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iPadのホームボタンが反応しない原因とは?
iPadのホームボタンが反応しないときには、次のような原因が考えられます。
iPadOSが最新ではない
iPadOSは最新版のものが最も安定して動作します。バグなどが見つかると、アップデートで修正されるためです。最新版のものではなく古いバージョンのものを使用していると、不具合を起こす可能性があります。
また、アップデートした直後には、iPad内部で環境の整理が行われるため、さまざまな処理が実施されます。その影響でホームボタンが反応しなくなるほか、バッテリーの減りが速くなったり、不具合が起こったりする可能性があります。
衝撃や水没で故障してしまっている
iPadは衝撃や水に弱いため、うっかり落としてしまった場合には要注意です。ホームボタンのところが直に衝撃を受けた場合には、故障してしまう可能性があります。見た目は壊れていないように見えても、内部の部品が影響を受けていることも多いです。
水没に関しては、完全に水に浸かった状態にはならなくても故障する可能性があります。洗面所などで水がiPadに飛び散ったときや、屋外で雨に打たれたときなどにも影響が出る場合もあるので注意しましょう。
また、ホームボタンの隙間にゴミやホコリなどが入り込んでいる可能性もあります。頻繁に指で触るものであるため、皮脂汚れも付着しやすいです。
関連記事:iPadが水没したかも!取ってはいけないNG行動と適切な対処法を解説
暑すぎたり寒すぎたりする環境で使用している
精密機器は極端な温度差に弱く、iPadも例外ではありません。特に高温になるとバッテリーが膨張することがあります。画面を圧迫し、その影響がホームボタンにも及ぶかもしれません。
夏場などで周囲の温度が高いときはもちろんのこと、長時間の使用で熱を持っているときなどにも注意が必要です。
暑い環境だけでなく寒い環境に置かれたときにも故障のリスクがあります。熱を持っている状態から急激に冷やされると結露が発生するためです。内部で回路のショートを引き起こし、その影響でホームボタンが反応しなくなる可能性があります。
容量が不足している
iPad本体のストレージ空き容量が極端に少ないと、さまざまな悪影響が出てきます。写真や動画などのデータを保存できなくなるだけでなく、データの処理がスムーズにいかなくなるためです。ホームボタンの不調につながる可能性もあるでしょう。
ストレージの空き容量を気にすることがそこまで多くないかもしれません。しかし、ホームボタンが反応しなくなっているのであれば、一度ストレージ容量を確認してみましょう。
もし、容量が一杯の状態であれば、不要なデータを消したりほかに移したりして空き容量を確保する必要があります。
経年劣化が進んでいる
iPadも長く使用していれば経年劣化していきます。故障の原因になるような使い方をしていなくても、さまざまな箇所に少しずつ不具合が出てくるでしょう。
ホームボタンに関しては、押しにくくなったり反応しにくくなったりする可能性があります。ホームボタン以外にも、動作が鈍くなってくるなどして使いづらく感じるのであれば、寿命と捉えて買い替えを検討することもひとつの策です。
【代替案】iPadのホームボタンが使えないときは仮想ボタンで対応できる
iPadを使用するうえで、ホームボタンが反応しないことは不便です。そこで、ホームボタンの代わりとして、仮想ボタンを使用する方法があります。
iPadの画面上に仮想のホームボタンを表示する際には、まず設定アプリを開きましょう。「一般」から「アクセシビリティ」の項目に入り、「タッチ」「Assistive Touch」へと進みます。
「Assistive Touch」から「最上位レベルのメニューをカスタマイズ」の項目に入ります。アイコンが6個表示されているので「-」をタップして、星印の「カスタム」だけが残るようにしましょう。
「カスタム」をタップすると割り当てる機能が表示されるので、「ホーム」を選択します。また、「Assistive Touch」の画面の一番上に「Assistive Touch」のスイッチがあるため、オンにしておきましょう。
そうすると、画面の下の真ん中あたりに仮想ホームボタンが表示され、タップするとホームボタンを押したのと同じ操作ができます。
ホームボタンは自分で直せる?対処法をご紹介
前述の方法により仮想ホームボタンを表示しておけば、とりあえずはiPadでこれまで通りの操作ができます。しかし、いつまでもホームボタンが使えないのは不便です。
その一方で、ホームボタンの不具合を自身で直せることもあります。では、次に紹介する方法をひととおり試してみましょう。
iPadを再起動する
再起動は不具合が生じたときにまず試しておきたい方法です。一時的な不具合であれば、たいていは再起動で正常な状態に戻ります。ホームボタンが反応しなくなった場合にも、まずは再起動を試してみましょう。
再起動の方法は、トップボタンを長押しして画面に出てくるスライダーを右側にスワイプするだけです。そうすると電源がオフになるので、30秒程度経過してから再びトップボタンを長押しすると再起動されます。
iPadのホームボタンが無効になっていないか確認する
iPadの設定アプリでホームボタンの機能を制限できるようになっています。そのため、設定を一度確認してみましょう。
設定アプリを開いて「アクセシビリティ」「アクセスガイド」へと進むとスイッチが表示されます。このスイッチがオンになっている場合には、ホームボタンの機能が制限されているため、オフにしてみましょう。
ホームボタンの掃除を行う
上記で解説したとおり、ホームボタンに溜まっているゴミが原因でうまく反応しない可能性があります。掃除をすると直る可能性もあるため、本体の電源を切ってから、柔らかい布で丁寧に拭いてみましょう。
iPadOSを最新のものにする
上記で解説したとおり、iPadOSのバージョンが古くないかどうか確認し、最新でない場合には更新してみましょう。
設定アプリで「一般」から「ソフトウェアアップデート」と進むと確認可能です。最新の場合にはその旨が表示され、最新でない場合には更新を促す画面になります。
ホームボタンに被っているものを外す
iPadに保護フィルムを貼っていたりケースを付けていたりする場合には、ホームボタンに干渉している可能性があります。一度外してから、ホームボタンが正常に反応するかどうか試してみましょう。
正常に反応するようであれば、保護フィルムやケースを別のものに替えることができれば問題なく使うことができる場合もあるでしょう。
自分で解決できないときは修理店への相談がおすすめ
上記で紹介した対処法を試してみても、解決しない場合には、iPadが故障している可能性があります。修理店に相談するのがおすすめです。
街の修理店である「スマートクール」は、大型ショッピングモールを中心に多く出店しています。総務省登録修理業者として確かな技術を持っているため、安心安全です。iPadのホームボタンの修理のほかにも、さまざまな修理や相談を受け付けています。
iPadの不具合なら、ぜひスマートクールにご相談ください。
まとめ
iPadのホームボタンは使用環境や経年劣化によって反応が鈍くなってしまうことがあります。反応しなくなったら、本記事で紹介した原因に該当していないかどうか確認してみましょう。
仮想ボタンを表示すればとりあえずは使えますが、使い勝手はホームボタンよりも劣るでしょう。あくまで直るまでの一時的な手段として使用が望ましいです。
対処法を試しても、改善しない場合には故障の可能性があるため、修理に出すのがおすすめです。