iPhoneがすぐ熱くなる原因は？6つの対策も解説 | iPhone修理・ipad修理・スマホ修理やスイッチ修理のお役立ち総合情報サイト「スマテクマガジン」

iPhone本体がすぐに熱くなると、故障してしまうのではないかと不安に感じてしまいますよね。熱いまま使い続けると、急に電源が落ちるなどのリスクがあります。今回は、iPhoneが熱くなる原因や対処法を解説いたします。

1 iPhoneがすぐ熱くなる原因は？
2 iPhone が熱いまま使い続けるリスク
3 iPhoneが熱くなったときの6つの対処法
4 まとめ

iPhoneがすぐ熱くなる原因は？

まずは、iPhoneがすぐ熱くなる原因から解説いたします。日頃の使い方を振り返ってみましょう。

充電しながら使っている

日頃、充電しながらiPhoneを操作していると、iPhone本体が熱くなってしまいます。

これは、熱を逃がすことができないことが原因です。iPhone本体が熱くなるだけでなくバッテリーにも負荷がかかるので、十分に注意しましょう。

また、Apple純正品以外の充電ケーブルの使用も、iPhone本体が熱くなる原因のひとつです。

CPUに負荷がかかっている

CPUとは「中央処理装置」のことで、iPhoneの頭脳といえます。高性能な計算やデータ処理など、常にさまざまな処理を高速で行っています。

CPUへ大きな負荷がかかると、発熱するケースが多くあります。冷却が追い付かなくなるため、iPhoneが熱くなってしまうのです。

とくに、最新のゲームは綺麗なグラフィックの使用により、CPUの負荷が非常に大きくなると考えられています。

また、iPhoneのモデルやiOSのバージョンによっても異なりますが、GPSや位置情報サービスの使用はCPUへ負荷がかかりやすいといわれています。

ゲーム機やPCであれば冷却ファンが付いていますが、iPhoneにはそのような装置はありません。

また、多くの写真や動画などのデータをiPhone内に保存することもCPUに負荷をかける原因のひとつです。

複数のアプリを開いたままにしている

GPS機能の付いたアプリをバックグラウンドで開いたままにしている方もいるのではないでしょうか。アプリはこまめに閉じるように心がけることが大切です。

また、CPUへの負荷が大きいゲームや動画などのアプリは長時間使用しないように気をつけましょう。

気温が高く・直射日光が当たっている

高温多湿な場所でiPhoneを使っていると、本体が異常に熱くなることがあります。

iPhone端末が高温になりすぎると警告画面が表示され、温度が下がるまで一定時間使用できなくなります。

直射日光の当たらない日陰に入って使用するなど、極端に暑い場所は避けて使うようにしてください。真夏の車内も要注意です。35℃以上の場所ではiPhoneを使用しないようにしましょう。

iPhone が熱いまま使い続けるリスク

熱いまま使い続けているとどのようなリスクがあるのでしょうか。起こり得るトラブルについて解説いたします。

iPhoneのアプリが急に落ちる

iPhoneのCPUに負荷がかかることで、アプリが急にフリーズしたり落ちたりすることがあります。

とくに3Dゲームやマップなどのアプリの使用は、CPUに負荷がかかりやすいです。CPUに負荷がかかると、アプリの使用中に強制終了することもあります。データの保存前にアプリが落ちてしまうとデータが消えてしまうおそれもあるため注意が必要です。

iPhoneの電源が落ちる

iPhoneは本体が熱くなりすぎると、故障を防ぐために急に電源が落ちることがあります。PCでも、本体が熱くなりすぎると電源が落ちる場合がありますが、iPhoneでも同様のことが起こるのです。

