iPhoneの液晶漏れはすぐに修理に出そう!修理が必要な理由とは

iPhoneを落としたり勢いよくぶつけたりした際に、「液晶漏れ」という画面の不具合が生じることがあります。液晶漏れが起きると、画面上に不具合が現れるだけでなく、タッチパネルでの操作が不可能になる場合もあります。液晶漏れが起きたら、そのまま放置せずに早めに修理に出すことが必要です。 今回は液晶漏れの症状や修理せずに放置するリスク、修理の依頼先などを紹介します。


この記事は約7分で読み終わります。

iPhoneの液晶漏れとは?

iPhoneの液晶漏れとは、フロントパネルが破損して内部の液晶が漏れ出した症状を指します。

iPhoneの画面は、表層に傷の付きにくいガラス、その下にタッチ操作を可能にするタッチセンサー、色や画像を表現する液晶、明るさを調整するバックライトの順に層になっています。液晶漏れは、画面が液晶層まで破損した場合に起こる不具合です。

液晶漏れが生じると、以下の症状が現れます。

・黒いシミが画面上に表示されている
・黒やグレーの線が表示されている

また、液晶漏れが起きるとタッチ操作ができなくなることがあります。

混同しやすい「画面割れ」と「液晶漏れ」の違い

iPhoneの画面破損の症状には、「画面割れ」と「液晶漏れ」のふたつがあります。両方とも同じ不具合と認識されることもありますが、実際には異なる状態です。

画面割れ

iPhoneの画面割れは、表層のガラススクリーンのみが破損している状態です。

表層のみの破損であるため、見た目がどんなにひどく割れていてもタッチ操作は問題なく行えます。

ただし、画面割れの状態のまま使用していると割れている部分が深くなり、タッチセンサーが破損し、最終的には液晶漏れの状態になることもあります。

液晶漏れ

液晶漏れは、液晶層の破損になるため画面割れよりも重度の状態です。タッチセンサー部分を通り越して液晶が破損しているため、タッチパネルが反応しないことも多く、スマホとして使用できないことが多くあります。

iPhoneX以降のモデルでは、液晶ではなく有機ELが搭載されています。有機ELの場合、液晶漏れの症状でよく見られる黒いシミではなく、画面上に縦線が出ます。

iPhoneX以降のモデルを使用していて、緑色の縦線や強い光の線がiPhoneの画面上に出ている場合は、液晶漏れが起きていると判断しましょう。

液晶漏れを修理しないとどうなる?

液晶漏れが起きてもタッチ操作ができる場合は、そのまま使用している人もいるのではないでしょうか。しかし、修理しないとさまざまなリスクがあります。

ここからは、液晶漏れを修理せず放置するリスクを紹介します。

誤作動が起きる

iPhoneの画面構造上、液晶の前にタッチセンサーがあるため液晶漏れになっている場合は、タッチセンサー自体も破損している可能性が高いです。

そのため、タッチパネルが問題なく動いているように見えても、一部反応しないことがあったり、予期せず誤作動を起こしたりします。

画面に触れていないのに勝手にiPhoneが操作されてしまうゴーストタッチの症状が出ると、非常に厄介です。

自分が知らない間に電話をかけたり、アプリを勝手に起動したりするほかにも、意図しない文字を入力して検索やチャットがスムーズにできないなどの問題が起こります。

さらに懸念されるリスクとしては、ゴーストタッチによってiPhoneのロック解除ができなくなることです。

iPhoneはロック解除の際、11回連続で間違ったパスコードを入力してしまうと、初期化しないと使えないようになってしまいます。

こうなると初期化するまでロック解除ができないため、すべてのデータを失うことになります。

なお、iPhoneが使用できなくなるため、iPhone単体での初期化はできません。パソコンを使用してiTunesから初期化することになります。

ゴーストタッチの症状が出てしまうと、修理以外で直ることはないため注意が必要です。

液晶漏れの範囲が広がる

液晶漏れによって出現した黒いシミや縦線は、小さい範囲であっても放置は危険です。放置していると、徐々に液晶漏れの範囲が広がります。

iPhoneの画面をタッチするたびに圧力がかかり、広範囲に広がっていくおそれがあります。また、使用頻度が少なくても、持ち運びの際の小さな振動から液晶漏れの範囲が広がるかもしれません。

