを変更する

上記に加え、「時間内に個人情報を入力しなければウィルスに感染します」などの警告文で不安を煽るパターンもあります。もしアカウントIDやパスワードを入力した場合は速やかにパスワードを変更する必要があります。ここではApple IDのパスワードの変更方法を紹介します。

1.「設定」アプリをタップして開きます。
2.Apple ID(あなたの名前とアイコンが表示されている場所)をタップします。
3.「パスワードとセキュリティ」を選択し、「パスワードの変更」をタップします。
4.画面に従って新しいパスワードを設定します。パスワードは複雑で予測しにくいものを使用し、定期的に変更しましょう。

また、クレジットカード情報を入力してしまった場合は、契約しているクレジットカード会社に相談し、対処法を聞きましょう。

iPhoneがウィルスに感染するリスクはあまり高くない

PCに比べるとiPhoneがウィルスに感染するリスクは高くはありません。

なぜならiPhoneにはウィルスに対する強力な保護機能が備わっているからです。また、App Storeでのアプリ審査も厳格で、現在リリースされているものは厳しい審査をクリアした安全性の高いものがほとんどです。

ただし、いくらウィルスに強いとはいえ、安全性の低いサイトにアクセスすると感染する確率は高まります。トラブルを未然に防ぐためには、怪しいサイトへアクセスしないことが重要です。

このようなサイトの多くでは、不自然な日本語が使われています。ほかにも不安を煽るような表現のものや、個人情報の入力を求めるものもあるので、アクセスする前には慎重に確認しましょう。

iPhoneがウィルスに感染したときの症状

iPhoneがウィルスに感染したときは、以下のような症状が起こることが多いです。

・動作が遅くなったりフリーズしたりする
・バッテリーの減りが早い
・広告が増えて繰り返し表示される
・データ通信が増える
・アプリが利用できなくなる

上記の症状に当てはまる場合は、ウィルス感染の疑いがあります。感染が進行するとさまざまな悪影響があるため、少しでも早く確認することが大切です。

確認はApple Storeや各キャリアショップ、街の修理店で行えます。しかし、Apple Storeでの対応は予約が必要になるため、一刻も早く対応してもらいたい場合は街の修理店へ相談しましょう。

スマートクールでは専門知識を持ったプロフェッショナルが不具合の原因究明と解決を最短即日で対応します。全国の大型モールに110店舗以上展開しているため、お近くの店舗へお気軽にご相談ください。

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【iPhone】ウィルスに感染しないための対策

上記のとおり、iPhoneは基本的にウィルスに強いとされていますが、絶対に安全とは言い切れません。より安全性を高めるためには以下の対策がおすすめです。感染を未然に防ぐために、ぜひ参考にしてください。

ウィルス対策アプリをダウンロードする

セキュリティを強化するなら、感染防止に信頼性の高いiPhone用のウィルス対策アプリをダウンロードして万一のときに備えましょう。

最近は無料のものや多機能なタイプなど、さまざまな種類がリリースされています。無料のお試し期間が適用される場合もあるので、しっかりと機能を試したうえで選びましょう。

アプリはApp Storeからダウンロードする

上記でも解説したように、App Storeのアプリは厳格に審査されたものばかりです。APP Store以外のアプリは安全性が担保されておらず、セキュリティが低いものやウィルスが仕込まれているものが混じっている場合があります。そのため、Apple Store以外ではアプリをダウンロードしないようにしましょう。

安易に外部リンクをクリックしない

外部リンクをクリックすると危険なWebサイトに誘導され、ウィルスに感染してしまうことがあります。個人情報やパスワードを詐取しようとするものもあるため、大切な情報を守るためにも信頼性の低そうなリンクを誤ってクリックしないようにしましょう。

iOSを最新のバージョンにしておく

iOSのバージョンが古いと脆弱性(※)があり、サイバー攻撃などを受けてしまうことがあります。とはいえ、最新のバージョンにすることでその欠陥を修正できるため、セキュリティ対策になります。外部からの攻撃からiPhoneを守るために、システムは常に最新版に保ちましょう。

※脆弱性:iOSの情報の安全性を脅かす可能性のある欠陥のこと

まとめ

iPhoneがウィルス感染したという警告が表示されたら、今回解説した方法に従って冷静に対処しましょう。

iPhoneがウィルスに感染するリスクは低いですが、可能性はゼロではありません。トラブルを防ぐために、ウィルス対策アプリをダウンロードしたり、安易に外部リンクをクリックしたりしないようにしましょう。慎重になることで大切な個人情報を守れます。

ウィルスに感染した疑いがある場合は、早めに状態を確認する必要があります。街の修理店に相談し、適切な対応をしましょう。