一度電源が落ちるとすぐに使いたくても一定時間は電源が入らなくなることもあります。何度電源を入れてもAppleのリンゴマークから一向に画面が切り替わらない「リンゴループ」と呼ばれる症状に陥ることもあるので注意しましょう。

iPhoneが発火する

バッテリーが膨張して発熱すると、最悪のケースでは火が出てしまうおそれも考えられます。

頻繁に起こることではありませんが、発火や爆発が起こり、事故にならないように注意が必要です。

iPhoneが熱くなったときの6つの対処法

iPhoneが熱くなってしまったときの具体的な対処法を解説していきます。

1.iPhoneの電源を切って冷やす

iPhoneケースを外してすべてのアプリを閉じてから電源を切り、直射日光の当たらない涼しい場所に置きましょう。うちわや扇風機などで涼しい風を当てることも有効です。

また、冷却ファンや冷却シートを使用する方法もあります。ただし、早く冷やすために冷蔵庫や冷房の風に当てることは避けましょう。内部結露を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。

2.キャッシュをクリアにする

キャッシュとは、アクセスしたウェブサイトや起動したアプリなどのデータを一時的に保存するものです。しかし、キャッシュは蓄積することで、iPhoneのストレージを圧迫する原因となります。定期的に削除しましょう。

Safariのキャッシュをクリアする方法は以下のとおりです。

1.設定からSafariを選択する
2.「履歴とWebサイトデータを消去」のオプションを選ぶ

キャッシュを削除することでストレージの容量を空けることができます。ただし、キャッシュを削除すると一部アプリのアクセスが一時的に遅くなることがあるので注意が必要です。

3.データの容量を減らす

データ容量を減らすことも重要です。使用していないアプリを削除しましょう。

操作方法は以下のとおりです。

1.「設定」から「一般」を選ぶ
2.「情報」を選び「ストレージ」が表示される
3.不要なアプリを選択して削除する

さらに、iPhoneのストレージ容量を整理することも効果的です。

「設定」から「一般」の項目に進み、「iPhoneストレージ」を確認して、不要なアプリのアンインストールや写真を削除します。これにより、CPUへの負担を減らしてiPhoneの発熱を抑えることができます。

また、カメラ性能が良くなったことで写真や動画の容量が以前より大きくなりました。

写真や動画などいらないものは消すか、もしくはiCloudなどのストレージサービスを利用して整理しましょう。

4.iPhoneカバーを変える

手帳型のiPhoneケースの使用など、iPhone全体が覆われてしまっていると熱がこもりやすく放熱が阻害されるため、カバーを見直す必要があります。

前面と背面が解放されているデザインの「バンパーケース」や、アルミ素材のケースがおすすめです。バンパーケースは衝撃を吸収し、放熱を促進する効果があります。アルミ素材は熱伝導率が高く、iPhoneの放熱を助けてくれます。

5.アプリの自動更新をオフにする

アプリの自動更新をオフにすると、アプリのデータが自動的にダウンロードされなくなり、使用しないときにアプリが起動する機会が減ります。

アプリの自動更新をオフにする方法は、以下のとおりです。

1.「設定」から「一般」を選択
2.「Appのバックグラウンド更新」をオフ

自動更新をオフにすると、ストレージの圧迫やiPhoneの発熱を防ぐことができます。ただし、手動でアプリのアップデートを行う必要があることを把握しておきましょう。

6.バッテリーを交換する

iPhoneが熱いままの場合、バッテリーの劣化も原因と考えられます。前述の対処法を試しても改善しない場合は、バッテリー交換や機種変更を検討する必要があります。

iPhoneが熱くなったまま使用するとリスクがあるため、早めの対処が重要です。

バッテリー交換をはじめiPhoneの不具合については、スマートクールへお気軽にご相談ください。最短即日での交換・修理にも対応しております。総務省登録修理業者でプライバシーマークも取得しているため、安心してお任せください。

まとめ

iPhoneが熱いまま使用を続けると、急にアプリや電源が落ちるなどさまざまなリスクがあるので、十分に気をつけましょう。この記事でご紹介した対処法を試しても、iPhoneが熱いままの場合はバッテリーの劣化の可能性があります。バッテリー交換や機種変更をしましょう。

iPhoneが熱いと端末に過剰な負荷がかかっていることが多くあります。異変に気が付いたらできるだけ早く対処するようにしましょう。