目次
iPhoneのバッテリーの寿命はどのくらい?
iPhoneのバッテリーであるリチウムイオン電池の寿命は約2年です。2年以上同じiPhoneを使っている場合は、バッテリーの最大容量に関わらず交換することをおすすめします。
iPhoneのバッテリーは消耗品なので、徐々に劣化していきます。バッテリーの減りが早い状態のまま放置していると、頻繁に電源が落ちて日常生活に支障をきたすこともあるのです。
使用し始めてから2年経っていない場合でもバッテリーの最大容量が85%を下回っているなら交換を検討してください。
バッテリーの減りが早い原因
iPhoneのバッテリーの減りが早い原因は、以下の3つです。
・本体の設定
・使用している環境
・アプリの設定
それぞれの原因について解説します。
本体の設定が原因
iPhoneのバッテリーが早く減る原因として、本体の設定が考えられます。
具体的には以下のとおりです。
・GPSがオンになっている
・Wi-Fi、Bluetoothがオンになっている
・プッシュ通知がオンになっている
・iOSのバージョンやアップデートが影響している
・画面が明るすぎる
使用している環境が原因
iPhoneの使用環境もバッテリーの消費に影響を与えます。
具体的には、以下のとおりです。
・気温に問題がある
・電波の悪い場所で使っている
アプリの設定が原因
アプリの設定も、バッテリーが早く減る原因になります。
具体的には、以下のとおりです。
・バックグラウンドでアプリを起動している
・アプリのアップデートを自動設定している
本体の設定が原因の場合の対処法
ここでは、本体の設定が原因でバッテリー消費が早まっている事例と対処法について解説いたします。
GPSがオンになっている
GPSをオンにしていると、バックグラウンドで位置情報の取得や送信をするため、バッテリーを消耗します。
GPSを使用しないときは、オフにしておくのがおすすめです。
【GPSをオフにする手順】
2.「位置情報サービス」をタップ
3.「位置情報サービス」をオフに設定
一度GPSをオフにすると、位置情報を使う地図アプリやゲームなどを使用する際、以下のような表示が出ます。使用する場合は「APPの使用中だけ許可」を選択すれば、バッテリーの減りを最小限に抑えられます。
出典:iOS/iPadOS/watchOS のプライバシーと位置情報サービスについて(Apple サポート (日本))
Wi-Fi・Bluetoothがオンになっている
Wi-Fiがオンになっていたり、Bluetoothで音楽を聴いたりすることで、バッテリーを消耗します。利用していなくてもオンになっているだけで消耗が早くなるため、不要なときはオフにしておきましょう。それぞれの設定をオフにする手順は、以下のとおりです。
【Wi-Fiをオフにする手順】
・「設定」>「Wi-Fi」の順に選択して、「Wi-Fi」をオフにする
【Bluetooth をオフにする手順】
・「設定」>「Bluetooth」の順に選択して、「Bluetooth」をオフにする
コントロールセンターからオフにする方法が比較的簡単なのでおすすめです。コントロールセンターへのアクセス方法は機種によって異なるため、Appleの公式サイトを参考にしてください。
出典:iPhone でコントロールセンターにアクセスする – Apple サポート (日本)
プッシュ通知がオンになっている
プッシュ通知がオンになっていることも、バッテリー消費が早くなる原因です。
プッシュ通知とは、LINEやニュース速報、セールのお知らせなど、アプリが自動でお知らせを通知する機能のことです。見逃したくない情報のみ通知をオンにし、それ以外はオフにしておくとバッテリーの消費を抑えられます。
アプリの通知をオフにする手順は、以下のとおりです。
2.通知をオフに変更したいアプリをタップ
3.「通知を許可」をオフにする
iOSのバージョンやアップデートが影響している
iOSのバージョンによっては、バッテリーの消耗が激しくなる場合があります。とくにiPhoneを最新のiOSにアップデートした際は、バッテリー寿命が一時的に低下することが多いです。
これはiOSがファイルや写真、アプリなどを最適化しているためです。Appleサポートは「アップデート後はアプリや機能が最適化されるのに最大48時間程度かかる」と説明しています。
iOSをアップデートした後のバッテリー消費は一時的なものなので、2~3日は様子を見ましょう。
画面の明るさが明るすぎる
バッテリーを長持ちさせる簡単な方法が、iPhone画面の明るさを調整することです。明るすぎると消費電力が多くなるため、環境に応じて調整してみてください。
iPhone画面の明るさを落とすには、コントロールセンターを開いて、明るさのスライダを下にドラッグするだけです。
使用している環境が原因の場合の対処法
iPhoneのバッテリーは、使用している環境によって減りが早くなることがあります。ここではバッテリーを消耗しやすい環境と対処法をご紹介します。
気温に問題がある
iPhoneは0°C〜35°Cの環境下で最も良く動作します。極端に寒かったり暑かったりする場所では、バッテリーの消耗が早くなる、デバイスの電源が切れるなどのおそれがあるので注意しましょう。
とくに35℃を超える温度にiPhoneをさらすと、バッテリーにダメージを与えることになるので注意しましょう。
出典:バッテリー – パフォーマンスを最大化する(- Apple(日本))
電波の悪い場所で使っている
電波の悪い場所でiPhoneを使うと、電波を探し続けるためバッテリーの消費が早くなります。圏外の場所では「機内モード」に設定することでバッテリーの減りを抑えられます。
機内モードをオンにするには、コントロールセンターを開き、機内モードのアイコンをタップしてください。ただし機内モードをオンにすると、電話の受発信ができないことは覚えておきましょう。
アプリの設定が原因の場合の対処法
アプリの設定によっても、バッテリーの減りが早くなることがあります。
ここでは、バッテリーを消耗しやすいアプリの設定と対処法をご紹介します。
バックグラウンドでアプリを起動している
バックグラウンドでアプリが動作しているということはよくあります。位置情報を取得したり、歩数をカウントしたりするものはバッテリーが非常に早く消耗するため、こまめに完全終了することが大事です。
バックグラウンドで起動しているアプリは、ホームボタンを2回押すと表示されます。終了させたいアプリは下から上にスワイプ(画面に指を置いてすべらせる)しましょう。
アプリのアップデートを自動設定している
アプリは通常、細かいアップデートを繰り返しています。アップデートの自動設定をしている場合、必要なときに自動で更新されるので便利ですが、バッテリーを消耗することになります。
外出中やすぐに充電できない場合など、バッテリーがなくなると困る状況では、アプリの自動アップデートをオフにしてバッテリーを長持ちさせましょう。
アプリの自動アップデートをオフにするには「設定」>「App Store」>「App のアップデート」のオン/オフを切り替えてください。
まとめ
iPhoneのバッテリー消費は「本体の設定」「使用環境」「アプリの設定」を調整することで抑えられ、長持ちします。とはいえバッテリーは消耗品で、2年を目途に交換することが推奨されています。劣化したまま使い続けると、電源が落ちやすくなって必要なときに使えなくなるおそれもあるので、2年経ったらバッテリーの最大容量に関係なく交換することをおすすめします。
スマートフォン修理業者「スマートクール」は、イオンモールやららぽーと、ゆめタウンなど、全国の大型ショッピングモールに展開しています。バッテリー交換をはじめ、画面割れやカメラの不具合など幅広い修理を承っております。
iPhoneの修理を検討中の方は、お近くの店舗にぜひご依頼ください。