【iPhone】ワイヤレス充電ができない!原因と適切な対処法を解説

iPhoneを専用の充電器に置くだけでバッテリーを充電できるワイヤレス充電。ワイヤレス充電が突然できなくなると、故障したのかと慌ててしまいますよね。iPhone端末の故障ではなく、置き方や充電器アダプターの不具合による可能性もあるので、原因をしっかり見極めて対処しましょう。今回は、iPhoneがワイヤレス充電できないときの主な原因と対処法をご紹介します。


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iPhoneのワイヤレス充電ができないときの対処法

まずは、iPhoneがワイヤレス充電できないときの原因の解説と対処法を紹介します。快適なスマホライフのためにしっかりと確認していきましょう。

iPhoneとワイヤレス充電の位置や向きを変えてみる

iPhoneが正しい位置と向きで充電器に置かれているかを確認しましょう。ワイヤレス充電器はiPhone端末の背面にあるりんごマークの位置に埋め込まれている充電コイルに合う位置に置かないと充電ができません。

特に、端末のサイズが大きいiPhone機種(XS Maxや11 Pro Maxなど)では、充電器上に正しく置けていない可能性があります。充電位置がズレていないか確認しましょう。

ワイヤレス充電器には、いくつかタイプがあります。広い面積でどこに置いても充電できるパッドタイプや、立てかけられるスタンドタイプはストレスフリーでおすすめです。

充電器のアダプターに不具合がある

iPhoneが正常に充電できない場合、充電器のアダプターやケーブルの状態も確認が必要です。ケーブルに断線や不具合がある場合、充電ができなくなっている可能性があります。

アダプターやケーブルは毎日のように使用するため、経年劣化や内部の断線が起こる可能性があります。表面上は消耗していないように見えても、内部が断線していることもあります。ほかのアダプターやケーブルがあれば試してみるのも良いでしょう。

Qi規格の充電器を使用する

iPhoneをワイヤレス充電するには、充電器が「Qi(チー)」というワイヤレス充電規格に適合しているものでなければ充電できません。使用中の充電器がQi規格に対応しているか確認しましょう。「iPhone8以降の対応」と記載されているものは問題なく使用できます。

ワイヤレス充電器がQi規格に適合していない場合、Qi規格に対応している新しい充電器に交換しましょう。

そして、iPhone12以降の機種には、Appleが開発した新しいワイヤレス充電規格の「MagSafe(マグセーフ)」を搭載しています。MagSafeはQiと互換性があるだけでなく、強力なマグネットにより充電位置がずれないようになっています。通知のバイブでいつの間にか充電位置がずれていたなんてこともありません。

なので、Appleの純正品ワイヤレス充電器を購入するのも良いでしょう。MagSafe対応のスマホケースも販売しています。

そして、2023年末には、このMagSafeをベースとした新規格がQi2が誕生予定です。互換性を確認した上で、新しい規格の充電器を試してみるのも良いでしょう。

iPhoneケースを取り外して充電する

iPhoneにケースをつけていると、ケースの素材や厚みによって通電しにくく、充電がうまくできないことがあります。特に金属類のケースは電波干渉を引き起こし、充電が阻害されることもあります。iPhoneの発熱にもつながり支障をきたすこともあるので十分に注意しましょう。

金属製のケース以外でも、分厚いケースやスマホリングの使用も充電トラブルの原因となることがあります。また、手帳型のケースにクレジットカードを入れている場合も電波干渉してしまい、充電されにくいことがあります。

ケースをつけているiPhoneの充電がうまくできない場合は、ケースを外して試してみるか、別のケースを検討することをおすすめします。ワイヤレス充電対応のスマホリングもありますので、こちらも買い替えてみてはいかがでしょうか。

iPhoneを再起動する

ワイヤレス充電ができなくなった場合、iPhoneを再起動してみましょう。再起動によってワイヤレス充電の不具合が解消することがあります。

再起動方法は、サイドボタン(電源ボタン)を長押しし、一旦電源を切った後にもう一度サイドボタンを長押しして起動するという手順です。再起動後にワイヤレス充電が正常に行えるか試してみましょう。

iOSが最新版になっているか確認する

ワイヤレス充電の不具合が解消されない場合、iPhoneのソフトウェアの不具合が原因と考えられます。iOS最新版にアップデートすることで、自然とソフトウェアの問題が解消できる可能性があります。

アップデートの際には十分なバッテリー残量を確保し、途中でバッテリーが切れないように注意しましょう。バッテリー残量が不十分な状態でアップデートを行うと、ソフトウェアやデータの破損や消失の可能性があります。バッテリー残量が十分にあるかを確認した上で操作しましょう。

iPhoneのワイヤレス充電ができないときは故障の可能性もある

これまで紹介した対策を試してもワイヤレス充電ができない場合、iPhone自体が故障している可能性が考えられます。このような場合、正規のApple Storeや各キャリアショップ、街の修理店で対応が可能です。

購入時にAppleCare+ for iPhoneに加入している場合は、Apple Storeで修理ができます。ただし、Apple Storeでの修理は予約が必要になるため急ぎ相談したい場合は街の修理店を検討しましょう。専門知識を持ったプロフェッショナルが不具合の改善策を提供してくれます。不具合の原因究明と解決に向けてサポートを受けることができるため、気軽に相談してみてください。

iPhoneのワイヤレス充電についてのよくある質問

ここでは、iPhoneのワイヤレス充電についてのよくある疑問にお答えしていきます。

【iPhone】ワイヤレス充電の対応機種は?

ワイヤレス充電はすべてのiPhoneが対応しているのではなく、2017年販売のiPhone8以降の機種です。具体的な機種名は以下の通りです。

・iPhone 14
・iPhone 14 Pro
・iPhone 13 Pro Max
・iPhone 13 Pro
・iPhone 13
・iPhone 13 mini
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 12 mini
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone 11
・iPhone XS Max
・iPhone XS
・iPhone XR
・iPhone Xi
・iPhone 8
・iPhone 8 Plus

iPhoneの機種を確認する方法は、「設定」アプリを開き「一般」をタップし、「情報」を選択すると機種名が表示されます。

iPhoneの画面を下にして置いても充電される?

iPhoneは画面を下向きにすると充電されません。ワイヤレス充電器はiPhone背面に埋め込まれている充電コイルに接するように置かないと充電されないからです。iPhoneの画面を上向きにして、充電器の中央に置かないと充電できないので気をつけましょう。

ワイヤレス充電とケーブルでの充電を同時にできる?

ワイヤレス充電とケーブルでの充電を同時に行うことはできますが、その場合、ケーブルでの充電が優先されます。両方使用したからといって同時には充電できるわけではないので気をつけましょう。

まとめ

ワイヤレス充電ができない時は、充電器に正しく置かれているか、Qi規格の充電器を使用しているかなど、この記事で紹介した対処法を試してみましょう。

対処法を試しても充電できない場合は、お気軽にスマートクールまでお問い合わせください。スマートクールは、総務省登録修理業者であり、国の基準に則ったiPhone修理を行っております。即日修理可能で、最短30分で対応いたします。ワイヤレス充電に関するお悩みや不具合についてのご相談があればいつでもご相談ください。