iPadが反応しないときどうすれば良い?考えられる原因も解説

iPadを使っていて突然反応しなくなってしまったら焦るでしょう。しばらく待ってみても一向に反応がないと、困り果ててしまう方もいるかもしれません。本記事では、iPadが反応しないときに考えられる原因と対処法について解説していきます。


この記事は約8分で読み終わります。

iPadが反応なし!~ソフト側の原因5つを解説~

最初にiPadが反応しない原因のうち、ソフトウェアなどの内部要因に関するものを見ていきましょう。

iPadOSのバージョン

iPadOSでは定期的に新しいバージョンが提供されています。バージョンアップの内容は機能の追加やセキュリティの強化などが中心です。しかし、ほかにシステムバグの修正も行われています。

iPadOSのバージョンを古いままにしておくと、システムバグが修正されず、反応しなくなってしまう不具合が生じるかもしれません。日頃からアップデートを確認しておきましょう。

古い機種

かなり古い機種(世代)のiPadだと、最新のOSをスムーズに処理できず不具合を起こすこともあります。特にサポートが終了しているような古い機種だと、不具合を起こしやすいです。反応はしても読み込みが遅いなど、使用していてストレスを感じるかもしれません。

iPadOSの不具合

iPadOSのアップデートに失敗した場合、動作不良を起こす可能性があります。インストール中にバッテリーが足りていなかったり、途中で中断されたり、通信状況が悪かったりした場合が考えられます。初期化すれば、購入時の状態に戻るため、改善できることが多いです。
ただし、初期化するとiPadに保存されているすべてのデータが消えてしまうため注意しましょう。設定などもすべてやり直す必要があります。

iPadOSのアップロードとインストールは、充電しながら、通信状況の良い場所で時間に余裕を持って行うようにしましょう。

ストレージ容量の不足

iPadでデータをスムーズに処理するには、ストレージ容量に一定の余裕が必要です。ストレージ容量に余裕がないと、本体の処理能力が低下してしまいます。

写真や動画などをよく撮影する人だと、気がつかないうちにストレージ容量が一杯になっているかもしれません。

アプリを開きすぎている

複数のアプリを開いていると、それだけ多くの処理が行われます。多くのアプリを開いたままにしておくと、処理が追いつかずフリーズしてしまうかもしれません。

アプリがバグを起こしている場合や、アプリ自体の処理が重い場合にフリーズしやすくなります。開いているアプリは少なくても、特定のアプリが何度もフリーズしていると、iPadが反応しなくなることがあります。

iPadが反応なし!~ハード側の原因5つを解説~

次にバッテリーなどの外的要因が原因でiPadが反応しない場合について見ていきましょう。

画面の割れ

画面が割れていると、タッチパネルでの操作ができなくなる場合があります。一部が割れているとその周辺部分だけでなく、ほかの部分にも影響する可能性があるため注意が必要です。

iPadの画面はガラスと液晶で構成されていますが、ガラスの部分が割れると、タッチセンサーに干渉する可能性もあります。Apple Pencilも正常に反応しなくなるかもしれません。

関連記事:iPadの画面が割れた!応急処置の方法や修理先の特徴を紹介

バッテリーの劣化

iPadを何年も長く使っている、または何年も使っていないと次第にバッテリーが劣化していきます。劣化が進むとバッテリー内部にガスだまりが発生し膨張します。バッテリーの劣化が原因で不具合を起こしているのかもしれません。

タッチパネルでの操作に反応しなくなるのに加えて、画面破裂・ケーブル断線・パーツ故障などさまざまな支障が発生します。

もし、iPad本体の左側が盛り上がっているようであれば、バッテリーが膨張している可能性があります。また、画面に白背景を表示した場合に青い線が出てくる場合も、バッテリーの膨張を疑いましょう。

保護フィルム

iPadに保護フィルムを貼っている場合には、タッチパネル操作の妨げになって反応しなくなっている可能性があります。保護フィルムにもさまざまなものがありますが、厚みのあるフィルムや特殊なフィルムの場合には、操作を阻害しやすいです。

水濡れ

基本的にiPadには防水機能は備わっていません。水没させてしまった場合には、内部に水が入り込んで反応しなくなります。水没だけでなく、外で雨に打たれたり、濡れた手で触ったりした場合などにも注意が必要です。

関連記事:iPadが水没したかも!取ってはいけないNG行動と適切な対処法を解説

iPad本体の温度異常

iPadは精密機器であるため、極端に高温・低温の環境に置かれると処理能力が低下して動作不良を起こす可能性があります。特に高温多湿な環境で使用すると、不具合を起こしやすいです。

iPadにはパソコンと違い、冷却用のファンがついていません。周囲の温度や湿度は正常でも、iPadを長時間使用していると、CPUの発熱によりiPad本体が高温になるため注意が必要です。

