iPhoneのホームボタンを押すと変な音がする!原因と対処法を解説

iPhoneのホームボタンを押すと「ポコポコ」「カチカチ」という変な音がする場合があります。今回はiPhoneのホームボタンから変な音がする原因、対処法について解説します。変な音がする状態を放置してしまうと悪化する可能性があるので、まずは原因を特定し、対処法を試してみてください。


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ホームボタンの「ポコポコ」「カチカチ」など変な音がする原因

最近のiPhoneにはホームボタンはありませんが、iPhone6や7、SE(第1世代)などiPhone8 Plusまでの端末の下には丸いホームボタンがついています。

ここでは、ホームボタンから「ポコポコ」「パキッ」などの異音がする主な原因を紹介します。まずは異音がする原因を見極めて、解決するための参考にしてみてください。

ホームボタンが劣化・故障している

長くiPhoneを使っていると、ホームボタンの部品が摩耗して劣化してしまいます。それによりホームボタンの反応が悪くなり、異音がすることがあります。

iPhoneの寿命は一般的に3年〜5年が目安とされています。端末を使い始めて3年以上が経過していたり、以前と比べて充電回数が多くなっていたりする場合は、iPhoneの寿命が近づいていることでホームボタンが劣化しているのかもしれません。

また、iPhoneを落としたりぶつけたりして強い衝撃を与えることでホームボタン内部の部品が損傷し、変な音がすることも考えられます。「落下させてしまった後からホームボタンから異音がする」場合は、故障の可能性を疑いましょう。

ほかにも、iPhoneが水に濡れたり、湿度が高い場所に長時間放置したりすると、ホームボタン内部の部品が錆びて故障する原因になります。

iPhoneはある程度の防水機能は備わっているものの、完全防水ではありません。浴室で使うことが多かったり、水没させてしまったりしたことはないか、振り返ってみてください。

これらの理由でホームボタンに異常が起こり、使えなくなった場合は修理が必要です。

ゴミやホコリが入り込んでいる

iPhoneを長期間使用していると、いつの間にかほこりやゴミがホームボタンの隙間に入り込んでいることがあります。食べこぼしがホームボタンの隙間に入り込む可能性も考えられます。

ホームボタンの周辺にほこりや汚れが溜まると、押す際に変な音がする原因になり、何度も押さないと反応しなくなることもあるため注意が必要です。

ホームボタンをしばらく掃除していない場合は、汚れにより変な音がしている可能性を疑いましょう。

初期不良が起こっている

iPhoneを購入後、すぐに不具合が発生した場合、初期不良の可能性があります。

異音がする場合、ホームボタンの内部構造が適切に組み立てられていない、または部品が緩んでいる場合があります。

これは製造過程での問題によるもので、使うことによって悪化することもあります。初期不良かどうかわからない場合は、Appleサポートに問い合わせて、早めに対処することが重要です。

ホームボタンの変な音を消す方法

ホームボタンを押すたびに音がするときは、「Assistive Touch」という機能を使って、物理的なボタンを使わずに操作できます。

これは画面上に表示される仮想のボタンで、画面操作でホーム画面に戻るなどの操作ができます。ホームボタンの異音にお困りの方は、ぜひ試してみてください。

Assistive Touchを設定する方法は下記です。

1.「設定」を開きます。
2.「アクセシビリティ」を選び、「タッチ」をタップします。
3.「Assistive Touch」を見つけて、これをオンにします。

設定を有効にすると、画面上に小さな黒いボタンが現れます。Assistive Touchを使うと、ホームボタンと同じ操作ができるようになります。

AssistiveTouchでできる操作の例は下記です。

・画面をロックする
・音量を調節する
・Siriを呼び出す
・再起動する
・スクリーンショットを撮る

AssistiveTouchにはさまざまな機能があるため、ホームボタンが故障・損傷しているときや、画面操作を効率化したいときにおすすめです。

また、AssistiveTouchボタンは、画面上の好きな場所に自由に移動できます。

デフォルトでは右下に配置されていますが、誤ってタップしやすい場合は自分の使いやすい場所に移動させましょう。

ただし、Assistive Touchを使えるようになったからといって、修理しなくても良いわけではありません。ホームボタンの不具合は、ほかの問題が起こる前兆でもあるため、早めに修理に出しましょう。

ホームボタンの変な音が鳴るときの対処法

ここからは、ホームボタンを押すと異音がする場合の対処法を紹介します。快適に使用するために、異音に気づいたら早めに対処しましょう。

ホームボタンを掃除する

ホームボタンを押すと変な音がする場合は、綿棒を使ってホームボタンと本体の間に溜まったほこりを優しく取り除きましょう。

まずは、誤作動を防ぐため、iPhoneの電源を完全にオフにしてから掃除します。マイクロファイバークロスやほかの柔らかい布をホームボタンの周りに優しく当て、回転させるようにして汚れを取り除きます。

iPhoneのホームボタンは非常にデリケートです。掃除を行う際に強く押し付けたり、擦ったりすると損傷の原因となるため、優しく扱うことが重要です。

また、より細かいほこりや汚れを取り除くために、エアダスターを使って汚れを吹き飛ばすのも良いでしょう。

掃除が終わったら、iPhoneの電源をオンに戻します。

サポートを受ける

iPhoneのホームボタンが変な音がする問題が上記の対処法で解決しない、またはiPhoneが物理的に壊れたり水損傷したりしている可能性があるときは、サポートを受けて相談しましょう。

サポートを受けるなら、公式のApple Storeや街の修理店で対応してもらえます。

AppleCare+に加入しているなら、修理費用が割引される場合があります。初期不良の場合、保証期間内であれば無償で修理や交換ができることが多いです。購入後すぐに問題が発生した場合は、早めに対応を取りましょう。

AppleCare+に加入していない場合もApple Storeで相談できますが、修理に時間がかかる傾向があります。修理期間中はiPhoneが使えなくなってしまうため注意が必要です。

近くにApple Storeがない場合や、すぐに修理してもらいたいときは、街の修理店に相談してみましょう。街の修理店は、Apple Storeよりも費用が安くなることが多く、修理してもデータが消える心配は少ないです。

また、Apple Storeであれば公式の基準に沿った修理を受けることができますが、修理に出す際はデータのバックアップを取っておくことが必要になります。

それに対し、街の修理店はバックアップなしで即日対応してもらえる点も大きなメリットです。

まとめ

ホームボタンを押す際の異音の原因は、部品の摩耗や劣化、落下や水濡れによる損傷、ボタン周辺に溜まったゴミやホコリなどが考えられます。

対処法としては、画面上に仮想ボタンを表示し、物理的なホームボタン操作を代替する「Assistive Touch」を使ったり、タオルや綿棒を使って、ホームボタン周辺の汚れを優しく取り除いたりする方法があります。

それでも解決しない場合はApple Storeや修理店に相談し、修理を受けることがおすすめです。保証期間内であれば、AppleCare+加入者は修理費用が割引されますが、加入していない場合は街の修理店がおすすめです。

スマートクールは総務省の登録修理業者で、全国の大型モールなどに約120店舗出店している修理店です。店頭での即日対応ができ、不具合の原因究明と解決に向けてサポートをしています。できる限り端末を初期化せず修理できるので、バックアップをとる必要もありません。ホームボタンの不具合以外の修理にも対応しております。ぜひ、最寄りの店舗にお気軽にご相談ください。

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