iPhoneの発火原因は?発火の前兆や事故を防ぐための使用方法を解説

愛用者の多いiPhoneですが、使用方法を誤ると発火する恐れがあります。過去にはiPhoneの発火が原因で死亡したとして、Apple日本法人を相手取った裁判が起きたほどです。 自分のiPhoneでも同様の問題が発生しないか、不安に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は安全に利用できるように、iPhoneが発火する原因や発火の前兆を紹介するので、ぜひ覚えておきましょう。


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【死亡事故のおそれも】iPhoneが発火する4つの原因

iPhoneの発火の多くは、リチウムイオンバッテリーが原因です。

リチウムイオンバッテリーは、小さく軽量で高出力なのが特徴。繰り返し使用できるため、ワイヤレスイヤホンや携帯ゲーム機など、さまざまな電子機器に搭載されています。

なぜiPhoneが発火してしまうのか、発火原因を解説します。

高温の環境に長時間置く

高温の環境下に長時間置いていると、発火しやすくなります。

リチウムイオンバッテリーは、下記のような高温環境に弱く、長時間の使用・放置はしないよう注意が必要です。

・暑い日に車内へ放置
・お風呂での使用
・炎天下の野外で放置
・日当たりの良い窓際に放置

またiPhoneが高温になってしまう要因は、周辺環境によるものだけではありません。

充電しながらiPhoneを使用したり長時間使い続けたりして、iPhone自体が熱を持ってしまうケースも、バッテリーが過度に高温となり危険です。

高温になったら使用を控えたり、iPhone用の冷却グッズを使用したりして、熱くなり過ぎないよう気を付けましょう。

バッテリーに圧力を加える

バッテリーに圧力が加わるのも、発火の原因となります。

リチウムイオンバッテリーは圧力や衝撃に弱く、外部からの力が加わるとショートして、瞬間的に電流によって激しい熱が発生するため、発火・爆発につながるかもしれません。

実際に、ゴミに紛れていたリチウムイオンバッテリーが、ゴミ収集車・ゴミ集積場で圧力を加えられたことで、火災を発生させたケースが多く報告されています。

何度もiPhoneを落としたり強くぶつけたりすると、発火の恐れがあります。

また素人が無理にiPhoneのバッテリーを交換するのも、不用意に衝撃を加えて発火する可能性があるため危険です。

充電端子に異常がある

充電端子に異常がある場合も、発火の恐れがあります。

充電端子が変形するとショートしやすくなるので、発火の原因になり危険です。

例えば充電端子を傾けて使用したり、充電端子を斜めに抜き差ししたりすると、端子に無理な力が加わって変形しやすくなります。

また充電端子内に、汗や飲料水など電気を通す物質が入ってしまうのも要注意です。ショートして、発熱・発火につながります。

バッテリーが膨張している

バッテリーが劣化して、膨張していると発火する可能性があります。

リチウムイオンバッテリーは使い続けるほど劣化していき、次第に内部で化学反応が起こりガスが発生します。ガスがどんどん溜まり膨らんだバッテリーは、衝撃が加わると一気に圧力がかかり爆発する恐れがあります。

また膨張したバッテリーがiPhone内部を圧迫して、ほかの部品を傷付けたり電気回路をショートさせたりする可能性があるのも問題です。

バッテリーの膨張は確認が難しく、知らないうちに膨張したiPhoneを使い続けているかもしれません。

修理するべきかも?iPhoneの発火前兆

ちょっとした異常があっても、修理すべきかどうか判断がつかず、何となく使い続けてしまう方もいらっしゃるでしょう。

iPhoneの発火前兆をご紹介するので、もし該当するものがあれば、すぐに修理を依頼しましょう。

iPhoneの画面が浮いている

iPhoneの画面が浮いている場合、バッテリーが膨張しているかもしれません。

バッテリーが膨張すると、iPhoneの液晶を押し上げて画面が浮くことがあります。

ホコリやゴミが内部に入るほど浮く場合もあれば、見た目ではほとんどわからない程度に浮いている場合も。

テーブルのような水平な場所に画面を下向きに置いて、本体がグラグラするようであれば画面浮きの可能性が高いでしょう。

無理に浮いた画面を押さえると、膨れたバッテリーに負荷をかけて爆発させてしまう可能性があるので、プロに修理を依頼するのがおすすめです。

バッテリーの不調が続いている

バッテリーがすぐ高温になるようであれば、修理が必要な可能性があります。

長時間の充電や長時間の動画視聴での発熱は通常の反応の範囲ですが、短時間の使用でもすぐに熱くなる場合は危険です。

頻繁に発熱を繰り返す場合は、バッテリーが正常に機能していない可能性が高く、膨張や爆発・発火の恐れがあります。

またiPhoneのバッテリーが膨張して、内部を圧迫すると電気供給がうまくいかなくなり、再起動を繰り返すケースも。再起動を繰り返すとiPhoneの操作が不可となりバックアップを取れなくなるため、早めの修理がおすすめです。

iPhoneの発火リスクを抑える使い方

iPhoneの発火リスクを抑える使い方を紹介するので、安全に使用できるよう押さえておきましょう。

Apple推奨の充電ケーブルを使用する

充電ケーブルは、Apple推奨の商品を使用しましょう。

Apple純正の充電ケーブルやアダプタは、過充電によるバッテリーの損傷防止が組み込まれており安心して使用できます。

もしくはAppleが定めた品質をクリアした証明である「Made For iPhone(通称:MFi)」表示のある製品がおすすめです。

MFiに該当しないサードパーティー製(非純正)の充電ケーブルやアダプタは、発火リスクが高くなるため要注意です。

自分でバッテリーを交換しない

自分でバッテリーを交換すると発火や爆発する恐れがあるため危険なので、プロに任せましょう。

iPhoneのバッテリーは、強い粘着剤で本体に貼り付けられているため、無理やり剥がそうとすると、バッテリーを傷付け発火する恐れがあります。

バッテリー交換時の発火は、火傷のリスクが高く危険です。

安全な剥がし方を理解しているプロに依頼しましょう。

バッテリー交換の依頼なら、スマートクールがおすすめです。全国の大型モール110店舗以上に出店しているので、買い物ついでに気軽に修理へ出せます。

総務省登録修理業者でプライバシーマークも取得しているため、安心してお任せください。

充電環境に注意する

iPhoneを充電する際の、環境に注意しましょう。

充電中はただでさえバッテリーが熱くなりやすいので、周辺環境の影響でさらに負荷がかかると危険です。

例えば以下のような、熱がこもる場所や高温環境に置かないよう注意しましょう。
・毛布・布団の中
・直射日光の当たる窓際
・真夏の炎天下の車内
・お風呂場 など

もしiPhoneが発火したら?

もしiPhoneが発火したら、消火を最優先しましょう。

iPhoneが心配で躊躇するかもしれませんが、すぐに下記いずれかの対応を行ってください。

・水をかける
・水で濡らしたタオルでiPhoneを覆う
・消火器を使用する
・砂をかける

リチウムイオンバッテリーからの出火が原因で火事になる事例は多いため、燃え広がる前に119番通報しましょう。

たとえ火災にならず火花が出た程度であっても、そのままiPhoneを継続して使うのは危険です。

1度修理に出すか、買い替えを検討しましょう。

まとめ

iPhoneの発火は主にバッテリーが原因で、間違った使用や高温下への放置、経年劣化など、さまざまな要因により引き起こされます。

安全に使用し続けられるように、画面が浮いている・水没など異常があった場合は、すぐにiPhoneを修理に出しましょう。