iPadの充電が遅いときの対処法は?高速充電する方法も解説

iPadの充電が遅い場合は、充電環境や充電器・ケーブル自体に問題があるケースが多くあります。今回は、iPadの充電が遅いときの対処法や高速で充電する方法について詳しく解説します。充電時間が遅い原因を見極めて、適切な対処をしていきましょう。


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iPadの充電が遅い時の対処法8つ

ここでは、iPadの充電が遅い時の対処法を8つ紹介します。iPadは純正充電アダプターを使用して0%から充電する場合、約4〜5時間かかるとされています。充電時間が遅い場合はこれから紹介する対処法を確認し、ぜひ実践してみてください。

Appleの純正品の充電器を使う

iPadの充電が遅い理由のひとつに、純正品ではない充電アダプターやケーブルを使っていることが考えられます。

非純正品のものは仕様の違いや品質の問題で、充電が遅くなる可能性があります。充電ケーブルによっては純正ケーブルと供給できる電圧が異なる場合があり、iPad端末に負担をかける恐れもあるのです。

そのため、Appleの純正品またはMFi認証マークのあるものを使用しましょう。MFi認証マークはAppleが定めた規格で、iPadやiPhoneなどのAppleデバイスとの互換性が保証された製品に表示されます。MFi認証を取得するにはAppleの厳格な基準をクリアする必要があるため、安全性が保証されており、Apple製品で問題なく動作できます。今使用している充電器を確認し、必要に応じて交換しましょう。

コンセントから充電する

USBでパソコンなどから充電するとiPadを充電するのに必要な電力を供給できないため、充電が遅くなることがあります。確実に充電するためには、コンセントにアダプターを直接挿し込み、充電しましょう。

iOSを最新バージョンにアップデートする

iOSには節電機能に関するアップデートが含まれることがあります。iOSは定期的にアップデートが行われますが、それを放置していると不具合が起こる可能性があるので注意が必要です。iOSは常に最新バージョンにするよう心がけましょう。

アップデートの手順は以下の通りです。手順はiOSのバージョンによって異なりますが、ここでは基本的な手順を紹介します。

1.ホーム画面で「設定」アプリを開きます。
2.設定アプリ内で「一般」を選択し、「ソフトウェアアップデート」を選択します。
3.利用可能なアップデートが表示されたら、「ダウンロードとインストール」をタップします。
4.アップデートがインストールされたら、iPadが自動的に再起動されることがあります。そのまま待ちましょう。

これでアップデートが完了し、最新のiOSがインストールされます。

iOSアップデートが必要な場合は、ポップアップで通知されます。あとでアップデートしようとすると忘れてしまうことがあるため、アップデートの必要があるか定期的にチェックすると良いでしょう。

また、アップデートはバッテリー残量が一定以上必要になります。可能であれば、充電を行ってからアップデートすると良いでしょう。

充電中はiPadの使用を控える

充電中にiPadが作動していると、画面表示やアプリの処理、通信などに電力が必要になります。充電しながらこれらの動作を行うと、充電ポートから供給される電力を消費してしまうのです。

必要な電力がiPadの充電にまわらず充電速度が低下するため、充電中はアプリの使用を控えましょう。

充電口を掃除する

充電ポートにホコリやゴミが付着し汚れていると、接触不良により充電が遅くなることがあります。充電ポートを綺麗にする必要がありますが、掃除する際に水は使わず、乾いた綿棒で優しく拭き取りましょう。水はサビの原因になるため注意が必要です。圧縮空気などのエアダスターを使用するのも良いでしょう。

バックグラウンドアプリを閉じる

バックグラウンドで複数のアプリが待機していると充電スピードが遅くなることもあります。この原因は、バックグラウンドで動作しているアプリを使用し続けると、それに伴い電力を消費するためです。

iPadを使い続けるとアプリが起動状態のままになっていることもあるので、一度全てのアプリを閉じて通信を停止させましょう。

電源を切って充電する

iPadの電源が入った状態は待機電力を消費してしまうため、充電速度を遅くさせる原因になります。充電中は何も操作せず電源を切り、そのまま放置しておきましょう。電源を切ることで、デバイス全体のエネルギー消費が低下します。

