iPhoneのアプリのアップデートが出来ないのはなぜ?

「iPhoneでアプリのアップデートができない」「アップデートの途中で待機中のまま止まってしまった」など、アプリのアップデートができないことに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。アプリがアップデートできないことで、最新の機能が使えなくなったり、アプリが利用できなくなったりする可能性があります。今回は、iPhoneのアプリをアップデートできないときの対処法を解説します。


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iPhoneのアプリがアップデートできないときの対処法

iPhoneのアップデートができないときには、以下のような対処法があります。具体的な手順も紹介するので、一つひとつ確認し、ぜひ実践してみてください。

iPhoneの空き容量が不足している場合

iPhoneのアプリをアップデートするには十分な空き容量が必要です。データ容量がいっぱいの場合、容量が不足してしまいアップデートができないか、途中で中止してしまう可能性があります。

対処法としては、ストレージの空き容量を増やすことが必要です。まず、どのアプリがどれだけの容量を使用しているか確認しましょう。確認方法は以下のとおりです。

1.「設定」アプリを選択します。
2.「一般」から「ストレージとiCloudの使用状況」を選択します。
3.「ストレージを管理」を選択しそれぞれのアプリのデータ使用状況を確認します。

空き容量が少ないとアップデートできないため、写真や動画、使っていないアプリを削除して空き容量を確保しましょう。可能であれば、普段から100MB以上は空けておくことをおすすめします。不要なデータを削除して、常に必要なデータ容量を確保しておきましょう。

iOSのバージョンが古い場合

アップデートができない問題が生じる原因として、iOSのバージョンが古いことが挙げられます。iOSが古いとアプリとの互換性がなくなってしまい、アップデートができなくなります。

iOSをアップデートするときは、以下の手順で行います。

1.「設定」アプリを選択します。
2.「一般」から「ソフトウェアアップデート」を選択します。
3.アップデートの情報が表示されるので、必要に応じて最新版にアップデートします。

また、アップデートする際は、Wi-Fiに接続した状態で充電しながら行いましょう。iOSをアップデートすることで、アプリとの互換性が保たれ、スムーズなアップデートが可能です。

Wi-Fiなど通信環境に問題がある場合

通信環境に問題がある場合も、アップデートができないこともあります。Wi-Fiに正常に接続されているかなど、通信環境を確認しましょう。アプリ容量が大きい場合はアップデートする時間がかかることもあります。特に、200MB以上のアップデートをするにはWi-Fiが必要です。

また、通信環境が不安定な場合は、ほかのWi-Fiに接続して試してみましょう。

アプリ自体が原因になっている場合

アップデートできない原因には、アプリ自体に問題があり壊れている、バグがあることが挙げられます。ほかのアプリはアップデートできる場合、アプリ自体に問題がある可能性が高いです。

この場合、アプリをもう一度インストールし直す必要があります。アプリをいったん削除し、もう一度インストールすることでアップデートされることもあるため試してみましょう。手順としては、アプリのアイコンを長押しして「×」アイコンをタップすると削除することができます。

削除できない場合は、「設定」からアプリを削除する方法もあります。手順は以下のとおりです。

1.「設定」アプリを選択します。
2.「一般」から「iPhoneストレージ」を選択します。
3.削除したいアプリを選択して「Appを削除」を選択します。

アプリを削除した後、再度ダウンロードしましょう。再インストールすると、アプリのアップデートができる可能性があります。

対処法を試してもアプリのアップデートができないときは?

対処法を実践してもアプリのアップデートができないこともあります。その際、以下の方法があるので、参考にしながら落ち着いて対処しましょう。

ダウンロードを一時停止して再開してみる

アップデートで問題が起きている場合は、アップデートの途中で一時停止し、少し時間を置いてから再試行しましょう。

iPhone6 以降の機種では、ホーム画面から該当アプリを長押しすると「ダウンロードを再開」「ダウンロードを一時停止」「ダウンロードをキャンセル」が表示されます。一時停止したい場合は「ダウンロードを一時停止」してから「ダウンロードを再開」をタップします。

バックグラウンドで起動しているアプリを閉じる

複数のアプリがバックグラウンドで起動していると、新しいファイルやアプリのダウンロードができなくなることがあります。使っていないアプリはバックグラウンド起動状態になっているため、動作が続いている状態になっています。アプリを更新する前に、バックグラウンドで起動したアプリを閉じてみましょう。

アプリをバックグラウンドから閉じる方法は以下のとおりです。

1.ホーム画面の下から中央に向かってスワイプします。
2.表示されたアプリから終了させたいアプリを選びます。
3.選択したアプリのプレビュー画面を上にスワイプして閉じます。

起動しているアプリのプレビュー画面をすべて上にスワイプして、アプリを完全に閉じてから、再度アップデートを試してみましょう。

iPhoneを再起動する

アプリのアップデートに問題がある場合、iPhoneを再起動してみましょう。再起動はiOSの問題を解決する効果的な方法のひとつなので、アップデートに関連する問題も修正できます。iPhoneのシステムに問題があることでアップデートできない場合は、再起動により問題が解決できる可能性があります。

再起動手順は以下のとおりです。

【iPhone X以降のモデルの場合】
1.右側のサイドボタン(電源ボタン)と左側のボリュームボタンのどちらかを同時に長押しして、電源オフのスライダーを表示させます。
2.スライダーを右にスワイプして電源を切ります。
3.完全に電源が切れたら、サイドボタンを再び長押しして、Appleのロゴが表示されるまで待ちます。

【iPhone 8以前のモデルの場合】
1.右側のサイドボタン(電源ボタン)を長押しして、電源オフのスライダーを表示させます。
2.スライダーを右にスワイプして電源を切ります。
3.完全に電源が切れたら、サイドボタンを再び長押しして、Appleのロゴが表示されるまで待ちます。

Apple IDを一度サインアウトする

Apple IDへの正しいサインインができていない場合、アプリのアップデートができないことがあります。解決するために、App Storeからサインアウトし、再度サインインしてみましょう。

手順は以下のとおりです。

1.「設定」アプリを選択します。
2.「iTunes StoreとApp Store」を選択します。
3.Apple IDをタップし、「サインアウト」を選択します。

Apple IDが表示されている位置に「サインイン」が表示されるので、それをタップしましょう。Apple IDとパスワードを入力し、「サインイン」を押して再度サインインします。再度アプリのアップデートが正常にできるか確認してみましょう。

まとめ

アプリがアップデートできない場合、通信環境の見直しや再起動を試すとすぐに正常にアップデートできるようになることがあります。しかし、ご紹介した方法を実践してもアップデートができない場合、iPhoneのデバイス自体に問題がある可能性も考えられます。

その場合は、iPhoneの修理業者に相談してみるのもひとつの方法です。スマートクールは全国の大型モールに110店舗以上構える総務省登録修理業者であり、即日修理も可能です。できるだけ早く不具合を解消してiPhoneを使用したいときにも便利です。

「なぜアップデートできないのか原因がわからない」「iPhoneのデバイスが故障しているか調べてほしい」という場合は、ぜひお近くのスマートクールまでご相談ください。