iPhoneは防水タイプならお風呂で使ってもOK?湿気による影響について解説!

入浴している際、湯船に浸かっている間は時間を持て余すことがあるため、iPhoneをお風呂で使用したいと考えている方は多いでしょう。またiPhoneが使用できれば、退屈せずに長風呂を楽しめるでしょう。 しかし、iPhoneをお風呂場で使うのはあまりおすすめできません。本記事ではiPhoneをお風呂場で使う際の問題点について詳しく解説いたします。


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iPhoneをお風呂で使うのはリスクがある

iPhoneをお風呂で使う際の様々なリスクについて見ていきましょう。

iPhoneの耐水性能はお風呂での使用が想定されていない

近年販売されているiPhoneの多くには耐水性能が備わっています。そのため、お風呂で使用しても問題ないと思っている方も多いかもしれません。

しかし、iPhoneはお風呂での使用が想定されて作られた製品ではありません。そのため、お風呂で使用すると耐水性能が備わっているモデルであっても、破損する可能性があるのです。

防水ケースに入れて使用すれば大丈夫と考えている方もいるでしょう。もちろん、通常の場合と比べて破損する可能性は少なくなりますが、完全にゼロになるわけではありません。ケースに入れていたとしても、お風呂の湿気や蒸気を遮断することはできないからです。

前提として、iPhoneはお風呂で使うために作られていないという点は理解しておきましょう。

耐水性能は水没を完全に防止するものではない

そもそもですが、なぜ耐水性能が備わっているのにお風呂で使用すると破損してしまうのでしょうか?その理由は耐水性能と完全防水の違いにあります。

違いを理解しづらいですが、耐水性能というのは水に対してある程度の耐性があることを意味します。それに対して、完全防水はありとあらゆる水濡れのトラブルから製品を守れる性能のことです。iPhoneは耐水性能が備わっていても完全防水ではないため、水没による故障を防ぐことはできないのです。

雨でiPhoneが濡れたとしても故障する可能性は低いでしょう。その程度の水濡れであれば問題ないのですが、お風呂だと完全に水没してしまう可能性があります。

逆に完全防水であれば、水没しても問題なく製品が使用可能です。iPhoneの耐水性能は多少の水濡れは問題ありませんが、水没に対する耐性はないと考えておきましょう。

結露が起こる可能性もある

お風呂場でiPhoneを使用する際に問題となるのが結露です。お風呂はお湯を使用しているため、湯気が多く発生し、湿気も多いです。ケースに入れていたとしても、わずかな隙間から湯気が入り、結露ができてしまいます。

この結露によってiPhoneが破損する可能性があるのです。結露によってiPhoneに水滴が付着するのはもちろん、見た限りでは濡れていないような場合でも内部で結露が起こっている可能性があります。

入浴中に使用し、暖かくなったiPhoneを外に持ち出すと、温度差で結露が生じる可能性もあります。このようにどれだけ注意をしても、お風呂場でiPhoneを濡れないようにすることはできません。水没させなくても結露が発生し破損する可能性があるため、なるべく使わないようにしましょう。

お風呂の湿気によるiPhoneへの影響は大きい

お風呂内の湿気によってiPhoneは故障する可能性があります。具体的にどういった影響があるのか詳しく解説いたします。

iPhoneの基板が破損する可能性がある

iPhoneの内部に湿気が入ると、基板が破損する可能性があります。基板は微弱な電流で動いています。そこに水分が入ると、微弱な電流が水分に流れてしまい、基板がショートしてしまうのです。

実際にiPhoneの充電口が濡れている状態で充電ケーブルを刺すと、過電流に関する警告メッセージが流れます。電子機器にとってショートや過電流の原因になる水分は非常に危険な存在なのです。

さらに基板には金属が使われているため、水分によって錆びついてしまう可能性もあります。見えている場所は濡れていなかったとしても、内部では問題が起こっている可能性があるため、お風呂場ではiPhoneを使わないようにしなくてはいけません。

そもそも操作できない場合がある

iPhoneを濡れている手で操作しようとしても、スムーズに操作することができないケースがほとんどです。また、水滴が付着すると水滴が落ちたことを指がタップしたと判断してしまい、誤動作を起こす可能性もあります。

お風呂場でiPhoneを使用するのは決して快適ではありません。早めにお風呂から出て操作した方がスムーズに操作することができるでしょう。

感電する可能性もある

使用者の手が濡れている状態で使用すると、iPhoneを動かしている電気が水分によって伝わり、感電する可能性があります。

お風呂場で充電しながらiPhoneを使用している場合はさらに危険性が高まります。電流のレベルは低いですが、体にも悪影響があるため注意しなければいけません。

Appleの保証サービスが適用されなくなる

Appleはお風呂場での使用を想定していないため、仮に破損した場合でもApple保証サービスが適用されることはありません。そのため、正規店で修理を行う場合は、多額の費用を支払わなくてはいけないため注意が必要です。

しかし、街の修理店では水没してしまった場合でも、安価な価格で修理できる場合があります。中でもおすすめなのが、スマートクールです。全国の全国の大型モールに110店舗以上構える総務省登録修理業者であるため、どの修理業者を利用すれば良いか分からない方は、ぜひお気軽にご利用ください。

iPhoneを水没させてしまった場合は?

iPhoneをお風呂場で使用する際のリスクを知らずに、水没させてしまった方もいるでしょう。そのような場合は、すぐに修理に出すようにしてください。問題なく使用できている場合も、修理に出すことをおすすめします。

なぜなら、目では見えないiPhoneの内部でトラブルが起こっている可能性もあるからです。現時点では問題なく動作していても、基板が破損している可能性もあります。

そのため、水没させたら必ず修理に持ち込むのを徹底しましょう。そこでiPhoneを水没させてしまった場合の対処法について解説いたします。

電源をオフにする

先ほども述べたように、iPhoneが濡れているのに使用を続けてしまうと、感電する恐れがあります。それを防ぐために電源は必ずオフにしましょう。電源をオフにしていれば、基板にも電流が流れないため、ショートによって破損する可能性は低くなります。

水気を拭き取る

見えている範囲の水分は必ず拭き取りましょう。充電口は見落としがちなため注意をしてください。ハンカチやタオルで拭き取るのが難しい場合は、ティッシュを活用するのもおすすめです。

内部に水分が侵入している場合は、自然乾燥するのを待つしかありません。なるべく通気性の良い場所にiPhoneを置いておきましょう。

SIMカードを抜く

iPhone本体ではなく、SIMカードが水濡れによって破損する可能性もあります。そのため、ピンを使ってSIMカードは早めに抜きましょう。iPhoneが濡れている状態でSIMカードを抜いてしまうと、より濡れてしまう可能性があるため、必ず水分を拭き取ってから行ってください。

まとめ

iPhoneをお風呂場で使っている方は多いかもしれません。問題なく使用できているから大丈夫だと考えている方もいるでしょう。しかし、非常にリスクの高い行動であることは把握しておいてください。

お風呂場でiPhoneを使うと、対策していたとしても破損してしまう可能性があります。お風呂での水没は、使用しないことで未然に防ぐことができるため、なるべく使わないようにしましょう。