iPhoneがWi-Fiに接続可能な環境下で圏外になるときの対処法を紹介

iPhoneがWi-Fiには接続されているのに、圏外と表示されるという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。iPhoneの故障かと思うかもしれませんが、決して不具合ではありません。 今回は、iPhoneがWi-Fiに接続されているにもかかわらず、圏外になる理由について解説します。


この記事は約6分で読み終わります。

iPhoneのモバイルデータ通信とWi-Fiは関係がない

iPhoneのモバイルデータ通信とWi-Fiは関係がありません。電波が悪い場所だと、Wi-Fiだけが接続されてモバイルデータ通信が接続されないという状況になる場合があります。

そのため、Wi-Fiに接続されているのに圏外になっていたとしても、iPhoneに不具合が起こっているわけではありません。

iPhoneがWi-Fiにも接続できないのはなぜ?

iPhoneをWi-Fi環境で使用しているにもかかわらず、圏外になってしまうのは自然な現象です。しかし、Wi-Fiすらも接続されない場合もあるでしょう。ここではWi-Fiが接続できない原因について解説します。

Wi-Fiのエリアから離れてしまっている

外出先でWi-Fiを使用している場合は、Wi-Fiの届くエリアから離れてしまっている可能性が考えられます。

現代では街中でもフリーWi-Fiを利用できるケースが増えてきています。フリーWi-Fiは買い物や食事を楽しみながらWi-Fiを使用できる便利なサービスですが、電波が届くエリアについては注意をしなければいけません。また、フリーWi-Fiは大勢の方が利用します。アクセスが集中して電波が悪くなっている可能性も考えられるでしょう。

場所によりますが、フリーWi-Fiは電波強度がそれほど強くなく、接続が悪くなるケースも珍しくありません。外出先で安定してWi-Fiを使用するのであれば、カフェやレストランなどのショップが提供しているWi-Fiを利用するか、ポケットWi-Fiを持ち歩くのがおすすめです。

キャリアアップデートを行っていない

キャリアアップデートとは、ネットワークや通話、インターネット共有などの機能に関するアップデートのことです。ドコモやソフトバンクなどのキャリアが提供しているサービスは、日々不具合の修正や機能の改善などが行われています。変更した機能をiPhoneに反映させるために必要なのが、キャリアアップデートです。

通信関連の機能を安定して使用するために、キャリアアップデートは欠かせません。通常であれば、iPhoneの画面上に自動でポップアップされるのですが「今はしない」を選択した場合は、手動で行う必要があります。

手動でキャリアアップデートを行う手順は以下のとおりです。

1.設定アプリを開く
2.「一般」から「情報」をタップする
3.キャリアアップデートがある場合は、再度ポップアップが表示されるので、そこからアップデートを行う

最新のキャリアアップデートが行われているか不安な方は、一度確認してみてください。

iPhoneのSIMカードを入れ替えたばかりである

SIMカードを入れ替えたばかりの場合は、Wi-Fi環境に関するデータがリセットされている可能性があります。今まで自動的に接続されていたWi-Fiも繋がらなくなっている可能性が高いので、再度設定を行わなければいけません。

Wi-Fi設定については設定アプリから確認ができます。再度パスワードの入力を求められた場合は、自宅のルーターを確認して再入力しましょう。外出先でフリーWi-Fiを使用している場合は、それぞれのフリーWi-Fiの接続手順に従って、再接続してください。

こうすることで、問題なくWi-Fiを使用できるようになる可能性が高いです。

iOSアップデートを行っていない

iOSとはiPhoneにおけるソフトウェアのことです。定期的にアップデートが行われますが、それを放置していると通信不良が起こる可能性があります。

iOSアップデートの手順は以下のとおりです。

1.設定アプリを開く
2.「一般」から「ソフトウェアアップデート」を選択する
3.アップデートが可能な場合は、充電ケーブルを接続した状態でアップデートを開始する

iOSアップデートが可能な場合は、ポップアップ通知でも表示されます。しかし、忘れてしまうことも多いので、定期的に最新のソフトウェアが配信されていないかチェックするようにしましょう。

iPhoneがWi-Fi環境で圏外になる場合の対処法

iPhoneをWi-Fi環境に接続しているにもかかわらず圏外になってしまう場合は、以下の対処法を実行してみてください。

iPhoneを再起動する

まずはiPhoneを再起動しましょう。iPhoneは音量調節ボタンと電源ボタンを長押しすることで、電源をオフにできます。その後、再度起動してWi-Fiに接続できるか確認してみてください。

iPhoneは一過性の不具合によって、通信状態が悪くなる場合があります。iPhoneの不具合は一度電源を落とすことで解消される可能性が高いため、再起動は非常に有効な対処法です。Wi-Fiに繋がらない場合に限らず、iPhoneで何らかのトラブルが起こった際は、再起動を行いましょう。

Wi-Fiの接続が有効か確認する

iPhoneのWi-Fiの接続設定がオフになっている可能性もあります。Wi-Fiがオンになっていて、接続できる状態にあるか確認してみましょう。

Wi-Fiの状態は設定アプリから確認できます。Wi-Fiのマークが青くなっていればオンの状態です。Wi-Fiマークを長押しすることで、現在接続されているWi-Fiを確認できます。

オンになっているにもかかわらず、Wi-Fiに接続されていない場合は、電波を受け取れていない可能性があります。別の対処法を実践してみましょう。

機内モードをオンにしてみる

様々な不具合によって、通信不良が起こる場合があります。再起動と同様に、一度通信を遮断してから再接続しなおすことで、問題が解決するかもしれません。

機内モードをオンにすれば、通信を一時的に遮断できます。再度オンにしてみて、圏外のマークが表示されるか確認してみましょう。

機内モードは設定アプリから設定できます。飛行機のマークを押して、青色になれば機内モードがオンになります。

再起動と同様に、通信不良が起こった場合は一度試してみましょう。

APN設定を確認する

格安SIMを使っている場合は、APN設定がリセットされて通信ができなくなっている場合があります。その場合は、設定アプリからAPN設定を行いましょう。

各キャリアからAPNに関する情報は提供されているはずです。もし、わからない場合は、キャリアショップに相談しましょう。

iPhoneを修理に出す

上記の方法でも解決しない場合は、専門業者にiPhoneの状態をチェックしてもらうのがおすすめです。Apple Storeに依頼するのも良いのですが、時間や費用が多くかかってしまいます。

そこでおすすめなのが街の修理店です。スマートクールでは、iPhoneに関して幅広く相談を受け付けています。iPhoneの通信状況に関して、トラブルが起こった場合はぜひスマートクールにご相談ください。

まとめ

iPhoneの通信不良には様々な原因があります。自分で特定するのは難しい場合も多いです。そこで、今回紹介した内容を参考にしつつ、必要に応じて街の修理店に相談してみてください。