iPhoneの電池が何もしてないのに減る原因と対処法を紹介

「普段と同じようにiPhoneを使っているのに、最近充電の減りが早くて困る」という方はいませんか。電池の減りが早いと、外出先でiPhoneを使う際に気を遣わなければなりません。 しかし、電池が減る原因を知り対策を講じることで、電池の持ちを良くすることは可能です。今回は、何もしていないのにiPhoneの電池が減る原因と、電池を長持ちさせる方法についてご紹介します。


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まずはiPhoneバッテリーの最大容量を確認する

iPhoneの電池の減りが早く感じるときは、バッテリーの最大容量が減っている可能性があります。以下の手順でバッテリーの状態を確認してみましょう。

1.iPhoneのホーム画面から設定を選択する。
2.「バッテリー」を選択する。
3.「バッテリーの状態」にある最大容量の項目を確認する。

例えば、最大容量が90%の場合、満タンに充電しても90%以上は溜まらないと判断できます。一般的に、最大容量が90%以下になると、電池の減りが早いと感じる方が多くなるようです。

使用頻度によってはバッテリーの最大容量に差が見られますが、最大容量が85%以下であればバッテリーが劣化しているサインといえます。また、最大容量が80%以下の場合はバッテリー交換が必要です。

バッテリーが劣化しているなら交換が必要

バッテリーの最大容量が85%以下になると操作性が著しく悪くなるため、バッテリー交換が必要です。ここからは、バッテリー交換の依頼先をご紹介します。

Apple Storeに依頼する

iPhoneを購入してから1年以内の方や、Apple Care+を契約している方は、Apple直営店に依頼すると良いでしょう。Appleの保証に加入しているので、保証期間内であれば無償修理も可能です。バッテリー交換の修理時間の目安は、約1時間~4時間程度です。

ただし、診断に時間がかかることが多く、iPhoneの状態によっては修理を断られるケースもあります。また、修理の際にデータを消去してから行うため、事前にバックアップを取っておくことが必要です。

Apple直営店は保証期間であれば有効活用できますが、店舗数が少なく、持ち込み修理は事前予約が必要です。曜日や時間帯によっては混雑が予想されるため、すぐに対応したいときは街のiPhone修理専門店も検討しましょう。

街のiPhone修理専門店に依頼する

街のiPhone修理専門店に依頼すると、正規店よりも安価に修理することが可能です。データを消すことなく当日修理できるところも多くあります。ただし、1回でも街の修理店で修理すると、以後は正規の修理が受けられなくなるため注意が必要です。

Apple直営店が近くにない、Appleの保証に入っていない場合は、iPhone修理専門店のスマートクールを活用してみませんか。スマートクールは即日修理可能で最短30分から対応できるため、時間がない方にもおすすめです。

データが消えないので、バックアップを事前に取る必要もありません。総務登録修理業者であり、一定基準の技術が保証されています。安心して修理をお任せいただけるため、ぜひご検討ください。

【その他】何もしていないのにiPhoneの電池が減るのはなぜ?

バッテリーの最大容量に問題がなくても、iPhoneの電池が何もしていないのに減る場合があります。ここからは、電池が急激に減ってしまう4つの原因をご紹介します。

1.アプリのバックグラウンドでの作動

アプリのバックグラウンド処理(アプリを使用していない間に通信を行う処理)により、電池の減りが早くなる可能性があります。見かけ上アプリが起動していないように思えても、裏側で通信しているケースがあるからです。

特に、LINEなどの通知や天気予報、地図アプリといった位置情報サービスを利用するには、バックグラウンド処理が必要です。バックグラウンド処理が多いアプリを使っていると、通信が過度になってしまいバッテリーの負担になります。

