iPhoneの画面がピンク色に!?画面焼けの原因と対策を紹介

iPhoneのディスプレイが突然ピンク色になったり、残像が残ったりするときがあります。これは「画面焼け」と呼ばれる症状で、放っておいても直ることはありません。本格的なトラブルに発展する前に、早めの改善を目指しましょう。 今回は、iPhoneの画面焼けが起こる原因と対処法をご紹介します。


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iPhoneの画面焼けとは?

画面焼けは、スマートフォンのディスプレイの画像表示機能のトラブルです。「焼き付き」とも呼ばれていて、iPhoneのディスプレイが突然ピンク色になったり、使ったアプリのアイコンが画面に残ったりします。

画面焼けが起きると画像や数字などが見えにくくなり、誤操作が増えて、iPhoneの使い勝手が悪くなります。眼精疲労にもつながりやすいため、放置は厳禁です。症状が悪化するとディスプレイの交換が必要になるので、早めに対処しましょう。

iPhoneのディスプレイには、液晶と有機ELの2種類があります。有機ELには画像がキレイ、電力消費が少ない、熱を持ちにくいなどのメリットがあるものの、その分画面焼けしやすい傾向があります。

iPhoneの新しいモデルは有機ELが採用されたものが多いため、使い方に注意が必要です。

iPhoneの画面焼けが起こるふたつの原因

iPhoneの画面焼けは、機種を問わず発生することがあります。ここでは画面焼けが起こる原因からみていきましょう。

1.同じ画面の長時間表示

ディスプレイの画面焼けが起きる直接的な原因は、同じ画像の長時間表示です。同じ色を長時間発光させるとディスプレイの画像表示機能にトラブルが生じ、色や画像が残ってしまいます。

たとえば、iPhoneでゲームなどのアプリやサイトを開き、画面を止めたまま長時間放置すると、焼き付きが起こります。

1度画面焼けが起こると自然には直りません。そのため、iPhoneを使用するときは、同じ画面を長時間表示させないように注意しましょう。

2.長期使用によるディスプレイの劣化

長期使用によるディスプレイの劣化も画面焼けが起こる原因です。とくに、白色の発光を長期間使い続けるほど、機能低下のリスクが高まるとされています。

また、強い日差しの下で長期間iPhoneを使うと画面焼けを起こしやすいので注意しましょう。太陽光に含まれる紫外線がディスプレイの発光素子の劣化を早める原因になるためです。

iPhoneの画面焼けを改善させる方法

ここではiPhoneの画面焼けを改善する方法を解説します。液晶、有機ELとディスプレイの種類によって対処法が異なるので、お手元のiPhoneを確認して作業を進めてください。

【液晶ディスプレイ】画面焼け解消方法

iPhoneのディスプレイが液晶の場合は、セルフメンテナンスである程度対処できます。次のふたつの方法を試してみましょう。

白い壁紙を表示させ続ける

特定の画像が焼き付いたディスプレイを改善したいときは、白い壁紙に変えてみてください。画面焼けは、特定の色の発光が続いたときに生じるものです。白い画像を一定期間表示させ続けると、ディスプレイの残像や色ムラが直る可能性があります。

壁紙を真っ白にする手順は、次のとおりです。

1.Photoshop などのグラフィックアプリで白一色の壁紙画像を作り、JPEGファイルで保存する
2.「設定」画面から「画面表示と明るさ」、「自動ロック」、「なし」の順にタップして、スリープ設定をオフにする
3.「設定」画面から「壁紙」、「新しい壁紙を追加」をタップし、作成した白い壁紙を選択して表示させる
4.画像が焼き付いたときと同程度の時間を目安に、白い壁紙の表示を続ける
5.ディスプレイの色ムラや残像が消えたら、スリープ設定を元に戻す

ディスプレイの輝度を下げる

iPhoneのディスプレイの輝度を下げておくのも画面焼けの解消に効果的です。輝度を下げるとディスプレイに画像やアイコンを表示する光が弱まり、残像が出にくくなります。

ディスプレイの輝度を下げる手順は、次のとおりです。

1.「設定」画面から「画面表示と明るさ」を選択する
2.「明るさ」のスライダーを左に寄せて、画像が消えない程度に輝度を下げる

前述した壁紙を真っ白にする方法とあわせて試してみてください。

【有機ELディスプレイ】画面焼け解消方法

iPhoneのディスプレイが有機ELの場合は、セルフメンテナンスで画面焼けを解消できません。液晶の対処法と同じように、白い画面にするのはNGです。かえって素子の劣化を早めてしまうため、ディスプレイの交換、またはiPhoneの買い替えを検討しましょう。

iPhoneの修理先として、主に以下のふたつがあります。

Apple Storeに修理を依頼する

iPhoneの修理先のひとつにApple storeがあります。Apple storeでの修理は、公式サイトで予約してから直営店に持ち込むか、郵送でiPhoneを送るかのどちらかです。どちらの方法でも修理をするときにデータが消去されるため、自分でバックアップを取っておく必要があります。

街のiPhone修理専門店に修理を依頼する

保証期間が経過している場合やすぐに修理したいときは、街のスマートフォン修理店に依頼するのがおすすめです。依頼する修理店によっては、正規店に依頼するより安価で修理できることもあります。データそのままで当日修理できる修理店が多く、大変便利です。

スマートクールでもiPhoneの画面焼けによるディスプレイ交換に対応しています。

iPhoneの修理実績の高い総務省登録修理業者なので、大切なiPhoneをお任せください。スマートクールではデータを消さずに修理できるため、バックアップを取る手間がかかりません。

修理内容によるものの、最短30分から修理が可能です。仕事のお昼休みなどの隙間時間を使ってiPhoneを修理したいときにも、お気軽にご相談ください。

iPhoneの画面焼けを予防する方法3選

iPhoneの画面焼けが1度起きると、完全に解消するのは難しいです。修理には費用も時間もかかるため、画面焼けを起こさないのが第一です。ここからは、画面焼けを予防する方法をみていきましょう。

同じ画面を長時間表示しない

画面焼けを起こさないためには、長時間同じ画像を表示させないことが大切です。特定の発光が同じ場所で続くと色ムラや残像ができやすいため、使っていないサイトや見てもいない画面はこまめに消すことをおすすめします。

iPhoneの画面の自動ロック機能の設定時間を短くするのも効果的です。

画面を明るくし過ぎない

ディスプレイの輝度を下げて使用するのも画面焼けの予防として有効です。特定箇所に強い光が当たり続ける状況を回避できます。

輝度を下げるとともに、ディスプレイの明るさの自動調節機能をオンにしたり、低電力モードをオンにしたりするのも効果的です。画面が見やすさに影響しない範囲で調整してみてください。

直射日光が当たる場所で使用しない

紫外線はディスプレイの発光素子の劣化を早めてしまうため、できるだけ直射日光を避けることが大切です。iPhoneを窓際に置いて放置する、または充電するのはNGと考えましょう。

屋外でiPhoneを使うときは、なるべく日陰を意識しましょう。UV対策フィルムを画面に貼っておくのもおすすめです。

まとめ

iPhoneに画面焼けが起こると数字や画像が見にくくなり、使い勝手が悪くなります。画面焼けは放っておいても直らないので、早めの対処が必要です。

画面焼けが起こると完全には直りにくいため、予防が第一です。普段の使い方も見直して、大切なiPhoneを長持ちさせましょう。困ったときには、街の修理店に相談するのも良い方法です。