これにより、充電中にデバイスがエネルギーを消費することが少なくなり、充電速度が向上します。

適切な温度下で充電する

充電スピードが遅いときは、充電環境も見直す必要があります。直射日光が当たる場所などで充電すると、正常に充電ができない可能性があります。さらに、バッテリーの劣化を早める原因にもなるため注意が必要です。

Apple公式サイトによると、iPadの最適な温度は16〜22度とされています。周辺温度が高すぎたり、低すぎたりする環境で充電を行うとバッテリーのパフォーマンスが低下し、充電速度が遅くなる可能性があります。

そのため、充電効率を高めるには適切な温度下で行うことが大切です。特に、夏場や直射日光の当たる車内など、高温になる場所では充電しないよう気をつけましょう。

iPadの充電が遅いのはバッテリーが劣化が原因かも

さまざまな方法を試しても充電速度が早くならない場合、バッテリーが劣化している可能性があります。バッテリーは消耗品のため、繰り返し充電すると劣化してしまいます。そのため、一度バッテリーの状態をチェックし、劣化していないか確認しましょう。

バッテリーの状態を確認する方法は以下の通りです。

1.ホーム画面から「設定」アプリを選択します。
2.「一般」を選択します。
3.「一般」内にある、「iPadのストレージとiCloudの使用状況」を選択します。
4.「iPadの使用状況」セクションに移動し、「バッテリー」から確認できます。

バッテリーの最大容量が85%未満になった場合は、バッテリーの交換が必要です。また、iPhoneを使い始めて2〜3年の場合も、バッテリー交換が必要になるタイミングです。

劣化しているバッテリーをそのまま使い続けると状態が悪化し、動作が遅くなったり突然シャットダウンしたりする可能性があります。そのため、トラブルを防ぐためにも早めに交換することをおすすめします。

バッテリー交換が必要な場合、信頼できる修理店に依頼しましょう。

スマートクールは総務省登録修理業者としてプロフェッショナルな技術者が専門知識を持ち、バッテリーの状態に応じて最適な対応を提供してくれます。全国の大型モールに110店舗以上展開しており、即日対応が可能です。効率的で信頼性の高いサービスを受けるなら、スマートクールがおすすめです。

iPadを高速で充電する方法

ここからは、iPadを高速で充電する方法を紹介します。外出前など短時間に早く充電したいときに、ぜひお試しください。

USB PD対応の充電器を使用する

USB PD(USB Power Delivery)は高い電力供給が可能なため、通常のUSBよりも高い電力で充電できます。これにより、より迅速かつ効率的にバッテリーを充電できます。iPadを急速充電するには、ケーブルもUSB PDに対応しているものを用意しましょう。ケーブルもUSB PD対応のものを使用することで、充電速度を最大限に引き出すことができます。

30W以上の充電器を使う

iPadを高速充電するには、30W以上の充電器を使用する方法もあります。30W以上の充電器を使用することで、短時間で充電できます。

通常iPadの充電器は12Wのものがほとんどですが、30W以上の充電器なら高速で充電できます。短時間でできるだけ早く充電したいときに便利です。

まとめ

iPadの充電が遅い原因はさまざまですが、まずは充電器はAppleの純正品のものかを確認しましょう。非純正品の充電器やケーブルは充電が遅くなる可能性があるため、MFi認証マークのある製品を選ぶことが重要です。また、充電中はiPadの使用を控え、バックグラウンドで起動しているアプリも停止すると早く充電できます。

色々な方法を試しても充電速度が改善されない場合は、バッテリーの劣化が原因である可能性が考えられます。一度バッテリーの状態を確認し、必要に応じて交換することを検討しましょう。今回紹介した内容を参考にしつつ、必要に応じて街の修理店に相談してみてください。