液晶漏れの範囲が広がれば画面が見にくくなるのはもちろん、タッチ操作に影響を及ぼすおそれがあります。

ゴーストタッチが起きる原因にもなるため、軽い液晶漏れだからと放置せず、速やかに修理を依頼しましょう。

【iPhone】液晶漏れの修理はどこでできる?

iPhoneの画面に液晶漏れの症状が出た場合は、一刻も早く修理に出しましょう。修理先は、iPhoneのメーカーであるApple StoreとAppleが認定している正規店、街のスマホ修理店のふたつです。

Apple Storeまたは正規サービスプロバイダ

Apple独自の保証である「AppleCare+」に加入しているなら、Apple Storeや正規サービスプロバイダがおすすめです。保証未加入であれば、修理費用が19,400円〜56,800円と高額ですが、加入している場合はどのモデルを修理しても一律3,700円で修理できます。また、修理には純正部品を使うので、品質面に関しては絶対的な安心感があるでしょう。

ただし、正規店で修理を受けるには予約が必須です。とくにApple Storeは混雑していることが多く、即日修理を申し込むのは難しいケースが多いです。

予約が埋まっていない日時から受付をしますが、必ずしも自分の希望に合った日時が空いているとは限りません。

そして、正規店での修理のほとんどは、部品交換ではなく本体交換での対応となります。iPhoneの液晶漏れの場合は画面交換のみでも直りますが、別で修理済みのiPhoneと交換で修理完了にすることが一般的です。

また、交換する本体がないことも多く、手元にiPhoneが戻ってくるのが1週間後ということもあります。

その場合は、iPhoneが手元にない期間のことを考え、自分で代替え機を用意しておく必要があります。

街の修理店

正規店では、AppleCare+に加入していれば安く修理ができますが、そもそも未加入の場合や保証期間が切れてしまっている場合は、修理費用が高額になります。

街の修理店なら非正規ではありますが、保証の加入関係なく比較的安価に修理をしてもらえるでしょう。

さらに、街の修理店に依頼する最大のメリットは修理時間が短いことです。来店予約なしでも飛び込みで即日修理してくれる場合もあるので、出先でiPhoneの液晶漏れが起きてもすぐに対応してくれます。

iPhoneの修理を検討している人の中には、非正規店は品質が心配と思っている人も多いでしょう。

非正規店の中には粗悪な部品を使用している悪質な業者もいますが、優良な修理店であれば品質の高い部品を使って修理しています。そのため、基本的に多くの非正規店では、正規店と変わらない品質で修理が可能です。

また、街の修理店では部品交換での修理を行うので、データのバックアップを取っていなくてもそのまま修理することもできます。

修理完了後は、これまでと同じ状態ですぐにiPhoneを使えるようになるため、忙しい人にもおすすめです。

とはいえ、街の修理店ではデメリットも存在します。それは非純正部品を使って修理するため、今後Appleの下取りやキャリアの下取りに出せなくなることです。将来的に下取りに出す予定がないのであれば、街の修理店で問題はないでしょう。

iPhoneの液晶漏れの修理なら「スマートクール」にご相談ください。スマートクールは、全国に110店舗以上を展開しています。

総務省登録修理業者で、サービスの品質を常に追求しています。年間スマホ修理台数が20万台以上あるので実績も豊富です。初めてiPhoneを修理する場合でも、安心してご相談ください。

まとめ

iPhoneの液晶漏れが起きたら、すぐに修理を依頼しましょう。放置しても直ることはなく、液晶漏れの範囲が広がると、ほかの部品に影響を及ぼすおそれもあります。即日での修理を希望するなら、街の修理店も検討してみてください。