iPhoneの画面録画ができない…。原因と対処法を紹介

iPhoneには、画面をそのまま動画で残せる「画面録画」機能がついています。アプリ不要で簡単に録画できるため、テレビ電話の内容を残しておきたいとき、SNSのゲーム実況などにも使えて便利です。とはいえ、突然録画ができない状態になることもあります。今回は、iPhoneの画面録画ができない原因を解説しながら、困ったときの対処法を紹介いたします。


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iPhoneの画面録画ができない原因とは?

iPhoneの画面録画ができないおもな原因は、次のとおりです。大半は設定やiPhoneの使い方の間違いに起因します。

・画面収録機能が制限されている
・録画禁止のアプリやサービスを利用している
・iPhoneの空き容量が足りない
・ミラーリング機能を使用している
・iOSのバージョンをアップデートしていない
・iPhone本体に不具合がある

それぞれを詳しく解説していきましょう。

画面収録機能が制限されている

iPhoneには、閲覧できるコンテンツやアプリ内の一部の動作を制限する機能があります。機能制限の設定で「画面収録」がオンになっていると、画面録画ができなくなります。

録画禁止のアプリやサービスを利用している

iPhoneで利用できるコンテンツのなかには、著作権の問題や利用規約によって録画を禁止しているサービスがあります。次に代表される動画配信サービス、音楽ストリーミングサービスは、視聴中に録画できません。iPhoneで視聴中に画面録画を始めようとするとアプリが一方的に切断されるか、画面が真っ黒になります。

・Netflix
・Amazonプライム
・Apple Music など

なかには、画面録画が禁止されていないコンテンツもあります。ですが、iPhoneで録画した映像や音楽を無断でネット上にアップロードしたり、二次利用したりするのは厳禁です。肖像権の問題や著作権侵害に抵触する可能性があります。

iPhoneの空き容量が足りない

画面録画をする際は大量のデータを生成するため、iPhoneの空き容量が不足していると処理が進まないことがあります。録画データは、iPhone本体の写真アプリに保存されます。容量不足で保存ができないと、録画が自動で止まってしまうのです。

ミラーリング機能を使用している

iPhoneでミラーリングを行っているときは、録画ボタンの操作が無効になります。ミラーリングとは、動画やゲームを大画面で楽しむためにスマートフォンの画面をテレビやモニターに表示する機能です。ミラーリング中は録画ボタンを押しても、画面が録画できません。

iOSのバージョンをアップデートしていない

iPhoneの画面録画は、iOS 11以降に装備された機能です。アップデートをしないままiOS 11以前を使っている場合は、画面録画ができません。

最新のiOSにアップデートすれば問題が解決するため、次の手順でバージョンを確認してください。

1.ホーム画面から「設定」を開く
2.「一般」を開く
3.「ソフトウェアアップデート」を開いてiOSのバージョンを確認する

画面に「iOSは最新です」と表示されれば、更新済みです。古いバージョンの場合は「自動アップデート」から更新しましょう。

バージョンが古いiOSを使っていると、iPhoneに内蔵された標準アプリとの連携がうまくいかなくなり、トラブルが起こりやすくなりがちです。iOSはこまめにアップデートしてください。

iPhone本体に不具合がある

iPhoneに内蔵されているソフトウェアのバグやエラーも、トラブルを引き起こす要因です。本体の一時的な不具合のほか、内部が故障している可能性もあります。

iPhoneの画面録画ができないときの対処法

ここからは、iPhoneの画面録画ができないときの対処法を解説していきます。

画面録画ができないときは、原因にあわせた対処が必要です。原因がはっきり特定できない場合は、次の対処法を順番に試しましょう。

1.iPhoneの設定を見直す

まず、iPhoneの設定を確認して、機能制限がかかっている場合は次の手順で解除します。iOS 12以降は機能制限が新機能の「スクリーンタイム」に統合されているため、iOSのバージョンにあわせて操作してください。

【iOS 11】
1.ホーム画面で「設定」を開く
2.「一般」を開く
3.「機能制限」を開く
4.機能制限用パスコードを入力し、「画面収録」をオンからオフに切替える

【iOS 12以降】
1.ホーム画面で「設定」を開く
2.「スクリーンタイム」を開く
3.「コンテンツとプライバシーの制限」を開く
4.「コンテンツ制限」のなかの「画面収録」を「許可」に切替える

2.十分な空き容量を確保する

画面録画をする前に、十分な空き容量を確保しておく必要があります。ストレージの空き容量は次の手順で確認できるため、不要なデータ、使っていないアプリ、ファイル、キャッシュは定期的に削除しましょう。

1.ホーム画面から「設定」を開く
2.「一般」を開く
3.「iPhoneストレージ」を開いて空き容量の数値を確認する

3.アプリを終了する

設定や空き容量に問題がない場合は、立ち上がっているアプリをすべて終了させてから画面録画を試してください。複数のアプリを起動したままにしているとiPhone本体に負荷がかかり、処理が滞る可能性があります。

アプリをすべて終了させればトラブルの改善が目指せるので、バックグラウンドで動いているアプリも含めて確認が必要です。

4.iPhoneを再起動する

いろいろ試しても改善しないときは、iPhoneを再起動します。トラブルを解決する定番の手法で、いったん電源を落とすと処理を滞らせている不具合がリセットされることがあります。

再起動の方法は機種ごとに異なるため、取り扱い説明書も参考にして、次の手順で操作しましょう。

【iPhone X、11、12、13以降】
1.本体右横の音量調節ボタンの片方と、左横のサイドボタンを同時に長押しする
2.電源オフのバーをドラッグして、本体の電源が切れるまで30秒ほど待つ
3.電源が切れたらサイドボタンを長押しして再起動する

【iPhone 6、7、8、SE (第2、第3世代)】
1.本体横のサイドボタンを長押しする
2.電源オフのバーが表示されたらドラッグし、本体の電源が切れるまで30秒ほど待つ
3.電源が切れたらサイドボタンを長押しして再起動する

【iPhone SE (第3世代)、5以前】
1.本体上部のトップボタンを長押しする
2.電源オフのバーが表示されたらドラッグする
3.30秒ほど待ち、電源が切れたらトップボタンを長押しして再起動する

iPhoneの画面録画ができないままなら修理業者に相談しよう

どうしても画面録画ができないときは無理をせずに、修理業者に相談することが大切です。原因を特定して、繰り返すトラブルを改善しましょう。本体が故障している場合はスムーズに修理にすすめます。

iPhoneの修理先には、次の選択肢があります。

・Appleサポート
・正規サービスプロバイダ
・キャリア店頭
・街の修理店

Appleのメーカーの修理なら、加入している保証が使えます。とはいえ、メーカーの修理は即日対応が難しく時間がかかるため、気軽な相談なら街の修理店がおすすめです。予約不要で店頭で見てもらえる修理店が多く、スピーディーに問題を解決するのに役立ちます。

スマートクールなら全国の大型モールに店舗があり、隙間時間に立ち寄れます。修理実績が豊富な総務省登録修理業者で、プライバシーマークも取得済みです。

店頭での即日対応が可能で、データを消さない修理でストレスなく相談できます。大切なiPhoneの悩みは、どうぞお気軽にスマートクールまでご相談ください。

まとめ

スクリーンショットでは静止画しか記録できないものの、iPhoneの録画機能を使えば画面を動画で残せます。スマートフォンの使い方が広がるので、録画できないときは早めの改善を目指しましょう。iPhoneの画面録画ができない原因には、設定の問題から使い方の間違いまでありさまざまです。原因がわからず悩んだときは、お近くの街の修理店にも相談してください。