使用頻度が少ないのにバッテリーの減りが早かったり、毎月通信制限がかかったりする方は、バックグラウンド処理が必要以上にされていることが原因かもしれません。

2.位置情報サービス(GPS)の使用

GPSを使用しているアプリは、位置情報の取得や音声案内、データ通信、画面表示などの機能を常時使用しているため、電池の減りが早くなりやすいです。

GPSがオンの状態だと、一度に複数の処理をしなければならず、バッテリー消費が大きくなってしまいます。さらに、端末の発熱につながる可能性もあるため注意が必要です。

ゲームアプリを使用するとカメラの起動も加わり、高い負荷がかかってしまうため注意しましょう。

3.Wi-FiやBluetoothへの接続

インターネット環境がない場所でWi-Fiをオンにしておくと、接続先を常時検索している状態になるため電池を消費しやすくなります。

BluetoothもWi-Fiと同様に、オンのままだと自動的に機器に接続されてしまい、バッテリーを消耗する要因にもなりかねません。ワイヤレスヘッドフォンやスピーカーを使わない場面でも、意図せず接続されてしまうケースがあるため気をつけましょう。

4.iOSのアップデート実施

iOSのアップデートの影響を受けて、電池の減りが激しくなっている可能性もあります。iOSのアップデートは機器拡張やバグの修正、セキュリティレベルの向上などが得られるため、定期的な更新が必要です。

本来であれば、iPhoneの機能を高めてより使いやすくする効果が見込めますが、古いモデルの場合は注意が必要です。

iOS13やiOS14にアップデートすると、ホーム画面操作の変更やウィジェット機能が追加されますが、その分電池の減りが早くなったというケースも少なくありません。古いモデルでは仕様変更に対応しきれずに、今まで以上にバッテリー持ちが悪くなることもあるようです。

iPhoneの電池の減りを遅らせる方法

普段の使い方を見直すことで、バッテリーの消費を抑えることができます。最後に、iPhoneの電池を少しでも長持ちさせる方法をご紹介します。

画面の明るさを抑える

iPhoneの電池を長持ちさせるために、画面を暗く設定することをおすすめします。画面を暗くすることでバッテリーの消費を抑えられるからです。暗くするには、設定をダークモードにして使ったり、黒い壁紙に設定したりすると良いでしょう。

ダークモードに切り替える方法は以下のとおりです。

1.iPhoneのホーム画面から「設定」を選択する。
2.「画面表示と明るさ」を選択する。
3.「ダーク」を選択する。

ダークモードに設定するには、iOS13以降のiPhoneでなければなりません。上記の操作方法でダークモードに切り替えられない場合は、アップデートを行うことで解決できるでしょう。

ダークモードはiPhoneの画面以外にも、各種アプリから設定できる場合もあります。使用頻度の高いアプリをダークモードにしておくと、電池の減りを遅らせるのに役立ちます。

自動ロックの時間を短く設定する

自動ロックの時間が長い場合、短く設定し直すことで電池の減りを遅らせることができます。自動ロックとは、iPhoneを使用していない状態が一定時間を超えると、自動的にスリープ状態になる機能です。

自動ロックが長く設定してあると、必要のない場面でも画面が表示され続けてしまい、電池の消費が大きくなってしまいます。

日常に支障がなければ、自動ロックの時間を最も短い「30秒」に設定するのがおすすめです。自動ロックの時間が短くなると、画面が表示される時間も短縮できるので、電池の消費を抑えられるでしょう。

自動ロックの時間は、30秒、1分、なしなど、7つのパターンから選べます。使い勝手を考えて、自動ロックの時間を設定しましょう。

自動ロックの時間を変える方法は以下のとおりです。

1.ホーム画面の「設定」を開く。
2.「画面表示と明るさ」を選択する。
3.「自動ロック」を選択する。
4.希望時間を設定する。

まとめ

iPhoneの電池が何もしていないのに減るときは、バッテリーの最大容量が減っている可能性があります。バッテリーが減っていると、満タンに充電しても最大容量以上にはなりません。
バッテリーの最大容量が85%以下の場合は、バッテリー交換の依頼をおすすめします。

また、電池が減る原因として、アプリのバックグラウンド処理やiOSのアップデート、GPS、Wi-Fi、Bluetooth、への接続の影響も考えられます。電池の減りを遅らせるために、画面を暗くしたり、自動ロックを短くしたりしながら、電池の減りを遅らせましょう。