関連記事:iPadが発熱するのはなぜ?6つの原因と7つの対策を解説

iPadが反応しないときの対処法を解説

iPadが反応しないときには、次のような対処法で改善できる可能性があります。

再起動させる

iPadに不具合があるときには再起動すると、エラーが解消されて元に戻ることが多いです。反応しなくなったときにも、まずは再起動を試してみましょう。

iPadにはホームボタンがある機種と非搭載の機種があり、それぞれ再起動の方法が異なります。

ホームボタンがある機種の場合には、電源ボタンとホームボタンを長押ししましょう。Appleのロゴが表示されて再起動されます。

ホームボタン非搭載の機種の場合には、音量を上げるボタンを押してすぐに離し、下げるボタンを押してすぐに離しましょう。それから電源ボタンを長押しすると、Appleのロゴが表示されて再起動されます。

アプリを強制終了させる

特定のアプリのみ反応しない場合には、そのアプリだけ強制終了させてみましょう。

ホームボタンがある機種の場合には、ホームボタンを短く2回押すと起動中のアプリが横並びで表示されます。横にスワイプして、反応しないアプリを選んで上にスワイプさせましょう。

ホームボタン非搭載の機種の場合には、ホーム画面で下の方から上に向かってスワイプし、真ん中辺りで指を止めてみましょう。起動中のアプリが横並びで表示されるため、反応しないアプリを選んで上にスワイプさせれば強制終了できます。

また、アプリの更新が必要かもしれません。App Storeのアプリから、当該アプリの情報を確認してみましょう。不具合の報告が記載されている場合もあります。

保護フィルムを剥がす

指とタッチパネルの間に電気を通しにくいもの、ゴミや気泡があると反応も鈍くなります。フィルムを貼る前までは正常で、貼ってから反応しなくなったのであれば、フィルムが原因かもしれません。その場合には、一度剥がしてみましょう。

フィルム自体は薄いものでも、パネルとの間にゴミや気泡が入っている場合にも、一度剥がして貼りなおす必要があります。また、フィルムが静電気を帯びている可能性もあるため確認してみましょう。

画面の汚れを拭く

iPadの画面が指紋や皮脂で汚れていて反応が鈍くなっている可能性もあるため、拭いてキレイにしてみましょう。このとき、濡れているもので拭かないように注意が必要です。保護フィルムを貼っていない場合は、メガネ拭きなど、柔らかい乾いた布を使用しましょう。

また、iPadの画面はキレイでも手が乾燥していて反応しづらい可能性もあります。その場合には、手を保湿してから操作すると、正常に反応するかもしれません。

OSを最新版にする

iPadOSの不具合が原因の場合には、最新バージョンにアップデートすると改善する可能性があります。ただ、タッチパネルが反応しないと、iPadを操作できず設定画面を開けません。その場合には、PCに接続すればiTunesを通してアップデートできます。

タッチスクリーンの反応を確認する

タッチスクリーンの反応が合っていないために反応しづらい可能性もあります。合っているか確認し、合っていない、ずれている場合には調整しましょう。

設定から「アクセシビリティ」の項目に進み、「タッチ」「タッチの調整」と進むと、確認や変更ができます。

リカバリーモードで復元・初期化を行う

頻繁にフリーズしてしまうのであれば、リカバリーモードを試す方法もあります。リカバリーモードは、iPadを強制的に初期化したり、アップデートを行ったりするための機能です。パソコンのiTunesに接続した状態で行います。

ホームボタンがある機種の場合には、電源ボタンとホームボタンを同時に長押ししましょう。「iTunesに接続」と表示され、リカバリーモードになります。

ホームボタン非搭載の機種の場合には、音量を上げるボタンを押してすぐ離し、下げるボタンを押して離します。それから電源ボタンを長押ししましょう。「iTunesに接続」の画面になり、リカバリーモードになります。

「復元」と「アップデート」が表示されるため、「復元」を選択しましょう。

上記を試しても改善しないときは修理店へ

上記で紹介した方法を試しても、改善しない場合には、iPadが故障している可能性があります。スマートクール」に修理を依頼するのがおすすめです。

スマートクールでは、全国の大型モールへ110店舗以上出店しています。総務省登録修理業者にも登録されており、iPhoneやiPadの故障やさまざまな不具合の相談を受け付けています。

iPadが反応せず、お困りならスマートクールにお問い合わせください。

まとめ

iPadが反応しなくなった場合には、原因の特定が重要です。ソフト側とハード側の両面で原因を探ってみましょう。本記事で紹介した方法を試すと、多くの場合で改善します。もし改善しない場合には、故障の疑いがあるため、修理店に相談し、原因を特定してもらい
ましょう。軽度の不具合や故障なら、即日修理してもらえるかもしれません。